RTCで電話を掛ける過程で着実に修煉する
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文/カナダの大法弟子

 【明慧日本2024年3月28日】私は幸運にも海外に来て数カ月後、すぐにRTCで衆生を救い済度する機会を得ました。今日でちょうど一年になりました。RTCで電話をかける過程は、自分が着実に修煉しているか否かへの検証でもあります。始めた頃、私は恐れる心、名誉を求める心、体面を気にする心、焦る心、速く成果を出したいと言う人心と党文化を持っていました。これらの人心が絶えず練磨され、そして、学法を通して認識できたことにより、取り除かれました。したがって、心性も向上してきました。

轉法輪』最後の一節の説法「皆さんは帰ってからも時間を無駄にせず、着実に修煉するよう切に希望します。」を学ぶたび、「着実に修煉するよう」という言葉がいつも私の心を揺さぶりました。

 以下では、私がRTCで一年間電話をかける過程で着実に修煉する体験を持って、師父にご報告し、同修と交流したいと思います。

 一、口を修める

 2023年2月上旬、私はRTCプロジェクトに参加しました。その数日前、私は突然「風邪」の症状が現れました。喉がかゆくて、ひどく咳込んで、頭が張って、めまいがしました。夜になると、さらにひどくなり、寝ることすらできませんでした。翌朝、声がかすれ、胸が痛くなりました。私は正念を発して否定し続けましたが、明らかな効果はありませんでした。このような症状が2日間続いて、私は「もうそろそろRTCで電話をかけをしなければならないのに、こんな状態でどのようにして真相を伝えて衆生を救い済度するのだろうか」と思って焦りました。それで、自分のどこが法に合わないのかと振り返って考えました。そして、ある日の朝、明慧ラジオを聴いた時、同修は喉の痛みは口を修めないことと関係していると言いました。私はそれを聞いて、すぐに師父が啓発してくださっていると気づき、自分の修煉状態を見直しました。

 あの頃、私が海外に来たばかりで、話す一番多い相手は国内の家族でした。振り返ってみると、自分がよく家族に合わせてほかの親戚のことを話していました。家族だから、これらのことを話しても大丈夫と思っていました。そして、家族と気ままにしゃべっていました。特に邪党がコロナの真相を隠蔽していることに触れると、自分が正しいと思って、家族のいる環境と気持ちを考慮せず、ひたすら自分の意見を押し通していました。海外に来る前、私は国内で邪党に迫害されたことで、家族に心のトラウマを残してしまったにもかかわらず、このような行動は、共産党の邪霊に操られている現れではないでしょうか?

 このことに気付いた後、私は心から家族に謝罪し、師父に許しを請いました。そして、「法に基づき自分を正し、家族や他人と接する際、修煉者の基準で自分を律し、相手の立場に立って、相手を理解し、寛容で無私に接するように」と決意しました。

 今回の病業を通じて、私は悟りました。電話で衆生を救い済度するには、喉で発声するため、なおさら口を厳しく修めなければなりません。それに、口を修めることは心を修めることであり、日常でしっかり修めてさえ、やっとよりよく衆生を救い済度できるようになります。

 そして、悟った当日咳が止まり、夜すぐに眠れました。翌日はちょうど私が初めてRTCで当番をする日だったのですが、その日はとても順調で、3人を脱退させました。

 二、名を求める心と面子を保ちたい心を取り除く

 私は法輪大法を修煉してから20年が経ちました。以前は名誉や利益に対する執着心が薄れていると思っていましたが、電話をかける過程で、まだ残っていると気付きました。

 最初RTCで電話を掛ける頃、心が純粋で、ただ電話をかけて多くの衆生を救い済度し、自分の誓約を果たしたいと思いました。それで、真相を伝えるのもとても順調で、ほかの同修たちも励ましてくれました。しかし、何度か電話をかけた後、相手に電話を切られはじめ、あるいは少し聞いた後すぐに切られてしまいました。次第に心が不安定になり、この状態が続くうちに、さらに緊張し、ある時、自分の状態を管理の同修に知ってほしくないと思いました。名を求める心と面子を保ちたい心が芽生えました。

 電話かけが順調にいかない時、先に考えるのは衆生ではなく、自分の面子と同修の中での評価を考えて、すなわち名を求めていました。そのため、事前にいくら真相資料を用意していても、使う機会すらありませんでした。また心が不純であるため、正念を発しても、繰り返し「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と黙唱しても、大きな改善がありませんでした。それから、当直するたび、うまく話せないのではないかと心配するようになりました。

