文/海外の法輪功学習者
【明慧日本2024年11月6日】私は法輪大法の修煉を始めてもうすぐ3年になります。この1年、ほぼ毎日料理や家事をしている時に明慧ラジオを聴いています。特に『師恩を偲んで』というコーナーが好きで、同修たちから師父の伝法クラスについての回想を聞くと、まるで私自身がその場にいたかのように感じ、毎回涙が止まりません。また、他の同修たちの修煉体験もあり、それはとても参考になり、私の修煉の助けとなっています。人と神が存在するこの素晴らしい瞬間を証言するために、私の修煉体験をいくつか書き留めて文章にすることが私の責任であると考えています。
新唐人テレビを見て法を得る
夫が海外で働くことになったため、2018年に私と娘も一緒に国外で生活することになりました。私は幼い頃から生活環境が非常に良く、大人になってからも夫と私は外資系企業で働き、生活は非常に安定していました。その当時、夫と私の家族は皆、国外に移住していましたが、私たちだけは海外に住みたいと思っていませんでした。国内の生活がとても良いと感じていたため、娘が高校に上がってからアメリカに行くつもりでした。その頃、私たちは毎年海外旅行に行っていて、自分たちは中国や世界についてよく理解しているつもりでした。しかし、実際に海外で生活を始め、外国のニュースや報道を見ると、1989年の天安門事件に関する歴史のドキュメンタリーや『共産党についての九つの論評』、『悪魔が私たちの世界を支配している』を見て、私たちは中共の嘘にずっと騙されており、高い壁の中で暮らしていたことを初めて知りました。後に、テレビで多くの人が「三退」(中共の党、団、隊からの脱退)をしているという話を見て、夫と私は実名でインターネット上で三退を行いました。その後、『アメリカを蝕む』を見て、私たちが住むこの世界がこのまま進んでいったら、果たして未来があるのだろうかと考えるようになりました。
ある日、突然禅宗の本を見つけて一読しましたが、多くの疑問は解決できませんでした。普段から新唐人テレビをよく見ており、その中で時事ニュースを解説するセルフメディアの方々がいて、彼らの意見がとても好きでした。ある日、私はふと夫に「彼らは修煉しているようだけど、何を修煉しているの?」と尋ねました。夫は「彼らは法輪功を修煉しているんだよ」と言いました。そこで私は「法輪功って何を説いているの?」と聞くと、夫は「知らないよ!」と言いました。それで私はインターネットで法輪功について調べてみると、すぐに『轉法輪』という本が見つかりました。早速パソコンで読み始めましたが、その時、この本は本当に素晴らしいと感じました。人生の多くの疑問がまるで解けたかのように思えたのです。最初の一読を終えるのに数日かかったことを覚えています。
最初の日、ある段落を読んだところでパソコンをそのままにして、翌日また続きから読もうと思っていました。しかし、翌日再び読み始めた時、約30分くらい読んでから、前の日に読んだところに戻っていることに気がつきました。「どういうことだろう?」と不思議に思いながらも、昨日は確かにここで止めたはずなのに、どうして前に戻っているのかと考えました。その後、ある日も同じことが起こりました。けれども、その時は特に気にせずに、あまりにもこの本に引き込まれていたので、影響されることなく読み続け、最後まで読み終えました。後に、本格的に修煉を始めた時、あの時は間違いなく魔の干渉で、私が法を得るのを邪魔しようとしていたのだと分かりました。その後、『轉法輪』を二回目に読み終えた時、涙が止めどなく溢れ、心の中で師父が私たちに天へと続く梯子を与えてくださったことが分かり、また、生まれてきた目的を知ることができました。
その後、師父の功法を教えるビデオを見つけ、師父に従って5つの功法を学び始めました。第五式を何度か学びましたが、どうも自分の動作が正しくないように感じました。それで、「地元に法輪功を学んでいる人たちはいないだろうか?」と思い、インターネットで調べたところ、近くに煉功場所があることが分かり、「彼らを見つけて、私は法輪功を学びたい」と思いました。2021年5月23日、私は初めて学法して、煉功ができる場所に行き、大法修煉を始めました。不思議なことに、私たちはよく海外に出かけていましたが、法輪功学習者から真相資料をもらったことは一度だけでした。それは、私が大法を修煉する10年前のことだったと思います。ロサンゼルスの中国領事館へ向かう途中で、60代か70代くらいの女性に出会い、彼女が法輪功の真相資料を渡してくれながら「この資料を読んで、真相を知れば福報を得られますよ」と言ってくれました。しかし、私はその真相資料を受け取らず、手を振って「ありがとうございます。でも必要ありません」と答えました。その女性は数歩追いかけてきて、優しい笑顔で「読んでみてください、知ってみてください」と言いましたが、私はやんわりと再度断りました。当時の私は、政治には興味がないと思っていました。今でも多くの人が同じように考えていて、私たちがこの世に来た目的を知らないのです。あの時、私は大法とすれ違ってしまい、10年後になって初めて大法に出会い、修煉の機会に恵まれました。
今では、真相を聞こうとしない、または知ろうとしない衆生に出会うたびに、自分自身のことを思い出し、心から多くの縁のある衆生が真相を理解し、大法による救いを受けることを願っています。
家族や近所の人に法を広めているうちに、私は大法の修煉を始めてまだ1カ月も経たない時に、この法が一人一人にとって何を意味しているのかを理解しました。それで当時の私は、衆生に真相を伝え、大法の素晴らしさを知らせようと決心しました。それには私の身近な家族や友人も含まれていました。この心を持ったことで、師父はそうした機会を私の生活に用意してくださいました。そして、私の後に法輪大法の修練を始めたのは私の娘でした。
私が初めて『轉法輪』を家に持ち帰り、師父の写真を見た時、娘が「ママ、私、師父に会ったことがあるような気がする」と言いました。その言葉を聞いて、娘も大法を得るために来たのだと感じました。その後、夫も大法を学び始めました。次に、私は母、父、姑にもそれぞれ『轉法輪』を買ってあげましたが、1カ月ほど経っても、彼らはまだ読み始めていませんでした。その後、父が白内障の手術を受け、4週間ほど何も見られない期間がありました。私は「これはチャンスだ」と思い、父に「1カ月間何も見られないんだから、私の師父の講法の録音を聴いてみない?」と提案しました。今回は父もすぐに快く承諾しました。彼は最初の一遍を聴き終えた後、「とても素晴らしい説法だね。以前中共が言っていたようなものではない」と言いました。その後、父はさらに続けて3回も聴きました。
もともと父は片方の耳が全く聞こえず、もう片方もかなり聞こえにくくなっていたので、私たちはいつも大声で話しかける必要がありました。しかし、父が法を聞き始めてから1カ月ほど経つと、良く聞こえるようになりました。以前は父とビデオ通話をするたびに、彼の顔は全く見えず、いつも耳しか見えませんでした。聞こえないために、電話を耳に押し当てていたのです。しかし今回、父の顔がはっきりと見えた時は本当に嬉しく思いました。父は大法に対する見方を変えただけでなく、体も良くなり、師父の慈悲によって父の体が変わったのだと分かりました。
その後、弟、母、姑、そして近所の人たちも、私が真相を伝え続けたことで、大法を少しずつ理解し、『轉法輪』という宝書を読むようになりました。これほど多くの人が大法の素晴らしさに気づいてくれたことが本当に嬉しいです。これらすべてが師父のお導きによるものであり、師父の慈悲深い救いに感謝しています。
(続く)