明慧カレンダー配布過程での出来事
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 文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2025年1月9日】明慧の日暦(日めくりカレンダー)と年暦(1年分を1面に印刷したカレンダー)を配布する過程での、いくつかのエピソードをここで同修と共有したいと思います。

 1.キリスト教徒は明慧日暦を受け入れた

 ある時、私は道で1人の女性に出会い、明慧の日暦を贈ろうとしました。元々、彼女は美しく印刷された日暦を見て気に入ってくれたのですが、それが法輪功のカレンダーだと知ると、自分はキリスト教徒なのでいらないと言いました。

 そこで、私は彼女にこう伝えました。「米国下院は2024年6月に『法輪功保護法案』(H.R.4132)を全会一致で可決しました。法輪功は中国で宣伝されているようなものとは違います。中国共産党(以下、中共)は、歴史上誰もが知っている孔子のような聖人さえ誹謗中傷して名を貶め、国民にあまり知られていない法輪功に関しても、多大な中傷とプロパガンダを行っています。あなたが信仰しているキリスト教も、古代ローマでは300年以上にわたって迫害され、佛教徒も古代インドで迫害されました。歴史上の正統な宗教はみな、多くの試練や苦難を経験してきました」

 彼女は興味を示して、「それはネットで検索できるのですか? それならネットで確認します」と言いました。

 私は彼女に、中国のウェブサイトは中共の気に入らない情報をすべてブロックしているので、それを見るためにはネット封鎖突破ソフトを利用しなければならないと言うと、彼女は同調して、「知っていますよ。だから日本に行って検索しようと思います。以前日本で見ることができた情報が、中国では見られないことがあるんです」と言いました。

 私は、「海外ならできるはずです。カレンダーの裏にある明慧ネットのウェブサイトで検索できます。実は、この資料を提供する目的は、あなたの信仰を変えることではなく、真相を知る機会を提示したいだけなのです。どうか心を開いた状態で、ご自分の頭で分析してくださるとよいと思います」と話すと、彼女はこう言いました。「私は開放的な心の持ち主だと思っています。法輪功を信じてはいませんが、それでもそれについて知りたいと思っています。私は一時期、メディアの影響で法輪功に対して非常に悪い印象を持っていました。あなたは名刺をお持ちですか? 今度、もっとお話ししたいのですが」

 私は彼女に、自分が20年前に信仰を理由に不当な労働教養を科されたこと、実際にいまも携帯電話が盗聴されていること、だから自分の携帯電話は仕事上の連絡にしか使っていないこと、そして携帯電話でデリケートな話題をするのはとても危険であることを告げました。

 さらに、「天安門焼身自殺」が中共による自作自演のでっちあげだったこと、強制収容所での私自身の被害について簡単に話しました。彼女はとても友好的な態度で、私が渡した日暦と「三退に関するQ&A」も受け取りました。彼女はさらに、「これらの資料を保管しておくのはまずいので、読んだら破棄してもいいですか?」とも尋ねてきました。彼女はもっと知りたいと思っている反面、他の信仰の資料を保管しておくことは心配だから資料からではなくインターネットで情報を得る、と言っているのだとわかりました。

 そこで私が、「破棄は絶対にしないでください。読み終わったら、マンションの共用通路にある新聞受けや窓枠に置いて下さればいいのです。そうすれば、縁のある人がそれを持ち帰って読むでしょうから」と言うと、彼女は嬉しそうに礼を言って、資料を持ち帰りました。

 2.真相を知ったある男性

 ある交差点で赤信号を待っていたとき、私はある男性に明慧日暦を贈りました。彼は日暦を手に取って目を通すと驚き、「法輪功をやることは禁止されているはずですが、なぜまだ配布されているのですか?」と困惑して私に尋ねました。

 彼の驚きを和らげるために、私は彼に「国家新聞出版署発布50号令の第99項と第100項によって1999年の法輪功書籍出版禁止令はもう廃止されているのですよ。このことはネット上の政府の公式文書で確認できますよ」と伝えました。それを聞いた彼はほっとして、そのあと私が語った真相に耳を傾けてくれるようになりました。

 私は法輪功についての基本的な事実をいくつか紹介した後、法輪功は真・善・忍に基づいて自分の考えと言動を律する、ということを伝えました。

 「現在、中国では無差別に人混みに車で突っ込む事件が多発していますが、それは心の中にあるべき道徳規範や優しさを失い、また真・善・忍が抑えつけられる一方で、虚偽、邪悪と暴力が助長されているからです。人が心に優しさを取り戻してこそ、はじめて社会に希望が持てるのです」

 ここまで話したとき、彼はすでに青信号を2回見送っていました。信号が再び青に変わったとき、男性は軽やかな笑みを顔に浮かべて、何度も「そう、その通り。たしかにそうです。ありがとうございます。家でよく読んでみますよ!」と、嬉しそうに日暦を持って立ち去りました。

 3.法輪功年暦の中の佛は動いていた

 あるバス停で、バスを待っていた男性に明慧日暦を差し出すと、男性はそれを受け取り、「あなた方が以前配った法輪功年暦の中の佛様は動いていましたよ。(おそらく年暦に印刷された台湾自由広場の人文字の写真を指しており、その時は文字ではなく師父の法像でした)。だから私はその年暦を供養しました」と言ったのです。それを聞いた私は、「それはあなたの天目が開かれたということですよ」と男性に言いましたが、この時バスが来たので、それ以上話す暇もなく彼はバスに乗って行ってしまいました。

 この男性と出会うまでの私は、例えば「常人は簡単に受け取りはするが、深い意味までは理解できない」というような観念を持っていました。私がこのような観念を持っていることによって、カレンダーを受け取った人が真相を知る機会を妨げているのではないかと懸念していましたが、必ずしもそうではないのだと、この男性との出会いで気づきました。佛法は無辺なのです。

 4.人々は明慧年暦に好感をもち、法輪功修煉者を祝福する

 ある朝、道で出会った年配の女性に2025年の明慧年暦を差し上げました。おばあさんは、〇〇朝市(市内最大の朝市)では、みんなが2025年の法輪功の卓上カレンダーを手にしているのに、自分だけがもらえずがっかりしていたそうで、まさか帰宅途中に再び法輪功の修煉者に会えるとは予想していませんでした。おばあさんはA3の明慧年暦がほしい、家に帰ったら壁に貼ると言っていました。

 また別の年配の女性は明慧年暦を受け取ってから、半月の内に3人の法輪功の修煉者と出会ったと私に語りました。一度は転びそうになったところを、突然誰かに助けられたときでした。その女性は助けてくれたその人に優しさを感じ、その人は何か信仰を持っているに違いないと思いました。「あなたは何か信仰をもっているのですか?」と尋ねると、その人は法輪功を修煉していると答えたそうです。

 おばあさんはこの短期間に出会った3人の法輪功学習者は一様に上品で、優しそうだと感じたそうです。

 私が大法の資料を配布しているとき、法輪功の真相をすでに知っているという人々に多く出会いました。彼らは明慧年暦を受け取った後、「善良な人の一生は平穏無事ですよ」と祝福してくれます。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/12/13/485786.html
 
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