【慶祝513】20年間続けてきた村での除雪
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2024年5月10日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 20数年間の大法修煉の道を思い起こすと、感無量です。師父の慈悲なるご加護があって初めて、私たちは多くの浮き沈みや魔難を乗り越えることができました。第25回世界法輪大法デーに際し、私は同修と一緒に20数年間、地域の除雪作業を行ってきたことを師父にご報告し、同修の皆さんと分かち合いたいと思います。

 私は東北地方の田舎町に住んでいます。昔、この辺りには誰も管理していない、長い未舗装道路の区間があって、険しい坂や溝、峠が多く、急な勾配や90度カーブしている道もありました。こうした道路状況は歩行者、および大小の通行車両に多くの危険をもたらし、交通事故も多発していました。特に雪が降ると事故が多くなり、転倒する人も珍しくありませんでした。

 2000年、周りの同修とこの問題について話し合った結果、私たち大法弟子は「真・善・忍」を実践する修煉者なので、その日から、人々に危険をもたらすその区間を管理しようと決めました。師父は私たちに、「何かをするときには、まず他の人のことを配慮して無私無我で、なおかつ他人を先に、自分をあとにするという正覚にまで修め遂げなければならないのです」と教えられているからです。(『精進要旨』「佛性に漏れなし」)

 こうして、雨の日には、私たちは雨水に流されて崩れてしまった路面に砂や土を敷いて補修し、雪の日には、雪をきれいに掃いてから炉の灰や砂などを持って行き、シャベルでは取り除けなかった氷の上に撒き、滑り止めの効果を得ました。

 この作業を始めた頃は、法輪功への迫害が頂点に達していた時期で、同修は皆さまざまな考えを抱いていて、心性も大きく試されていました。我が家は4人兄弟、家族および親戚のほとんどが大法を修煉しており、心理的なプレッシャーもとても大きかったです。しかし、交流を通じて、私たちはやがて全員、恐れる心を放下し、雪が降る度に正々堂々と、そして楽しく除雪をしていました。

 最初の数年間、経済状況があまりよくない私たちは車がなく、雪かきも基本的には両手に頼り、鉄のシャベルで少しずつ取り除き、竹箒で少しずつ掃きました。大雪となれば、私たちの労働量も増え、冬の最も寒い日は薄着していても、汗だくでした。しかし、誰も辞めず、文句も言わず、楽しそうにやっていました。

 その後、私たちは経済的に豊かになり、車も買ったので、除雪区域を近隣の村々の6、7か所の急な尾根や斜面にまで拡大しました。当初、私たちの行動に対し、現地の村民から議論や疑問、困惑の声が上がっていました。私たちがお金をもらっていると言う人もいました。私たちが無償で雪を掃き、無条件で皆に奉仕する大法修煉者であることを知ると、世論は沸騰しました。小さな食料品店から理髪店、そしてスーパーマーケットまで、人々は嬉しそうに法輪功を称賛し、噂も急速に広まりました。

 特にドライバーたち、子供の登下校の送り迎えをしている保護者、そして生徒たちはとても喜んでいて、雪が降るといつも私たちが除雪しに行くのを楽しみにしていました。ある時、遅く行ってしまった私たちは、1台の車が滑りやすい坂道を登り切れず、途中で止まっているのを見ました。運転手は私たちを見て、「法輪功が来ました」と喜んで言いました。私たちが除雪している間、通り過ぎる人々はみな親指を立てて頷いたり、笑ったりして、褒めていました。クラクションを鳴らして感謝の意を示すドライバーもいれば、わざわざ食べ物やお水を買ってきてくれるバスの運転手もいました。大法弟子が自主的に除雪している話はますます広まりました。

 私たちはすでに20年以上にわたって除雪と道路の補修を行っており、砂や土などの補修用資材を自腹で購入していました。休日でも、雨や雪が降っていれば、私たちは家で休むことがありませんでした。同修はみな道路を行き交う人々の安全を気遣い、交通事故を1件でも減らしたり、回避したりできればと、嬉しく思っていました。

 私たちは行動をもって大法を実証し、人々の良知と善の念を呼び覚まし、大法弟子の利他的な風格を見せることによって、大法弟子が善人であることを認識してもらいました。ある時、用事で隣の村に行った時、副村長に会いました。彼は満面の笑顔で私に「あなたは某某ですね。私は村民を代表してあなたに感謝します」と言いました。別の村の幹部はこう言いました。「皆が大法を学んでいるあなたたちのような優しい人であれば、警察は要らなくなるでしょう」。また、うちの村の治安保衛主任は「うちの村の全員は法輪功が素晴らしいと言っています!」と言いました。さらに、ある村民は「今の社会には、法輪功のような善良な人がいません。あなたたちこそ、テレビのニュースに出るべきです!」と言いました。報道記事を書こうとして、治安保衛主任は電話で私たちに意見を求めることもありました。また、何人かの村民は私たちが除雪しているところを携帯電話で撮影し、SNSに投稿してからたくさんの「いいね!」をもらっていました。ある女性は好奇心でわざわざ私たちの除雪現場に来て、自分の目で確認してからこう話しました。「『今の時世にそんな良い人がいるのか?! どこで探せるのか!』と思っていましたが、あなたたちを見て、やっと信じました!」。うちの村のある老人はとても感動し、こう言っていました。「一つの善行を行うのは難しくありませんが、年々善行を続けていくのは難しいのです」

 大法弟子が20数年間除雪し続けてきたことが、地元の人々の間で口コミで広がりました。中共の嘘に騙されてきた人々は、大法弟子は道徳が高尚な善人であることを認識するようになり、大法を支持し、大法弟子を尊敬するようになりました。「法輪大法は素晴らしい!」という言葉は、この田舎町の人々の心に深く刻み込まれました!

 師父の慈悲なるご済度に感謝しています!

 (明慧ネット「5.13」世界法輪大法デーの入選文章)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/5/4/475953.html)
 
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