文/中国の大法弟子
【明慧日本2024年1月7日】私は1996年に大法の修煉を始めた年配の弟子です。20年以上波瀾万丈の修煉の中で、北京へ陳情に行き、修煉を堅持し、迫害の実態についての資料を作製しました。そして不法な家宅捜索、労働教育、洗脳班で拘禁、拷問などを経験しました。これらの魔難の中、私は絶え間なく学法し、師父が私たちに伝えてくださったのは宇宙大法であり、私たちに真・善・忍の基準で自分自身を厳しく要求すべきであることに気づきました。私は師父の教えを心に留め、強力な正念を持ち、すなわち強い神念を持つということが最も大事であると悟りました。「真・善・忍」を修煉するのは悪いことではありません。修煉の過程でどんな困難に遭遇しても、真に自分を修煉者として自覚し、心を正し、揺るぎない正念をもって対処すれば、乗り越えられない困難はないのです。
ここで私の経験をひとつお話しします。
2004年、私は北京に陳情に行き修煉を堅持することで、拘置所に不法に拘留されました。その年は気温がマイナス13度で非常に寒いです。私は35サイズの靴を履きますが、警察は私に靴の代金を請求し、43サイズの布製の靴を渡されました。私は505監房に連れて行かれ、ここにいるのは、殺人者、放火犯、麻薬中毒者、喧嘩による犯罪者など、あらゆる種類の受刑者がいました。これらの受刑者は皆ベッドで寝ていましたが、私は法輪功を修煉していると言う理由でコンクリートの床で寝ることを強制されました。気温は零下13度で、ドアも窓も開けられており、風は強くて寒かったのですが、毎日バケツ一杯のお湯しか与えられませんでした。私は自分が修煉者であることを自覚し、彼女らに真実を語り、法輪功の修煉には病気の治癒と健康保持に奇跡的な効果があること、法輪功は人々を善良な人間にすること、善悪には報いがある、その道理などを話すと、皆喜んで耳を傾けました。彼女たちは毎日肉体労働をしなければならないので、私は時々それを手伝います。徐々に、彼女らの間で喧嘩が減り、とても静かになってきました。
ある日、警官が鉄門越しに大声で「まだ修煉するのか?」と尋ねました。私はとても穏やかに答えました。「修煉します。呼吸がある限り最後まで修煉します。法輪大法は佛法修煉法です。大法を大切にする一念で、神はあなたに幸福と平安を与えてくださいます」しばらくして、警官は私をオフィスに呼び、「あなたは彼女たちに何と言いましたか? あなたがここに来てから、とても平和になりました」私は警官に、師父が私たちに高い道徳基準を持ち、善良な人間になるようにと教え、そして悪いことをしないように師父の教えを彼女たちに言い聞かせました。警官は「おばあさん、あなたはとても優しいですね。観点の違いで政府が禁じなかったら、ぜひあなたとコミュニケーションをとりたいものです」と言いました。
505房の受刑者たちは私に対する態度を徐々に変えていきました。中には自分の掛け布団を持ってきて床に敷いてくれる人もいました。「コンクリートの床で寝るには寒すぎて、数日も耐えられないはずなのに、あなたはこの高齢で、1カ月近く寝ていても、体は全然大丈夫ですね」と彼女たちは言い、大法の素晴らしさを目の当たりにしました。私が煉功するとき、みんな見張ってくれました。この監房のボスは、自分の掛け布団から綿を引き裂いて、私の靴の中に敷いてくれました。そして「ここに来てから、誰にもこんなことしたことないよ。おばあちゃん、あなたが初めてだよ。あなたは良い人だから、こうしたんだよ」と言いました。また、釈放されたら、私のところに法輪功を習いに来ると言ってくれた受刑者もいて、私は本当に嬉しかったです。大量の麻薬を販売し、麻薬を服用した受刑者がいましたが、彼女は死刑を宣告されてもおかしくないのですが、彼女は大法弟子に優しく接し報われたため、わずか14年の刑を宣告されました。
解放されたとき、彼女たちは私の手を握って、離そうとしませんでした。涙を流し、これから必ず良い人になるよと言う人もいました。
私が悟ったのは、私たちが神念を持ち、つまり大法を強く信じ、自分の周りで起こるすべてのことを大法の原理で対応する限り、すべてが変わり、周囲の環境と人々の考えも良い方向に変わります。