【明慧日本2024年10月9日】(安徽省=明慧記者)安徽省阜陽市の法輪功学習者(以下、学習者)・範文芳さん(70代)は2022年7月、路上で警官により不当に連行され、阜陽女子留置場に拘禁された。その後、懲役5年の実刑判決を言い渡された。範さんは現在、安徽省女子刑務所11区に拘禁されており、迫害され直立して歩くことができず、口には歯がなく、流動食に頼って生命を維持している。
範さんは、阜陽市にある文峰病院の元産婦人科医である。法輪功を学んだ後、真・善・忍の基準に従って良い人を目指し、心身ともに良い効果があった。1999年7月、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害が開始して以来、範さんは何度も連行され、2回洗脳班に送られ、3回労働教養を強いられ、3回不当な判決を言い渡された(7年、5年、5年)。期間中、激しい拷問を受け、かろうじて一命を取り留めた。範さんは中共の迫害によって、累計20年以上の判決を受けた。
2003年5月、範さんは阜陽市610弁公室の命令を受けた警官らに連行され、懲役7年の実刑判決を言い渡された。安徽省女子刑務所で、刑務官と受刑者による残酷な拷問を受け、範さんは半身不随になり、数年間寝たきりになった。また、口をこじ開けられ強制的に灌食された結果、すべての歯が抜け落ちた。さらに吊し上げられ、拘束服を着せられ、殴打は日常茶飯事となったため、範さんは危篤状態に陥った。刑期を終えて刑務所から帰宅した範さんは、法輪功の本を読み、煉功を続け、やがて身体は正常に戻った。
2013年11月、範さんは再び連行され、懲役5年の実刑判決を言い渡された。安徽省女子刑務所で、範さんは、法輪功を学び真・善・忍を守ることは罪ではなく、判決を受けるべきではないと主張し、警官の命令に協力せず、法輪功をやめないため、侮辱や虐待を受け、拷問された。
2022年7月、範さんは路上で警官により連行され、阜陽市女子留置場に拘禁された。その後、再び懲役5年の実刑判決を言い渡された。安徽省女子刑務所の訓練チームで、範さんは「転向」することも、中共の歌を歌うことも、刑務所の規則を覚えることも拒否したため、受刑者らにひどく殴られた。彼らは範さんが悲鳴を上げないように、床掃除に使った汚い雑巾で範さんの口をふさいだため、範さんは口が裂けて血が流れた。また、範さんを地面に打倒し、殴ったり蹴ったり暴行を加え、身体の上に乗って平手打ちをし、髪の毛を引き抜いた。範さんは両腕を持ち上げられ、地面に引きずられたあと、臀部とかかとはぼろぼろになった。受刑者らは疲れ果てて立ち去り、範さんは必死に地面から立ち上がり、「受刑者たちが人を殴っている」と叫んだ。当直の刑務官はのんびりとやってきて、「誰が殴ったか? 誰が見たのか?」と言った。
安徽省女子刑務所では、刑務官が受刑者を指図して、学習者を殴打することは常態化している。受刑者は学習者に暴力を加えることでボーナスとして点数を増やし、刑期を短縮して早く家に帰ることができる。また、学習者の「転向」率が高ければ、刑務官のボーナスも増える。
範さんは今なお、安徽省女子刑務所11区に拘禁されており、迫害されたため腰を伸ばして歩くことができず、口には歯がなく、流動食に頼って生命を維持している。