湖北省:武漢市の女性 6年前に連行され行方不明
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 【明慧日本2012年2月3日】湖北省武漢(ぶかん)市に在住の法輪功修煉者・呉紅斌さん(40代女性)は6年前の深夜、中共(中国共産党)当局の警官に自宅で不当連行されてから、行方不明になっている。6年来、呉さんの夫と息子は、呉さんに関する情報を何ひとつ得られなかったという。

 呉さんは武漢市製錬所の従業員だった。同所は金、銀、銅などの製錬所で、従業員の健康に関する労働保護の措置がなかったため、多くの従業員が有害気体を吸入し、職業病になってしまった。呉さんもその中の1人だった。

 1992年と1993年、法輪功の創始者・李洪志先生は2回にわたって、武漢市で法輪功学習班を開かれた。製錬所の多くの従業員は法輪功を学び、職業病が治った。呉さんは縁あって『転法輪』を読み、人生の真義が分かるようになり、法輪功の修煉を始めた。その後、呉さんは法輪功の基本理念で自分に要求し、修煉を続けた結果、職業病も完治し、心身ともに健康を取り戻した。

しかし、19997.20、中共(中国共産党)当局は法輪功弾圧を開始した。凶暴な迫害に対して、呉さんはどう対応すれば分からず、ただ沈黙を保った。

2004年のある日、呉さんは近くにある廃校された小学校の異変に気づいた。元小学校は「法制学習班(洗脳班)」になり、警官はよく小学校に人を連れ込んでいた。聞いた話によると、その中に連れ込まれたのは、法輪功修煉者たちで、元小学校は法輪功修煉者を迫害する拠点になっていた。このいわゆる「洗脳班」で、元武漢市物資局の幹部・呉碧林さんは、灌食されて危篤状態に陥り、工商銀行の行員・李軍峡さんは迫害により死亡したという。

法輪功修煉者に対する残酷な迫害事実を聞いた呉さんは衝撃を受けた。呉さんは、自分自身が法輪功の素晴らしさを体験したことを思い出し、恐怖心と私心を捨てて沈黙を破った。呉さんは、法輪功の素晴らしさと中共当局の法輪功に対する迫害の真相を人々に伝え、小冊子やDVD、チラシなどを作成して配った。

ある日、呉さんは洗脳班の前を通ったとき、中から出てきた女性に名前を呼ばれた。邪悟者・李紅艶だった。2人が話をして、呉さんが法輪功の修煉を続けていることを李紅艶に知られた。その後、李紅艶は610弁公室に呉さんのことを告げた。そこで、610弁公室の警官・李英傑は、呉さんが法輪功を修煉していることを呉さんが居住する住民委員会に告げた。その後、住民委員会の職員が繰り返し、呉さんに法輪功の修煉を放棄する旨の書類にサインするよう強要したが、呉さんは断固として拒絶した。

2005121日、610弁公室の警官・李英傑は、呉さんのパート先(元勤務先・製錬所は経営不振で破綻した)に電話をして、「呉は法輪功の修煉を放棄しないので解雇しろ」と圧力をかけた。呉さんは、自分が法輪功の修煉を通じて職業病が完治したこと、道徳心が向上したことなどを書面に書き、上司に渡した。しかし、上司は圧力に負けて、呉さんを解雇した。

2005122日深夜、数人の警官が呉さんの家のドアをこじ開け、密かに薄着の呉さんを不当に連行した。それから6年間、呉さんはどこにも現れず、行方不明になっている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/1/19/251998.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/1/28/131014.html)     更新日:2012年2月4日
 
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