文/中国の大法弟子
【明慧日本2024年9月3日】私は20年以上修煉をしている大法弟子です。20数年間、ずっと加護して下さった慈悲深い偉大な師父に感謝しています。師父のご加護のおかげで、私は邪悪な迫害の中で無事に今日まで歩んでくることができました。師父の無限の慈悲により、私は何度も邪悪な迫害に直面しながらも再び命を取り戻すことができました。弟子は師父の広大な佛恩に報いることができませんが、ただ精進して師父のご恩に応えようと思っています。
一、年金の返還
私は以前、末端組織の職員でしたが、1999年7月に中共による法輪功への激しい迫害が始まり、30代半ばで職を追われ、拘禁されました。そのため保険に加入することができなくなり、以前加入していた保険も強制的に停止されました。再び拘禁され、解放された時は、55歳の退職年齢に近づいていました。社会保険局に行きましたが、すでに年齢が超過しているため、また在職証明や給与もないため支給できないとされました。そして私は県、市、省の労働局を何度も訪ねましたが、担当者からは、上層部に訴えても最終的には地方政府で解決しなければならないと言われ、相手にされませんでした。
そこで、私は末端の住民委員会から始め、年金保険の法的な解決を要求することを出発点として、地元の歴任政府の要職者や政法委、公安部門に私の個人状況や要望を次のように具体的に伝えることにしました。
1、各層政府部門に、年金保険の手続きの申請書を提出し、関連する法律条文や、以前の勤務先や地域住民、関係者の証明書、署名、押印、および写真資料
2、刑事訴訟状
3、江沢民に対する告訴状(最高検察庁と最高裁判所宛)
4、弁護士による無罪弁護資料
5、女子刑務所での迫害に反対する事実資料
6、明慧ネットの真相説明資料などを、添付しました。
これらの資料を透明なファイルにまとめ、資料の名称を明記して封をし、各政府部門の担当者および主要な責任者にそれぞれ一部ずつ送付しました。2018年当時、多くの同修は、刑務所に拘禁された期間の年金を差し引かれました。当時の状況下で、支給の可能性はほぼありません。
線香をあげる時に、私は師父にこう言いました。「師父、弟子が今回年金を取り戻す目的は二の次で、最も重要な目的は年金の申請を通じて、私が受けた迫害を伝えることです。それによって、彼らが大法のことを理解し、救われる機会を得ることを願っています」。これらの真相の資料は、私が法輪大法を修煉し、信仰を放棄しないために受けた残酷な迫害や、法曹部門の様々な不公正な扱いに関するものです。私の体験や迫害の事実に直面して、彼らは否定できなくなり、今日の邪党の刑務所で、ファシズムよりも残酷な拷問が行われていることを知って信じられない様子でした。ある政府部門の責任者は、「〇〇さん、多くの苦しみを経験しましたね……」と心配そうに言いました。そして、この件についてあちこちに行くことをやめ、最終的には地方政府が解決しなければならないと言いました。その結果、私はコミュニティでの仕事に再配置され、月に三千元以上が支給され、退職時には政府が対応することになりました。また、毎月に数百元の生活補助金も支給されることになりました。
数年が経過し、当時政府に年金保険の手続きを求めた際、主要な責任者やほとんどの人が交代していました。そのため、私はすべての資料と宛名を修正し、関連する各責任者に直接手渡しました。新たに就任した邪党の書記に資料を手渡した際、彼は「何の用ですか?」と尋ねました。私は「年金保険の手続きをお願いします」と答えました。その間に、彼の机の上や壁に毛沢東の像が置かれているのを見て、私は「この人はおそらく深く害されており、殺気が強いのだろう」と思いました。案の定、彼が資料の最初の段落の「信仰を貫いたために職を辞めさせられた」を読んだとき、大声で「あなたは何を信仰しているのですか?」と尋ねました。私は平静に「私は法輪大法を修煉しています」と答えました。彼はさらに「今も修煉しているのですか?」と聞いたので、「はい、私はこれまで一度も中断したことはありません」と答えました。すると彼は激怒し、「法輪功を修煉しているのに、まだコミュニティで働いているのは誰が手配したのか? さらに政府に保険の手続きをしてもらいたいのか?」と、邪党の嘘を私に一通り浴びせました。とても高慢な態度でした。
私は心の中で正念を発し、彼をコントロールする邪悪を取り除こうとしました。そして平静に「どうか怒らないでください。こうするのはあなたの健康にもよくありません。私と私の信仰についてまだよく知らないかもしれませんが、どうか私の資料を最後まで読んで下さい。また、コミュニティや以前の政府の責任者に私の実際の状況を確認していただければと思います。私が信じている法輪大法は、実は宇宙の高徳な法であり、佛家の修煉法です。ただ現在は理解されていないだけです。テレビで見た焼身自殺の話は、江沢民集団の捏造で、でっち上げたものです。あなたが言及した邪教について、法的根拠がありますか?」と聞きました。彼は「最高検察庁と最高裁判所の司法解釈」と答えました。私は「司法解釈は法律ではありません。最高検察庁と最高裁判所は執行権を持っていますが、法律を制定したり解釈したりする権限はありません。法律を制定し解釈できるのは、中华人民共和国全国人民代表大会常務委員会だけです」と説明しました。
彼は私がこんなに多く知っているとは思っていなかったようで、言葉を失いました。私は「もし法律の根拠が必要なら、私が法律の根拠を探してお渡しすることができます」と言いました。二日後、私は政府部門に再度行き、明慧ネットからの法律に関連する問題をまとめた資料(編纂された一冊の資料)を一人ずつ配布しました。彼らはその内容に驚き、法律条文や文書番号が記載されており、インターネットで直接確認できるようになっていました。私は返信の最後に「私はただ、政府が出した結果が私に失望させないよう、人権を守るために再び陳情する道を選ばざるを得ない状況にしないことを望んでいます」と書きました。
数カ月の総合的な検討の結果、彼らは私の年金の問題を解決することを決定しました。しかも一括で支給してくれました。現在の邪党の崩壊前の乱れる時期と、社会全体が経済的に困難な状況にある中で、成功の可能性が非常に低いように見えたこの状況で、師父の慈悲深いご加護のおかげで、すべてが順調に進むことができました。この時、突然「修は己にありて、功は師にあり」(『轉法輪』)という法の意味について、新たな理解を得ることができました。
(続く)