四川省:成都市警察 迫害致死の女性家族に緘口令(写真)
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 【明慧日本2012年1月10日】中国成都市の病院で看護師を勤めている法輪功修煉者・王明蓉さんは2011年9月7日、正当な理由もなく新津洗脳班に強制連行され、10日足らずの迫害により死亡した。9月16日、王さんの姉が妹と面会したばかりだが、翌日に死亡を知らされた。しかしながら、成都公安局は極力、王さんの死亡の真相を隠そうとしている。

 王さんの家族は洗脳班、公安局の指定した交渉員に対して、書面による王さんの死亡判定書の提出を要求したが拒否された。さらに、王さんの家族は王さんが拘禁された施設の責任者との面会を求めたが、同じく拒否された。洗脳班は、王さんが上着で首吊り自殺をしたというが、自殺した場所を明確に示さなかった。その後、王さんは瓦で喉を切って死亡したと死因を変えたが、死亡現場には瓦はなく、さらに王さんの体中の傷について説明ができない。最終的に、洗脳班はなんと、王さんが死亡した原因については、上からの相談結果を待ってから決めるとの回答を出した。このように、王さんの死因は相談結果によるものとなった。

 調査によれば、新津洗脳班は9月17日昼過ぎ、すでに救急に電話をしたが、病院に到着した時点で王さんはすでに亡くなっていた。洗脳班はその拷問による犯罪行為を隠すため、病院の医務関係者に「緊急救命措置を施した様子を示すように、死体に注射針を指せ」などと要求し、さらに真相を外部に漏らさないように緘口令を敷いた。しかし事後になって、実名を伏せたある病院関係者から、事実が筆者に告げられた。

 王さんの死後、洗脳班はわざわざ会議を開いてから、王さんの家族に王さんの死亡通知を出した。同時に、王さんの遺体を見たければ必ず事前にこの件について一切追求しないという保証書を書くことを突き詰めた。

 さらに、成都公安局は王さんの娘に対して、もし王さんの死因について追及した場合、王さんの夫に死刑判決に値する有罪証拠を持ち出して、王さんの夫を監獄に投獄してから死刑を実施するが、追及しなければ数十万元の賠償金を提供すると脅迫した。このような脅迫のもとで、王さんの娘と王さんの主人は仕方なく良心に反して妥協し、保証書を提出し、警官のでっち上げた死亡状況に合わせた。

 成都市新津洗脳班(対外的には「法制教育センター」と称している)は2003年に設立されてから、いかなる手続きも経ずして、法輪功修煉者に対して任意の拘禁も含む迫害を行ってきた。確認の取れた統計によると、すでに1000人以上が被害を受けている。多くの市民が恣意に身柄を拘束された後、めった打ち、灌食、毒物による迫害など残酷な拷問を受け、複数の修煉者がそれによって死亡した。当洗脳班だけでも、迫害によってすでに5人以上が死亡し、3人以上が精神異常となっている。

  (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/12/31/251270.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/1/3/130490.html)     更新日:2012年1月23日
 
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