河北省の李春豊さん 不当にも懲役3年3ヶ月
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 【明慧日本2025年1月3日】(河北省=明慧記者)河北省廊坊市にある三河市の法輪功学習者(以下、学習者)・李春豊さん(50代)は2024年11月、三河市裁判所から不当にも懲役3年3カ月の実刑判決を宣告された。李さんは半年前に自宅で警官に連行され。三河市留置場に拘禁されていた。

 李さんは三河市皇庄鎮龔庄子村に在住。李さんと妻の孫麗婷さんは1998年の冬に法輪功を学び始め、以前より優しく心身ともに健康になった。しかし、1999年に中国共産党(以下、中共)による法輪功への弾圧が始まって以来、李さんは何度も鎮政府や留置場、洗脳班に強制連行され、身内も度々警官による嫌がらせを受けた。

 不当な連行、不当な判決

 2023年7月3日、三河市公安局の政保課副隊長・賈志学は5、6人の私服警官を率いて、皇庄鎮派出所の警官とともに車で李さんの自宅を訪れ、李さんと妻の孫麗婷さんを連行した。さらに、法輪功創始者の写真や法輪功の書籍の全て、『明慧周刊』数冊、および携帯電話3台を押収した。

 公安局の捜査本部では、法輪功の動画をネットで拡散したことを理由に、李さんを10日間拘束した。

 派出所では、警官が孫麗婷さんに「法輪功の書籍はどこから入手したのか?、(法輪功の)資料を配布したか?、インターネットで拡散したか?」等と尋問した。そして若い警官が孫麗婷さんの代わりに「(法輪功を)学習しない保証書」を書き、その夜に孫麗婷さんは解放された。

 2024年4月10日、李さんは再び連行された。警官は「去年の件と関連がある。もし15日以内に戻らなければ、お前たちは何か準備をしておいた方がいいかもしれない」と告げた。つまり、李さんは長期にわたって収監されるだろうと示唆しており、家族にその覚悟を促したのだった。

 李さん夫婦が長年受けてきた中共による迫害

 ◎李さんを含む学習者数人が連行され暴行を受けた

 2000年3月3日、李さんと数人の地元の学習者は、法輪功の無実を訴えるために北京に行ったが、天安門広場の地下通路で私服警官に連行され、皇庄鎮派出所に連れ戻された。

 皇庄鎮派出所の所長・黄義(既に死亡)らは、李さんらを手錠で中庭の電信柱や車のリアビームに固定した。その後、黄義らは学習者を一人一人取り調べ、罵声を浴びせ、卑猥な言葉を使い、殴る蹴るの暴行を1時間以上加えた。

中共酷刑示意图:殴打

暴行のイメージ図

 李さんは、黄義に裸にされて殴られ、両手をロープで縛られて上に持ち上げられ、法輪功の学習を断念するよう強要された。しかし李さんが「学びます」と言うと黄義に殴られ、眉間に血痕が残った。その夜、張海利らは再び李さんを裸にし、輪になって李さんを囲み、ベルトで殴り、罵声を浴びせた。

 8人の学習者は3時間以上殴られ、一昼夜にわたって手錠をかけられ、家宅捜索を受けた後、三河市留置場に拘禁された。

 李さんは迫害されて疥癬に感染し、痛くて痒かった。釈放の際、三河市留置場は家族に保証金1000元(約2万円)を要求した。

 ◎2001年4月24日午後9時ごろ、皇庄鎮政府人員の甄瑞興は派出所の警官と再び李さん夫婦を連行した。

 ◎2011年8月5日午前6時、皇庄鎮派出所の指導員・周勇は、10数人を率いて李さんの家に赴き、李さんを廊坊洗脳班に送った(周勇はその後停職処分)。

 ◎2019年11月中旬、皇庄鎮政府の人員らは、李さんの家で嫌がらせを働いた。

 ◎2021年4月12日、皇庄鎮政府の関係者らは、李さんの家で嫌がらせを働いた。

 同年10月下旬、彼らは再び訪れ、妻の孫麗婷さんに嫌がらせをし、法輪功をやめるよう強要した。11月上旬、村の書記・米文忠らは、孫麗婷さんを皇庄鎮政府に強制連行し、法輪功の放棄を強いた。孫麗婷さんは同日、解放された。

 現在、李さんは不当に懲役3年3カ月を言い渡され、三河市留置場に拘禁されている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/12/486032.html
 
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