黒竜江省:3年間迫害され下半身麻痺 いまだ解放されず(写真)
■ 印刷版
 

 明慧日本201228日】黒竜江省双鴨市に在住の法輪功修煉者・林沢華さん(49歳男性)はジャムス刑務所に拘禁されている。2012113日、林さんの2の兄と弟夫婦が面会に訪れた際、林さんは背負われて出てきた。面会中、林さんは衰弱して話す力もなく、精神状態もよくなく、時々苦しそうな表情を見せた。面会は10分間しか許可されず、林さんが兄弟たちと話している途中、電話がかかってきて面会を打ち切られた。

林沢華さん

 林さんの状態を見て、家族たちはとても心配した。そこで、兄弟たちは林さんが拘禁されている監区長・王慶軍と中隊長・王連宇に会いに行き、林さんがなぜこのような状態になったのか原因を聞いた。2人は責任を負うことを恐れ、「多分、長期的に動いていないことと栄養不良のためだと思う。確かに林は受刑者に押されて、階段から転落したことがあるが、病気になっているかどうか、検査の結果を見なければ分からない」と言った。兄弟たちは王ら2人に「検査結果どうであれ、あなたたちが責任を負うべきです」と言った。すると、2人は狼狽し混乱した。

 林さんはタクシーの運転手をしていた。林さんは法輪功を修煉しているという理由で2007912日、双鴨市国家安全局の警官と風嵐鎮派出所の警官により、風嵐鎮にある弟の家で身柄を拘束された。警官は林さんの頭に黒いカバーをかけ、秘密の場所に拘禁した。20083月、林さんは中共(中国共産党)当局により7年の不当判決を下され、同年710日、ジャムス刑務所に拘禁された。

 林さんは刑務所の5監区2分監区区長・頼宝華に、法輪功の修煉を放棄するように強要された。林さんが拒否したため、警官の指示を受けた受刑者らは、林さんに対して侮辱したり、罵ったり、体罰を加えたりした。2008117日、受刑者・李岩松はわざと林さんを強く押したため、林さんは階段から転落し、背中、臀部、頭など強く打った。その後、林さんは首から下、両腕を除いて麻痺し、自由に動かすことができなくなった。

 しかし、監区長・頼は、林さんが仮病だと言って、林さんを介助することを禁じた。また、善意で介助しようとする人も許さなかった。頼は「お前はベッドで排尿しろ」と言った。林さんは7カ月間、誰からも介助されることがなく、風呂にも入れず、トイレの回数を減らすため、毎日なるべく少量の食べ物と飲み物を摂っていた。

 林さんは自分の権利を守るため、裁判所に提訴しようとした。林さんは訴状を書き、監区の教導員・魏孟軍に「検察院に渡すように」と頼んだが、訴状はそのまま差し押さえられた。

 林さんは刑務所で迫害され、下半身麻痺になってすでに3年あまり経過した。毎日、壁に寄りかかるか、腕で体を支えて座るしかできず、辛い日々を過ごしている。林さんの年老いた80歳の母親は、息子のことを思うと涙が流れ、毎日息子の帰りを待ち望んでいる。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/1/22/252196.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/2/5/131167.html)     更新日:2012年2月9日
 
関連文章