【明慧日本2025年1月16日】明慧ネット第21回中国本土の修煉体験交流会では、合計43本の体験交流文章が発表されました。中国の同修たちは、中共による25年にわたる残酷な迫害の環境においても、師父と大法を堅く信じ、「真・善・忍」の原則に従いながら、世人に大法の素晴らしさを実証し、師に手伝って衆生を救う努力を続けています。
これらの文章は、ヨーロッパの法輪功修煉者(以下、修煉者)に多くの啓発を与え、彼らにとって大きな収穫となっています。
本当に家族のために真相をしっかり伝えるべき
ドイツ在住の修煉者・林さん(仮名)は、中国法会の交流文を数多く読みましたが、その多くは家族間で真相を伝える方法についての内容でした。林さんの唯一の息子は今も中国におり、書記が彼に中共への入党を勧め続けているため、林さんは息子が中共の誘惑に負けないことを願っています。中国の同修たちの交流文章を読んで、林さんは「本当に家族のためを思うとは何か」という啓発を得ました。特に、「中国法会|慈悲で家族に接する…家族に正念が生まれる」という文章を読んで、大きな感銘を受けました。「私自身が法輪大法を修煉したことで、修煉者の慈悲の心で息子に接し、伝統的な道徳観で教育し導いたからこそ、彼は高慢で頑固な人間から、正義感があり責任感を持つ立派な人物へと変わることができました」と林さんは語っています。
息子は林さんが一人で育ててきました。法輪功を修煉する前、林さんは主に物質的な面で息子を甘やかし、どんなに高価なものでも惜しまず買い与えていました。しかし、一緒に過ごす時間はほとんどなく、息子が成長するにつれて手に負えなくなっていると感じていました。息子は言うことを聞かないどころか、屁理屈をこねて反抗することもありました。さらにはメールで、「他に話題がないなら、もう何も言わないで!」とまで送ってきたのです。
修煉を始めた後、林さんは態度を改め、最大限の忍耐と善意をもって息子に接するようになりました。彼の誕生日にはお祝いのメールを送り、息子はすぐに喜んで返信してきました。林さんは会話の方法も変え、人気のある伝統的な物語や名作を選んで息子に送るようにしました。息子は「面白い」と言い、ときには感想を述べることもありました。こうして数年が経つうちに、息子は法輪功について少しずつ受け入れるようになり、いくつかの問題において流されることなく、伝統的な道徳に基づいて行動することができるようになりました。
息子の職場では入党の動員がありましたが、彼は申請しませんでした。結果として、古株の社員の中で唯一入党していないのが彼だけになりました。書記はついに彼に目をつけ、さらには正月に自宅へ招待してまで説得を試み、「入党申請書は代わりに書いてあげるから、君は署名するだけでいい」とまで言いました。さらに、「入党すればすぐに昇進でき、毎月の給料が5000元(約10万円)も増える」とも伝えました。
息子も非常に悩んでいました。入党しなければ昇進できず、階級ごとに割り当てられる住宅、給与、ボーナスなどの恩恵を受けることができません。これらは非常に現実的な問題です。さらに重要なことに、職場が特殊な環境であるため、入党しない場合、仕事を失うリスクさえあります。彼は「少し考えてみる」と言いました。
今回、書記の説得がかなり強引だったため、息子は林さんに電話をかけてきました。林さんは「本当に家族のためを思うとは何か」を思い出し、不安を振り払いました。そして息子にこう伝えました。
「よく考えなさい。君の命はたった5000元の価値しかないのか? もし共産党が倒れたら、天が君の命まで持って行くかもしれないけど、それでどう思う?」
息子は「その理屈は前から聞いています。でも、これは誘惑だけじゃなくて、プレッシャーがあまりに大きいんです」と答えました。その後、林さんは息子に「しっかり考えてみなさい」と励ましました。
その後、書記は祝祭日を利用して再び息子を自宅に呼び、入党するよう説得しました。しかし、息子は真剣な態度で「私は入党しません」と書記に伝えました。書記は彼が現在法輪功を修煉していることを知っており、「お母さんの話を聞いたのか?」と尋ねました。彼は「母の言うことは筋が通っているから、聞きますよ」と答えました。書記はあれこれと説得を試みましたが、全く効果がなく、非常に腹を立てました。そして、「何年も君をかばってきたからこそ、入党していなくても職場にいられたんだ。それがなければ、もうとっくに働けなくなっていただろう」と言いましたが、息子の意思は変わりませんでした。その結果、息子は昇進できず、給与や住宅の面でも不利を受けることになりました。
