文/中国の大法弟子
【明慧日本2024年6月12日】明慧ネットで、高齢修煉者の重病や死亡事例が多く見られます。もちろんその原因は多くありますが、ここで、ただ煉功の視点から自分の見解を述べたいと思います。
多くの高齢修煉者が身体の老化現象、例えば聴力と視力の衰え、脊柱の曲がりなどに直面しています。これを自然現象と見なして、本体の転化と結びつけて考えていない修煉者もいれば、煉功を怠らず、新しい煉功音楽を使って毎日2時間半、欠かさず煉功しているので自分は基準に達していると考える修煉者もいます。
そのような現状に満足する考え方は、身体に問題が起きて、重病や死亡に至っても煉功時間を増やすことを考えない原因となっています。言っておきたいのは、ここでは内に向けて探すこと「三つのこと」をしっかり行うことを否定するわけではありません。それは同時に行うべきことであり、明慧ネットでそれに関する交流文章も多くあります。ここでは煉功のことについて強調したいと思います。
私は今年75歳で、毎日2時間坐禅をしています。70歳になってから、第二功法の時間を延長し、毎日2時間行うようになりました。意外にも、身体に予想外の変化が起こりました。長年悩まされていた、毎年、必ず数回発生する咳と風邪の症状がなくなり、身体が明らかに丈夫になり、寒暖の変化に耐えられるようになり、睡眠は減ったが頭はすっきりして眠くありません。
今年に入ってから第三、第四功法をそれぞれ30分行うようにしました。体の変化は明らかなもので、とても軽快になりました。
日中は「三つのこと」と家事で忙しいため、煉功時間を増やすなら夜の睡眠時間を削るしかありません。今、毎晩21時15分から煉功を開始し、深夜0時までに2時間の坐禅と第一功法、第三功法(第三功法は30分行う)を行います。深夜0時の発正念を終えた後、第四功法を30分行い、そして第二功法を2時間行い、これで早朝3時ぐらいになります。そこから2時間半の睡眠をとって、5時半に起きて1時間の発正念を行います。6時半からもう少し眠ることができます。睡眠時間が少ないが眠いと感じなくて、日中も元気いっぱいです。
毎日第二功法を2時間行ってから2年後のある日、こんな夢を見ました。夢の中で、両足の裏が箱のふたのように開き、片方から死んだ虫がいっぱい出てきて、もう一方からは死んだ蛇がいっぱい出てきました。手で掴もうとしましたが、その後目が覚めました。これは2年間第二功法を多く行ったおかげで、体から悪いものが排出されたと夢の中でとてもはっきり分かっています。長時間立って第二功法をやっているから、悪いものが足の裏に集まって排出されたのです。もしそれらが体内に残って旧势力に利用されると、きっといつか重い病気として現れるのではないでしょうか。
師父は『轉法輪』の中で次のように述べられています。「しかし、ここに基準が一つあります。定められた天寿を越えた、延長された生命は、すべて煉功するために与えられたものであり、間違った考えが浮かんだだけで命の危険を招くことがあります。というのは、あなたの生命の過程はとっくに終わっているからです。世間法の修煉を終えて、この制御を受けなくなれば話は別です。その時になれば、まったく別の状態になるのです」
高齢の修煉者は、天寿や元々の生命の過程がとっくに終わったという問題が確かに存在しています。「師父はかつて、1999年7.20に、以前の弟子をしかるべき位置に押し上げたとおっしゃいましたので、私は世間法の修煉をすでに超越し、生死の問題については心配無用だ」と考える高齢の修煉者がいるかもしれません。私の理解では、確かに師父は私たちをしかるべき位置に押し上げたのですが、しかし皆さん「私は今、羅漢の初級果位に到達したのか、何に遭っても楽しく、気にしない状態にあるのか」と自問自答してみてください。それは三界を超えてからの最も低い果位ですよ。もしそれにさえ達していなければ、まだ世間法の制約を受けざるを得ないのではないでしょうか。
「定められた天寿を越えた、延長された生命は、すべて煉功するために与えられたものであり、間違った考えが浮かんだだけで命の危険を招くことがあります。というのは、あなたの生命の過程はとっくに終わっているからです」。この教えは、煉功と正しい考えは修煉者にとっていかに重要かを説いています。身体が老化しているのは、本体がうまく転化していないため警鐘を鳴らしたもので、煉功時間を長くして本体を変えることが急務となっています。また、煉功の姿勢は正しくすることも必要です。坐禅を組む時は背筋を伸ばさなければならず、身体が崩れたり眠くなったりしてはいけません。動作や姿勢が悪いと、煉功の効果を得られないと思います。
1996年に修煉を始めて以来、私は重病状態に一度も遭ったことがありません。高齢の修煉者が煉功時間を増やすと、本体が良く転化されると深く実感しています。
師父は私たちを救うため、私たちのために多くを耐えてくださっています。病気の状態から抜け出せた修煉者の場合でも、実際には師父が肩代わりをして多くの苦に耐えてくださっています。もし私たち自身がもう少し煉功に時間をかけ、健康の問題を自ら解決して、師父の心労を減らせたらどんなに良いでしょう。睡眠時間を削って煉功に充てることは修煉者にとって難しくないはずです。これを実行に移せば、きっと暗闇の後に明るい光が差して、眼前に新たな世界が開けることに気づくでしょう。
目の前にあることをしっかりと行いましょう。現在、様々な理由でまだ実行できないのであれば、それは努力すべきことであり、実行できないのは多くの執着心が自分を妨げているからだと認識するべきです。