【明慧日本2024年12月28日】河北省鶏沢県(けいたくけん)在住の法輪功学習者・劉運巧さん(女性)は、法輪功を実践したとして6月、警察に不当に連行された。この記事の執筆時点で、劉さんは邯鄲市(かんたんし)第三拘置所に拘禁されている。県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)は、検察庁が二度にわたり事件を警察に差し戻したにもかかわらず、劉さんの釈放を拒否した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の経緯
2024年6月、劉さんは風正郷派出所に騙されて出頭させられ不当に連行された。10日間の行政拘留を言い渡した。11日目、約束通り釈放する代わりに、劉さんは刑事拘留され、邯鄲市第三留置場に連行された。
内部関係者によると、劉さんの連行とその後の拘留は、国保の隊長である郭振江が命じた。郭は風正郷派出所に、劉さんに対する事件を地元の検察庁に提出するよう指示した。
検察庁は事件を2度差し戻したが、郭は劉さんの拘留を継続するよう主張した。劉さんの家族は、以下の通り、郭を法律違反で告訴した。
警官は、劉さんの自宅を家宅捜索した際、捜索令状を提示しなかった。彼らは、法律で義務付けられている押収品のリストを劉さんや劉さんの家族に渡すことなく、現金1,000元とその他の貴重品を押収した。
劉さんに対する訴訟は、劉さんの連行と家宅捜索の後に成立した。法律では、警察は逮捕する前にまず容疑者に対する訴訟を準備しなければならない。
検察庁が劉さんの事件を2度差し戻した後、郭は拘置所に行き、劉さんを騙して拘留を続けるための書類に署名させた。劉さんが従えばすぐに釈放するという郭の約束は空約束に終わった。
劉さんは拘禁中に心臓疾患を発症し、劉さんの弁護士は劉さんに身体検査を受けさせるよう何度も要請したが、その度に郭は拒否した。
郭はまた、劉さんに法輪功を放棄させようと、劉さんの夫を脅迫し、子供たちの学校を調査するよう地元当局に指示した。