その後、息子は林さんに言いました。「あの日、僕は絶対に入党しないと覚悟した。母がいるから、書記に守ってもらう必要はない。母は法輪功を修煉しているから」と言いました。林さんは深く感慨を覚えました。息子が真相を理解したことで、あれほど大きなプレッシャーを受けても中共の邪党に入らなかったのです。「これこそが、本当に彼のためになることだと思いました。彼を邪悪から遠ざけることができたのです。もし真相をしっかり伝えきれていなかったら、彼はこのような圧力や誘惑に負けて入党していたかもしれません」
私心を取り除かなければ、修煉は進歩しない
クロアチア出身の大学教授ネヴェンさん(仮名)は、「中国法会|心から他人に優しく接する」を読んで、深く感動しました。この記事の著者は、義母に対して無私で親切に接し、義母の世話をする経験を語っています。著者の行動を通じて、義母の他の嫁、親戚、近隣の人々など、他の家族が法輪大法の素晴らしさを実感し、法輪大法が中共邪党が描くようなものではないことに気づいたということです。
記事の内容によると、この記事を読んで彼は「良い人間であること、無私で全ての人に接することがどれほど重要であるか」、「良い人間でいることは私たちの修煉の出発点であり、基盤だと感じています。無私で他人に優しく接し、他人を最優先にすることが重要であり、自己や私利を優先するのではありません。無私であることは、他人の立場に立って考え、自己中心的な視点ではなく、他人の視点から物事を見て考えることを意味します」と認識しました。。
「もし私たちが善良で無私であれば、この過程で自分を変えることができるでしょう。修行とは自分自身を修煉することであり、他人を非難したり、他人に自分の認識や要求に合わせて変わることを求めることではありません」、「私たちが自分を変えるのが難しい理由は、私心があるからです。私心を取り除かなければ、修煉は進歩しない」と彼は悟ったのです。
修煉の中での不満の心を見つける
ドイツの修煉者ジャン・ルカさん(Gianluka)は、「中国法会|妬みや人心を取り除き、衆生を救う」の交流稿に強い印象を受け、自分にも似たような問題があることに気づき、非常に感銘を受けたそうです。
あるとき、作者は以前の会社の同僚Aが都市型SUVを買ったのを見て、Aが非常に裕福に見えることに気づきました。Aは作者がその会社を辞める前に招き入れた部下で、突然Aは急に富裕層に転じ、経済的には作者を「数段上回って」しまいました。これにより、作者は非常に不公平に感じ、嫉妬の気持ちが湧きました。その間、師父は作者の上司を通じて、別の会社の上司の嫉妬を鏡として示し、作者に自分の執着心を気づかせようとしましたが、作者はその時は気づきませんでした。しかし、他の人からAが販売活動で不正な手段を使って急速に富を得たことを聞いた時、作者は突然、嫉妬の気持ちが完全に消え去ったことに気づき、Aに対する惜しみと心配の気持ちだけが残りました。
その瞬間から、作者は以前の嫉妬心を認識し、自分が執着に囚われて不公平だと感じていたことがいかに愚かで、心が覆い隠されて抜け出せなくなることがどれほど恐ろしいことかを感じました。執着が明らかになり、それを取り除くことが非常に難しいこと、そしてそれが大きな業力に関連している可能性があることを感じました。作者は、私たちが正法修煉をしていることを悟り、人間の側での執着と人心を取り除き、正すことが、無限の衆生の得救と対応しているため、それが非常に難しいのだと理解しました。
ジャン・ルカさんは、西洋人にとって、中共の統治下で中国人の道徳がこんなにも急速に堕落しているのを見て、そのような環境で修煉することは本当に難しいと感じていると述べました。また、名誉や利益の前で、彼もよく心性の試練に直面していると言います。作者が自分を正すと、彼の上司が他の上司に対して持っていた嫉妬心も消え、2人は友人関係を回復しました。これは師父が上司に見せるように演じさせたことだと作者は悟りました。その後、彼は苦難に直面したとき、これは師父が自分を向上させるために与えてくれたものだと理解し、決して不満を持つことはありませんでした。
ジャン・ルカさんは、自分が不満を言う点についてうまく理解できていなかったと感じています。「自分は師父に対して苦情を言っているつもりはなく、日常生活の中で他のことに不満を言っているだけだと思っていました。しかし、すぐに思い至ったのは、師父がすでに私たちのためにすべてを整えてくださっているということです。不満を言うことは、師父に対して直接不満を言っていることと同じだということに気づきました」。彼は修煉の中で、師父がすべてを整えてくださっており、どんな執着も身体に不調を引き起こしたり、師父が何らかの兆しを使って警告を与えてくださることに気づきました。