(明慧日本)河北省唐山市豊潤区裁判所は2011年12月15日、辛店子村の村民・張維仲さん(39歳男性)に対して不当な裁判を行った。法廷では、北京の正義ある弁護士は裁判前に張さんが不当拘禁を受け続けた状況や家族が彼のために陳情し、無視されたことなどを指摘し、何ら罪を犯していない張さんの正当性を訴え、堂々と即時釈放を求めた。当時、その場にいた誰もが弁護士の反論にうなずき、張さんは無罪だと同調した。
2011年6月15日夜、張さんは玉田県で警察に身柄を拘束され、口実をつけて罰金を言い渡されたうえ、豊潤留置場へ移送された。
2011年12月13日午前、張さんの弁護士は同留置場へ行き、当人との面会を求めたが拒否された。そのため同日午後、張さんの弁護士は検察庁に施設の副所長を訴えた。しかし翌日の14日、弁護士は何の返答も得られず、検察庁でもらった電話番号にも連絡が取れなかった。そのため、張さんの弁護士は施設や公安局の間を往復したが何の対応も取れず、故意にたらい回しにされた。
一方で張さんの妻・鄧秀艶さんは2011年1月4日、侵入してきた豊潤区の役人らによって自宅を荒らされた上、大量の家財を没収された。続けて6月28日に同区裁判所から不当判決を宣告されことで、鄧さんは石家荘女子刑務所で拘禁を強いられている。
張さんは1998年に法輪功を学び始めた。それ以降、「真・善・忍」の教えに従って善い人になることを目指し、心身ともに恩恵を受けた。かつて路上で追突事故が起きた時、張さんは自分のワゴン車が後ろから追突されたが、当事者に責任を追及せず修理費用も請求しなかった。
張さん夫婦が連行された後、家には中学生の子供と介護の必要なもうすぐ80歳の母が残され、苦しい生活を強いられている。