鶏西市に在住の法輪功修煉者・劉学剛さん(42)は妻の仲麗さん(44)とともに2009年5月14日、不当に連行され、11月10日に懲役8年を宣告されて以来、不当に拘禁されている。
2人が逮捕された時、家には介護が必要な80歳前の父親が一人残された。
仲さんは黒竜江女子刑務所に監禁されていた間、集訓隊というグループに入れられ、ひどい罵倒や体罰、法輪功を誹謗する資料を読む洗脳教育を強制される日々を強いられた。また第11監禁区で仲さんは長時間にわたって背もたれのない小さな椅子に動けない状態で座らされ続ける拷問を受け、数人の受刑者の監視のもとで同じ姿勢を強制され続けた。また法輪功を誹謗中傷する資料を読まされるなどの悪質な洗脳を強いられ、トイレへ行くことも禁じられるなど肉体・精神ともに数々の迫害を加えられた。
拷問の実演:長時間同じ姿勢で背もたれのない小さな椅子に座らされる
劉さんは2010年4月、ジャムス刑務所に収容されてから家族との面会を禁じられた。同年11月、面会を許された劉さんの兄は、面会場所で目が腫れ顔がボロボロになった劉さんの様子を目にして、施設の中でどれほどの拷問に耐えてきたのかを目の当たりにした。
かつて2001年5月、劉さんは恒山区公安支局の警官らによって身柄を拘束され、鶏西第一留置場に収容された。劉さんの母は息子が拘禁されたことと懲役3年の重刑を宣告されたことにショックを受けて倒れ、病に罹ってそのまま帰らぬ人となった。
2003年、仲さんはハルビン戒毒所(麻薬治療施設)に収容され、3年の獄中生活を強いられた。そこで、「上大掛(両手を極限まで引っぱる)」の拷問や暴力による拷問、睡眠のはく奪などの迫害を受け苦しめられた。
拷問の実演:「上大掛」
仲さんは一家の大黒柱で、その上70代の体が不自由な母と、自力で生活できない精神病患者の兄を扶養していた。仲さんが拘禁されて以来、娘の身を案じていた母は病死し、もうすぐ90歳になる父は一人で精神病の息子を介護し、一家は苦境に陥っている。