文/遼寧省の大法弟子
【明慧日本2024年2月17日】私は今年64歳です。1998年から法輪大法を学び始めました。今日は私と姑との物語を書きます。姑は100歳で、法輪大法を学んではいませんが、大法弟子に優しく接してくれているので、師父に寿命を延長されました。
姑が語ってくれた物語
私が法輪大法を修煉し始めた時、姑は若いころに聞いた物語を教えてくれました。「ある山で修行していた2人の尼僧がいた。ある日、強盗が尼僧から財を奪おうと山を登ってきた。強盗が2人の尼僧に近づくと、年長の尼僧は落ち着いてゆっくりと座り込み、そのまま息を引き取って円満成就した。しかし、若いほうの尼僧は怖くなって、あっちこっちと隠れようとしたが、やがて強盗に捕まってしまった」
姑は、「年上の方は成就した」と言いました。私は姑の話を聞いて「姑は本当に悟りが良いのだ。もしかしたら、姑は歴史の中で修行をしていたのかもしれない」と思いました。
姑は、警官が私を連行しようとするのを阻止した
私は法輪大法への信仰を捨てず、続けて修煉をしているため、中国共産党当局に迫害されました。警官が家に来て、私を連行しようとした時、姑は大声で言いました。「この子を連れて行かないで! この子に世話をしてもらわなければならないのだ!」と、警官は連行するのを止めました。
警官が家宅捜索して、VCDプレーヤー(師父の説法のビデオを見るためのもの)を持ち去ろうとした時、姑は一歩前に出て道を塞ぎながら、「それは私のものだ、触るな!」と厳しく言いました。警官は本当に触ることはありませんでした。当時、姑はすでに80歳を過ぎていました。
姑は、刑務所から解放された私を優しく接してくれた
中共が法輪大法に対する嘘の宣伝を聞いて信じたため、夫の家族や親戚十数人は私が刑務所から帰宅したとき、私に冷たく対処しましたが、姑だけが私の手を取って握り「大変だったね」と言ってくれました。姑の目には涙が浮かんでおり、私の目にも涙が浮かびました。
帰宅してからも、私は当局から度重なる悪質な嫌がらせを受けました。夫はそのプレッシャーに耐えられず、重い病気になって亡くなりました。姑は、それでも私に「本を読み、功法を煉り、師父に線香をあげてね」と、何度も言ってくれました。姑が私に優しく接してくれたのは、私が以前、「私は法輪功を修煉しています。私の師父が、お義母さんに親孝行することを教えてくれました」と話したことがあったからです。姑は私に「もし、読み書きができて、耳がよく聞こえるようだったら、私も法輪功を学ぶ」と言ったこともありました。
私と姑の約束
その後、私はほかの地方へ引っ越し、あれから十数年が経ちました。姑はずっと故郷で自分の子供たちと暮らしていました。姑とは遠く離れており、当局が私の身分証明書を使うのを監視しているため、姑と会うのはとても難しいことでした。十数年前、姑に別れを告げた時「次はいつ会えるの?」と言いました。
「私の師父がお戻りになったら、会いましょう。絶対、待っててください!」と、私は真剣に大声で話し、姑と約束をしました。
こうして姑は、100歳になった今も、師父のお帰りを待っています。「おばあちゃんは何度も大病を患い、私たちも葬儀の準備をしていましたが、奇跡的に回復しましたのよ」と、娘が話してくれました。その時私は、「師父が姑の寿命を延ばしてくださったこと、姑自身が善の心を持ち大法弟子に優しく接していたこと、姑は大法の加護を受け、福報を得たのだ」と思いました。
法を正す時期が終わりに近づき、師父のお帰りになる日も遠くない今、姑には頑張って、師父のお帰りを待ち、その目で師父の姿にお目にかかることができるよう願っています。その日こそ、姑と私が会う約束の日だからです!