 ついある日、2時間以上電話をかけても、一人も「三退」させられず、私はやっと目が覚めました。この調子だと、自分の時間を無駄にしているだけでなく、協力してくれた同修にも、電話番号を集めてくれた同修にも、電話を受けてくれた衆生にも申し訳なく思い、なおさら師父の慈悲深い済度をも無駄にしているのとではないかと思いました! 私は自分の修煉状態を新たに調整しようと決めました。

 そして、内に向けて探してみると、自分が以前中国で真相電話をかけたこともあったのですが、あのときなぜ緊張しなかったのでしょうか? その邪悪な環境の中で、電話をかけるときは、衆生を救うことだけを考えていました。その時と比べて、今RTCで同修と一緒に電話をかける時、面子を保ちたい心、名誉を求める心、認められたい心、焦る心、速く成果を出したいと言う党文化など、心の奥底に隠れていたこれらのものが沸いて出て、知らず知らずのうちに人心が正念に代わってしまいました。衆生が救われているかどうかを考えませんでした。心は法に符合していなかったため、法の力が発揮できず、効果ももちろんありませんでした。

 問題が分かれば行動に移るべきです。それから、電話をかける時、何も考えずに、ひたすら自分の責任と使命を果たすことに集中しました。電話がつながると、相手の電話番号を見つめて、電話番号の持ち主を見つめているように、微笑みながら、慈悲深く大法の素晴らしさを伝え、共産党の本質を知ってもらい、美しい未来を選択されるよう願っていました。

 そうすると、だんだん緊張しなくなり、心もますます穏やかになりました。正念を妨害する人心と邪悪を取り除いてくださった師父に感謝いたします!

 三、「私のため」から「人のため」へ―真相伝える基点が変わった

 私はRTCで、『真相を伝える立場が自分のためから人のためへ変わる』という交流文を読みました。同修は「他の同修が真相を伝えるのを聞いて、自分が真相を伝える基点は私のためであると気付いた」と述べました。私は何度も読み返しましたが、なぜ同修が真相を伝える基点は私のためであるかが分かりませんでした。私であれば同修と同じように伝えるはず、しかも、自分の安全も考えずに真相を伝えるのに、なぜ私のためであるでしょうか?

 私が混乱していたとき、師父が智慧を開いてくださり、自分がずっと真相を伝えるために真相を伝えたと分かりました。それに対して、私たちが真実を伝える目的は、衆生を救い済度するためであり、しかも、真に衆生を救い済度するのは、師父の法であります。私たちが衆生に真相を伝える時、法に符合すれば、法の力が発揮できます。真相を伝えるためにやっていると、「人のため」ではないので、心から人のために善をなすことができなければ、話す言葉には浸透力を持ちません。

 以前明慧ウェブサイトで読んだ同修の交流文を思い出しました。同修は真相を伝える時、師父と大法弟子と衆生との関係を正しく対処することが重要だと述べました。すなわち「師父は至高で、衆生を自分の手のひらに乗せて救済し、自分を一番後に並べます」当時、私はその同修の境地に感銘を受けましたが、それをどのように実践できるのかが分かりませんでした。今分かりました。その同修がすでに無私無我、人を優先する境地まで達しているからです。

 このことに気づいた5月1日、当番ではなかったのですが、私はRTCで中国に電話をかけました。私は先に相手に丁寧に挨拶し、少し言葉を交わした後親切に「三退」を勧めました。驚くべきことに、相手は「OK」と答えました。RTCで電話をかけて以来、こういうことが一度もありませんでした。通常は何個か電話をかけてから、相手が徐々に同意するケースが多いのです。

 それからの通話でも、ほとんど切れたことはなく、三退をする率も高かったのです。自分でも驚きました。またその中の1人は、電話を取る最初は「暇なのかい? お金をちょうだい」と言いましたが、結局「三退」してくれただけではなく、電話を切ろうとしたときにも「もっと話してほしい」と言いました。

 自分も電話をかける過程で、ずっと師父の加持を感じました。そして、相手の態度は如何に、自分も影響されず、心の状態を穏やかに保ち、慈悲の心で真相を伝えると、知恵がどんどん湧いてきました。衆生が「三退」した後、私も心の底から嬉しく思いました。師父の慈悲深い加護に感謝いたします!

 また、このような自分の不足を見直すきっかけを与えてくれることにも、感謝します。残り少ない時間の中で、私はもっとたくさん法を学び、着実に修煉し、RTCで心を込めて電話をかけ、師父があたえてくださったチャンスを大切にし、衆生を救い済度しようと思います。師父、ありがとうございます! 同修の皆さん、ありがとうございます!

 個人のわずかな認識で、不適切な点があれば、ご指摘をお願いします。

 (2024年RTC交流会での交流文)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/20/474257.html)
 
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