文/カリフォルニア州の大法弟子
【明慧日本2024年9月9日】
敬愛なる師父、こんにちは!
同修の皆さん、こんにちは!
修煉者の心の持ち方は、様々な空間で反映され、それに伴う変化をもたらします。私の考えでは、常人社会はまさに鏡のようなもので、大法弟子全体の修煉状態を映し出しています。真摯に修煉している大法弟子は正のエネルギーを帯びており、その行動を通じて周囲のエネルギー場に影響を与え、さらには常人社会にも影響を及ぼします。大法弟子は、自分の一挙手一投足、一思一念に対して細心の注意を払うべきです。
私は、常人社会で多くの悪い出来事が起こっていることを感じています。その中には、大法弟子にも影響を及ぼし始めているものがあります。私たちは、私たちの思考が現実を変える可能性があること、つまり、私たちが何を考えるかが、何を実現させるかを決定するかもしれないことに気づくべきです。
師父は『轉法輪』の中で、「実は物質と精神は同一のものです」と説かれています。
私たちが常人社会で目にする悪い出来事の原因は何でしょうか? もちろん、邪悪な旧勢力の影響や宇宙の破壊が関係していますが、修煉者自身がどれだけ関与しているのでしょうか? 修煉者が行った善行はどれほどあるのでしょうか? これを通じて、自分にまだどれだけの漏れや見落としがあり、どこが正しくできていないかを振り返り、本当に修煉に励んでいるかを確認することができます。
一、党文化を取り除く
私が最初に気づいたのは、自分に党文化があることです。そのことに非常に驚きました。幼少期をソ連の共産主義体制下で過ごし、その邪悪さを身をもって体験してきた西洋人であるにもかかわらず、どうして自分に党文化があるのでしょうか? 私は大法を修煉する前にもいくつかの共産主義国家を訪れ、共産主義の恐ろしい影響を目の当たりにしてきました。しかし、私はいわゆる「平等」についていくつかの歪んだ観念を持っており、それが一部の悪事を容認させる要因になっていたことに気づきました。
私が最も驚いたことの一つは、ある人が共産主義が生まれた本当の理由を指摘したことで、それは邪悪な宣言にも載っています。それは永遠の真理やすべての宗教、道徳を廃止しようとするものであり、これを明確に示しています。
真、善、忍に対立するものはすべて邪悪なものです。そして、共産主義は最も邪悪なものであり、党文化は排除されるべきです。決して容認してはいけません。特に自分の中に党文化を見出した場合は、真剣に取り組むべきです。中国で育った同修だけが党文化を持っていると思ってはいけません。私自身も党文化を持っていますし、多くの人々が少なからず党文化を持っていると確信しています。この問題に関しては、決して甘く見てはいけません。
二、しっかりした基礎を築く
ある建築に従事している常人が私にこう話してくれました。「プロジェクトの初期段階での基礎工事では、誤差が8分の1インチを超えてはいけません」この言葉を聞いて、修煉についてより深い理解を得ることができました。常人が存在するこの空間は迷いに満ちており、物事の本質を正確に測ることはほとんど不可能です。多くの場合、私たちは常人のレベルでの技術を向上させるために最大限の努力を尽くしています。しかし、私たちは法の基準に合致するように、自分自身の言動を十分に確認しているでしょうか? それとも、修煉やプロジェクトにおいて、近道をしようとしているのでしょうか?
その人が言いたかったのは、最初に基礎が平らでなければ、その上に建てるすべてのものが歪んでしまうということです。各層は精密に測定されなければならず、最上層に到達するまでその精度が維持されなければなりません。誤差は層を重ねるごとに拡大するからです。これは建物の建設に対する常人の理解ですが、私はこれが個人の修煉やプロジェクトにも当てはまると感じました。
彼がこれらの言葉を言ったとき、私は自分の修煉に多くの漏れがあることに気づきました。煉功や活動の参加などにおいて十分に真剣ではなく、一部のプロジェクトで近道を試みた結果、良い結果を得られなかったことを思い返しました。振り返ってみると、私たちのどれほどのプロジェクトが、基礎が「平ら」でないために問題を起こしていたのでしょうか?
