新修煉者:過去2年間の私の修煉体験
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年9月3日】私は2019年に法輪大法の修煉を始めました。修煉してからそれほど時間が経っていませんが、多くの恩恵を受けています。過去2年間の私の修煉体験を共有し、慈悲深い李洪志師父の救いに感謝したいと思います。

 私は1980年代生まれで、夫は私より4歳年上です。私たち夫婦は、一方は中国の南部の出身で、一方は北部の出身で、教育や社会的な育ちの違いにより、私たちは多くの問題で意見が異なり、人々への接し方も異なりました。それで私たちは結婚して何年も経ちましたが、不平不満が多く喧嘩が絶えませんでした。私は心身共に疲れ果て、夫に対して大きな憤りを感じていました。

 師父はこう説かれました。

煉功者としては、殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さないで、常に高い基準で自分を律しなければなりません」[1]

 夫と意見の相違があったとしても、私はもう夫と言い争うことはありません。私はできるだけ非難したり不平を言ったりする事をなくし、大法の基準に従って自分を律し、大法の立場に立って、より寛容で理解のある者になるように努めています。

 以前夫から、私はだらしがなく怠け者だとよく文句を言われましたが、今は叱られることはなくなりました。私はむしろ苦しくても頑張っている寺の小坊主のような存在になりたいと思っています。もっと働いて、文句を言われるのを減らしたいと思います。師父は次のように説かれました。

 「小坊主はつね日ごろ苦労しているので、業を滅することが速いし、悟りを開くのも速く、もしかするとある日彼は突然功を開くかも知れません」[1]

 私はもはや彼に不平や憤りを抱いていません。私の心の中には穏やかさがあるだけです。夫は私が大法のおかげで大きく変わったので、干渉することはなく私の修煉をサポートをしてくれます。

 息子も大法を修煉する

 息子も法輪大法の修煉を始めました。毎晩寝る前に、轉法輪の短い一節を一緒に読んでいます。最初は、分からない漢字がいくつもあり、長い文を正しく区切って読む事ができませんでした。大法の法を学ぶにつれて息子の智恵も開きました。彼は今では『轉法輪』を流暢に読めるようになりました。

 私たちの法への理解に基づいて、いくつかの経験を共有することがよくありました。私は法理に基づいて彼を指導しようとしましたが、彼は勉強や生活面で抱えている問題に対処する方法を学びました。彼はまた、自分の心性を保てないときは自分の内に目を向けるよう、私に諭してくれました。

 息子は好奇心旺盛な年頃なので、時々私の怒りを引き起こさせました。私は優しい言葉で彼を説得しようとしましたが、彼はいつも聞く耳を持っていなかったので、私の怒りは爆発しました。その後私は師父の説法を心で唱えました。

 「子供をしつける時にも、ひどく怒り、かんかんになる人がいますが、しつけはそこまでしなくてもいいはずで、本気で怒ったりせず、理性的に教育して、はじめて本当に良い子供を育てることができます」[1]

 私は心が落ち着いてから、辛抱強く彼と話し合いをしました。

 中国の親たちは現在、子どもたちにスポーツ、音楽、芸術などの放課後の授業を受けさせ、さまざまな分野で習得してほしいと考えています。私も息子にたくさんのクラスを受けさせました。しかし、法を学び続けるうちに、これは間違いであることが分かりました。息子には何でも上手になってほしい、それはただの私の願いでした。師父はこう説かれました。

 「そのような考え方は妄想です。あなたは他人の生活に干渉し、他人の運命を左右することができるはずがありません。妻や子供、親、兄弟などのような家族の人たちの運命も含めて、他人の運命があなたの思い通りになることがありえるでしょうか?」[1]

 私の息子は大法学習者の家庭に生まれ、法を学びに来たのですが、毎日たくさんの宿題と授業があり、法を勉強する時間が無くなっていました。そこで私は彼の授業の多くをキャンセルしました。他の子供たちが出来て彼が出来なくても執着しなくなりました。それは私の名声への執着だったのです。

