(明慧日本2012年1月12日)吉林省九台市の裁判所は2011年12月13日、同市に在住の法輪功修煉者5人に対して、裁判を行なった。開廷の日、裁判所の周囲で大量の警察が厳重に見張っており、法廷では、裁判官は法輪功修煉者たちに簡単な質問をして、すぐに判決書を読み上げ、裁判を早々に終わらせた。
この裁判で、九台市営城鎮に在住の譚国華さんに3年、同市葦子溝に在住の勇賢さんと呂桂侠さんに4年、同市に在住の李傑さんと魏彩艶さんに3年の実行判決を言い渡した。
不当に判決を受けた法輪功修煉者5人は無罪を主張し、上訴することにした。5人は「私たちはただ、人々に法輪功が人を善に導く功法であることと、法輪功が中共当局に迫害されている事実を伝えただけです。私たちは公民として、基本的な言論の自由と信仰の自由があります。国民も真実を知る権利があります。法輪功修煉者は無罪です。法輪功修煉者を迫害している人たちが有罪です」と話した。
2011年5月5日、同市の国保(国家安全保衛)大隊、南山派出所、工農街派出所の警官らは午前10時ごろ、李さんと魏さんの自宅に不法侵入し、2人の身柄を拘束した。そして、警官は家宅捜索を行い、ノートパソコン4台、プリンタ11台などの私物を没収した。
九台市営城鎮の法輪功修煉者・譚さん(50歳過ぎ、女性)は2011年5月20日、街で法輪功のチラシを貼っていた際、営城派出所の警官に身柄を拘束された。その日の午後、警官は譚さんの家宅捜索を行なった。
勇さんは2011年7月26日午前、ある私服警官に法輪功の真相を伝えていたときに、その警官に手錠をかけられ、身柄を拘束された。警官は夜8時、勇さんの家宅捜索を行い、パソコン、プリンタ、DVDディスクなどの私物を没収した。
連行された法輪功修煉者たちは九台留置場に拘禁され、家族との面会も許されないという。留置場で法輪功修煉者たちは強制的に洗脳され、信仰の放棄を強いられた。
その後、九台国保大隊は法輪功修煉者たちから、「有罪」に仕立て上げるための証拠資料を集めていたという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)