【明慧日本2012年1月5日】2度も労働教養を強いられていた、遼寧省錦州市の胡鳳奎さん(68)は、家へ帰された後も絶えず警官らによる私生活への妨害で、恐怖に怯える生活を送っていた。そして2011年7月7日、肉体的、精神的にひどく疲れ果てていたため、病にかかって死亡した。以下、胡さんが受けた迫害の状況を述べる。
胡さんは1996年に法輪功を習い始め、心身ともに恩恵を受けた。1999年7.20以降、法輪功が中国共産党により弾圧されて以来、胡さんは中共当局による一連のひどい迫害を加えられ、数回にわたって強制連行された。最初は北京へ行き、法輪功が迫害されている真相を伝えたことで6日間勾留され、2度目は理由もなく家から突然連れ去られ、2カ月監禁された。続けて、法的手続きも経ずに3年の労働教養処分を下されたが、14カ月の監禁を強いられた。
2002年6月頃、私服警官らは胡さんの自宅のドアを壊して室内に侵入しようとしたが、失敗に終わった。しかし、胡さんの家の付近には20数人の警官が、何時間にもわたってずっと占拠していた。胡さんはこの迫害にさらされてから、1カ月依来、外へ出かけず、国民年金も支払われなかったり、警官らに監視や行動を制限されたりした。そして、自分が受けた迫害状況を訴えに上京したが、途中で警官に捕まった。さらに、無実のまま3年の労働教養処分を宣告された。
それ以降、錦州労働教養所の二大隊で胡さんは、暖炉のスチール(煙突)のうえに座らされ、高圧電を触らされ、小さいレンガの上に立たされ、睡眠をはく奪されるなど、高齢でも容赦なく各種の残酷な拷問を繰り返された。2003年3月ごろ、胡さんは看守から「会議で所長から、死なない限りおまえをボロボロにするまで拷問せよと命じられた」と伝えられたという。
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/12/19/130218.html) 更新日:2012年1月6日