 私は彼が今生で法を得ることができて幸運であり、それが彼への最大の祝福なのだと分かります。私は彼が正しく修煉し、真の大法学習者になるように指導いたします。慈悲深い師父は、間違いなく彼のために最善の手配をして下さることでしょう。

 三つのことをしっかり実践する

 『轉法輪』を四度目に読んだ後、私は法をこれ以上理解することはできないと感じました。その後、明慧ネットのサイトを見ると、学習者に法を暗記するよう奨励する多くの記事を読みました。私もとても励まされて、暗記してみることにしました。

 最初は難しくて、2時間で2段落しか覚えられませんでした。文章を何度も暗唱して覚える必要がありました。私はようやく『轉法輪』を暗記し終えるのに8か月かかりました。2回目に暗記したときは、明らかにスピードが速くなりました。以前に理解できなかった部分も、二回目に法を唱えると、より深い意味がはっきりと分かりました。時々、足を組んで結跏趺坐(坐禅)して法を唱えると、全身がエネルギーに包まれるのを感じました。

 私は親戚や友人に真実を明らかにしました。しかし、私は法の勉強が足りず、正念が足りなかったので、知らない人に面と向かって近づくことはできませんでした。私は断られるのではないかと不安になることが多かったので、優しそうな人にしか話しませんでした。

 私は近隣地域に配布するために真実を明らかにする資料を印刷し始めました。大法の素晴らしさを知らず、私を拒否する人たちがいたので、私は正念を送り、彼らの背後にある妨害を排除しました。

 2020年のパンデミックにより、私が住んでいた地域は封鎖されました。住民は外に出ることができず、部外者は中に入ることができませんでした。配布されていない真相資料がたくさんあったため、私はそれらを自分の地域の住民、全世帯に持っていくことにしました。しかし、エレベーターには監視カメラが設置されており、一部のアパートではドアにカメラが設置されていたため、これは危険でした。建物に出入りする住民と遭遇するのは避けなければならないので、午後10時過ぎに外に出て階段を使っていました。私たちの地域の建物はすべて18階建てです。そのため、頂上に登った後で休憩をとり、最上階から下に資料を配布することが多かったのです。

 自分の心性を向上させる

 法を学び続けるうちに、私は自分には多くの執着があり、その中には嫉妬、恨み、色欲、不謹慎な発言、見栄、名声、富など、取り除くのが難しいものがあることに気づきました。以前は、問題に遭遇したとき、外に目を向けていましたが、今は内に目を向けるべきだと分かりました。

 師父はこう説かれました。

「トラブルが起きるのは、偶然ではありません。修煉する全過程において、業力を転化させる中で、このようなことが起きるのです」[1]

 私は修煉者ですが、師父は私の人生全体を変えてくれました。私が遭遇するあらゆる葛藤は、私の心性を向上させ、業を転換させるための試練です。しかし、これは言うは易く行うは難しです。納得出来ない心、憤りの心、競争心、などの思いが今でも時々湧き出てきて、抑えることができませんでした。

 師父はこう説かれました。

 「われわれの法門は、人心を真っ直ぐに指すもので、個人の利益や対人関係の軋轢において、それらのことを気にかけないでいられるかどうかが肝要です」[1]

 再び葛藤に遭遇し、心が掻き乱されるとき、私はただ瞑想して心を落ち着かせ法を思い出し、どれだけ法を理解できるのか自己練磨し、その後で、私の怒りや恨みを徐々に減らして、師父が求めておられる平安と慈悲の状態に到達していきます。

 私は今生で法を得る事が出来たので、師父の慈悲深い救いに対してどれだけ感謝してもしきれません。必ず努力して前に進み、誓いを果たし師父と共に帰ります。

 法に反することがあれば、同修の慈悲深いご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/5/436783.html)
 
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