常人がこれらの言葉を発したことで、私はすべてのことを法で測り、近道を避けるべきだと理解しました。また、法律問題にも慎重に対処することが重要であることを忘れてはいけません。現代の法律システムは非常に包括的で複雑です。常に常人に対して、大法弟子が善良な人々であることを伝えることが求められます。
三、不信感を取り除き、スパイを救う
当時、私は安全な情報サイトを運営しており、多くの修煉者や常人がそのサイトを利用していました。私たちは常に邪悪な攻撃を受け続けていたため、次第に不信感を抱くようになっていきました。ある日、私はトラックに座っていて、天井にマイクが設置されているのに気づきました。そして、こう考えました。「配線を切断して、このトラックを安全な通話場所にしよう」私は配線を切断しましたが、するとヒーターが停止しました。私は笑ってしまいました。マイクのように見えた熱感知センサーの配線を切断してしまったからです。
この経験は、師父が『轉法輪』で述べられた一節を思い出させました。「ある日、わたしは自分の思惟を四、五人のきわめて高い次元にいる大覚者、大道とつないだことがあります。その次元の高さと言えば、常人から見れば信じられないほど高いのです。彼らはわたしが何を考えているのかを知りたがっています。わたしは長年の修煉を経ており、わたしが何を考えているのか他人には分かるはずがありません。他人の功能は全然わたしの中に入って来ることができません。誰もわたしを知ることができず、わたしが何を考えているのかを知るすべもありません。彼らはわたしの思惟活動を知りたがって、わたしの了承を得た上で、しばらくの間、わたしの考えとつないだわけです」
師父はその大覚者たちが自分の思考と繋がることを許可されましたが、私はトラックの中で監視されることを恐れていました。私たちは正しいことをしているので、特に隠すべきことはありません。しかし、世界中で修煉者が監視されているのは事実です。私の経験から言うと、修煉者は地球上で最も厳しく監視されている人々の一つです。他の国を訪れるとき、時々私の携帯電話が数日間使用できないことがありますが、家族と他の人々には問題がありません。この問題は、私が誰かに真相を伝える必要があるときに主に発生し、その人を見つけるとすべての妨害要素が取り除かれるのです。
旧勢力は銀行、金融、法律、通信などのシステムを支配し、極めて細かい計画を立て、大法弟子が衆生を救済するのを非常に困難にしています。しかし、私たちはこの困難を利用し、逆に状況を好転させ、真相を伝え、衆生を救済することができるのです。
私はオンラインで、私たちの通信サービスを利用しているある人と知り合いになりました。彼は自分がスパイであると告白しました。私が最初に思ったのは、師父が彼を私のところに送り、真相を伝える機会を与えてくださったということでした。
師父が『各地での説法十一』「大法弟子は必ず法を勉強しなければならない」の中でこのように説かれたのをはっきりと覚えています。「見た目ではほかの人に言われてきたのですが、神が入場を許可しなければ、あなたは絶対に入ることができません。(弟子の皆さんが拍手) 私はほかでもなく人を救いにきたのであって(弟子の皆さんが拍手)誰もが私は衆生のために耐えていると知っており、目的は人が救われるようにするためです。私はいかなる個人的な求めもなく、私は何でも放棄することができ、私に人間の執着もありません。私は人を救いに来た以上、私に選択肢はありません。私は全世界の人を救っており、在席のすべての人も含まれています」
私は彼に中国共産党の邪悪な迫害について、そして大法がいかに素晴らしいかを話し、『轉法輪』のリンクも渡しました。彼はその本を2回読み通し、私たちは今でも連絡を取り合っています。世界には良い人と悪い人がいますが、彼は良い人です。多くのスパイは良い人ですが、中には悪い人もいます。誰かが私たちの前に現れたなら、私たちは全力でその人を救うべきです。
スパイはトップレベルの大学から慎重に選ばれた人々であり、常人の中で最も有能で、最も賢く、最も経験豊富な人々です。彼らの中には非常に高い次元から来た者もいます。その中の一部の人々が私たちのプロジェクトに配置され、現在は大法を修煉しています。私たちはこれらの状況を認識し、スパイを救いながらも、法と私たちの重要なプロジェクトを慎重に守らなければなりません。
四、衆生を救う中で主役を演じる
ある夜、私の天目が開かれ、一つまた一つと宇宙が破壊されていく光景を目にしました。爆発や崩壊が続き、ついには旧宇宙全体が完全に破壊され、真っ暗闇だけが残りました。私は愕然としました。救うべきものは何もなく、私たちが新宇宙に連れて行ける生命を除いて、すべてが破壊される運命にあるのです。この生命たちを救うために、私たちは自分たちの行動すべてを法で測らなければなりません。修煉に近道はなく、私たちの基盤は堅固で揺るぎないものでなければなりません。
また別の機会に天目が開かれたとき、私は壁の一面や天井、床全体に瞬きする目が無数に散りばめられているのを見ました。他の空間にいる多くの衆生の運命は、私たちがここでどのように振る舞うかにかかっています。彼らは私をじっと見つめており、その数は数え切れないほど多いのです。私は考えました。もし私たちが主役としての役割を果たせば、迫害はどうだというのでしょう?
師父は『各地の説法二』「二〇〇二年米国フィラデルフィア法会での説法」で、「衆生は皆あなたたちに期待しています」と説かれました。
「この迫害を常人によって終わらせてしまったら、大法弟子にとって何と面子がないことでしょう。つまり私たちは法を実証しておらず、迫害の中で威徳を樹立することができず、私たち大法弟子は自らの道を切り開かなかったことになります」(『各地の説法三』「二〇〇三年米国中部法会での説法」
私の理解では、私たち(師を助けて法を正すこと)は最終段階に近づいています。私たちは(法を実証する)道の大部分を歩んできましたが、残るはこの物語の結末だけです。もし私たちが自分たちの誓いを果たしたいのなら、法を実証し、しっかりと修煉することが必要です。師父はすべての修煉者に最善の道を用意してくださいましたが、私たちはその期待に応えているでしょうか? 最終的には、堅実な基盤と無限の慈悲、そして大法の力によって、私たちは救うべき衆生を救うことができるのです。
ありがとうございました。
(2024年米国サンフランシスコ法輪大法修煉心得交流会発言原稿)