【明慧日本2024年10月5日】広東省梅州市興寧市の4人の法輪功学習者、謝育軍さん、李卓忠さん、廖苑群さん、廖娟娜さんは2024年4月、興寧市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)や公安局などの部門に不当に家宅捜索され、連行された。7月下旬に、興寧市検察庁に起訴された。
8月初め、廖苑群さんと謝育軍さんの弁護士はそれぞれの親族同伴のもと、検察庁へ訴訟資料を確認しに行った。紙ベースにされた計6冊のファイルには「秘密」と書かれており、4人の当事者の状況を同一集団の事件として処理することが示されていた。弁護士が合法的にコピーしたり、写真を撮ったりすることはできず、書写または閲覧しかできなかった。
8月19日、謝育軍さんの親族は弁護士と一緒に公安局を訪れ、国保の羅東と宋博と面会した。そして、検察官の劉(男性)と頼(女性)に「謝育軍の法律執行破壊行為に関して直ちに是正せよ」という文書を提出した。公安局陳情受付所の羅は、このような特殊案件は受理しておらず、しかもこれは刑事事件に属さず、国保の管理下にあると主張した。
8月20日、謝さんの親族は宝華社区(社区;居住地区を管理する自治組織)、興田街派出所、行天街道弁事所(街道弁事所;末端行政を担う政府の出先機関に行き、(蕭、楊、陳に会った)、陳情資料を提出した。
8月20日、「事件」は興寧検察庁から梅県検察庁に移行され、同庁の彭秋紅検察官が担当することになった。8月下旬、数人の弁護士がそれぞれ当事者と面会した。また、梅県検察庁に行き、訴訟資料を確認し、検察官とやり取りをした。
8月26日午前、弁護士は廖苑群さん(女性)と面会し、当事者の状態が良好であることが分かった。梅県検察庁からは職員2人が来て、「自白書」にサインさせようとしたが、廖さんは拒否した。当日午後、弁護士は訴訟資料確認のため検察庁に行ったが、やはり不当な妨害を受け、合法的なコピーをしたり、撮影したりすることができなかった。弁護士はその場で「不起訴撤回申請書」を提出した。
8月28日、謝育軍さんの弁護士は謝さんと面会した。そして、8月19日、20日頃、興寧国保の幸政権が2人の警察官を連れ、謝さんを不当に尋問しに来たことが分かった。そして、謝さんに法輪功の修煉を放棄する保証書を書くよう求め、書けば釈放すると言われたが、謝さんはこれを拒否した。関連する供述調書にも、謝さんはサインすることを拒否した。面会後、弁護士は梅県検察庁に行き訴訟資料を見たが、興寧検察庁と同じで、ディスクファイルのコピーも撮影もさせなかった。弁護士と彭秋紅検察官が話し合いをしたところ、検察官は、訴訟資料は移されたばかりで、まだ詳細は見ておらず、状況を理解していないと述べた。
8月30日、李卓忠さんの冤罪弁護をする北京の弁護士が李さんの親族と梅県検察庁に行き、訴訟資料を見に行ったが、検察は依然と不当な操作を行った。弁護士に資料を見せず、摘録と閲覧しかさせなかった。2時間以上のやり取りと交渉の末、弁護士はようやく合法的な閲覧を要求する申請書を提出した。一方で、回答は午後になると検察庁の職員は言った。そこで、弁護士と親族は、不当に梅州市第三人民病院の特別病棟に拘禁されている李さんの面会に行った。面会時、李さんは母の健康状態を尋ね、また母の生活と病院代として毎月お金をあげるよう娘に伝えてほしいと話した。これを聞いた弁護士は、李さんの母が7月末に亡くなったことを知っていたため、心苦しくなり、その場しのぎでうなずくしかなかった。
李卓忠さんの母が集中治療室に入っている期間、李さんの兄、娘、姉、義兄などは何度も興寧市国保、公安局などの部門に電話し、卓忠さんが危篤の母のお見舞いに来られるよう頼んだが、断られた。李さんの母が7月末に亡くなり、親族は卓忠さんが葬儀に参加して、母親の最後を送れるよう頼んだが、これも断られた。
面会が終わった後、弁護士は午前中に提出した合法的な閲覧申請書に対する回答を知るために、検察庁に戻った。職員たちは互いに責任を転嫁し合い、弁護士によるやっとの交渉で書面一枚の回答を得られた。そこには、弁護士の合法的な調査要求に同意しないだけでなく、摘録権がはく奪され、閲覧のみ許可され、印鑑による署名はなく、明らかな法律に違反する行為であった。弁護士は、法律に従って、この回答書に押印を要求した。しばらく交渉した後、職員は押印をして弁護士に返した。弁護士は、この回答書に基づいて、各関連部門に電話をかけ、美県検察庁の不当な操作を告発した。不安になった職員は、この回答書を取り戻して破棄しようとした。しかし弁護士はこれに応じず、この回答書は明らかに弁護士ので、許可なく持ち去ってはいけないとした。職員はすぐさま検察長(ネット検索によれば検察長は李培軍)を連れて来て、弁護士と少しやり取りした後、直接この文書を破いた。おそらく、不当な操作をした証拠が残ることを心配したからだろう。弁護士は法律に基づく事件処理として、その場で警察に通報した。30分後、梅県区扶大派出所の警察が現場に到着し、事件に介入した。
9月中旬、廖苑群さんと謝育軍さんの弁護士は再び梅州市に来て、二人と面会した。そして、梅県検察庁に行って、再度訴訟資料の合法的な確認を求めた。また梅州の他の法輪功学習者の案件が裁判の段階にきたとき、弁護士が裁判所で合法的な閲覧ができるよう要求し、検察庁の操作は不当であると主張した。弁護士は法律に基づいて何度も連絡や交渉を繰り返したが、梅県検察庁は変わらず、弁護士に合法的なコピーをすることを許さず、挙句の果てには「裁判所は裁判所で、ここは検察庁だ」と強引に筋を通した。明らかに法を犯している。
弁護士は最終的に「不起訴とする法律意見書」を提出し、審査期限は1カ月とした。9月20日まで、まだ延長されていない。