黒竜江省:法輪功修煉者が女子刑務所で迫害され死亡
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 【明慧日本2012年1月26日】黒竜江省虎林市の農場の定年退職者である、法輪功修煉者・趙壁旭さんは2008年8月4日の午後、法輪功の真相を伝えていた際、不当に身柄を拘束され、3年6カ月の判決を言い渡された。趙さんはハルビンの黒竜江省女子刑務所で迫害され、2011年に黒竜江省女子刑務所医院に6~7カ月入院し、2012年にまたしばらく刑務所医院に入院した。しかし、刑務所側はずっと趙さんを釈放しなかった。趙さんは2012年1月14日、迫害によりこの世を去った。

 趙壁旭さん(60歳過ぎ、女性)は迎春八五四農場の定年者である。趙さんは2008年8月4日の午後、迎春国税ビル前で故郷の友人と待ち合わせをしていた際、呂桂強という人にお守りカードを一枚渡し、彼に「真、善、忍はすばらしいと念じれば福報がある」と伝えた。呂はカードを受け取った後、「まだあるか」と趙さんに聞いた。趙さんが「ない」と答えたら、呂は直ちに八五四公安支局に電話をかけた。公安支局の王貴福、陳磊、斉大勇ら3人がパトカーで駆けつけ、趙さんを無理やりパトカーに引きずりこみ、公安支局へ向かった。それから、また人員を率いて趙さんの自宅に行き、いかなる手続きも、有効な証明書もない状況下で、無理やり趙さんの自宅に押し入り、家宅捜索を実施し、法輪功の書籍とMP3を没収した。翌日の午前、警官は気絶するまで趙さんを殴り、それから無理やり牡丹江農業開墾管理局留置場へ送り、不当に監禁した。

 11月20日午前8時30分ごろ、牡丹江農業開墾裁判所は趙さんに対して不当に裁判を行った。多くの人は老人がこれほど不公平な待遇を受けていることに不満を覚え、農業開墾裁判所がいかにして罪のない人の裁判をするかを見届けようとした。そのため、裁判所の内外には傍聴にやってきた親友らが約80人ほど集まった。検察官は事実を捏造し、趙さんが法律実施を破壊したなどと言いふらした。趙さんは「私は家庭主婦であり、人に『真、善、忍はすばらしい』と覚えるように教え、お守りカードを渡したのが法律実施を破壊したというのは、完全に間違っています」と正々堂々と述べた。趙さんは自分が法輪功を修煉してから、家庭と農場にもたらされた恩恵について述べていたが、裁判官に話を止められた。法廷での弁論で弁護士は、「警官は法律に違反している。趙さんの無実を宣告し、無条件に釈放すべきだ」と指摘した。検察官は何も言えなくなり、裁判官が寝ているような状況下で、法廷はいい加減に終わった。牡丹江農業開墾裁判所は憲法及び法律を無視して、趙さんに3年6カ月の刑を言い渡し、ハルビン女子刑務所へ送りこんで迫害した。他に、法輪功修煉者・劉江麗さん、欧陽恵芝さん、鄒継秀さんなども、ハルビン女子刑務所に送られて迫害された。

 趙さんは信仰を放棄することを拒否し、自分は無罪であると主張し続け、囚人服を着ること、強制労働に参加することを拒否し、警官による転向を受け入れなかった。それに対し、刑務所の警官は趙さんを迫害し、家族と一カ月に一回面会する権利を剥奪した。

 2010年6~7月の間、趙さんは迫害されて体に病状が現れ、刑務所の医院に少なくとも半年以上入院していた。しかし、刑務所はずっと趙さんを釈放しなかった。趙さんは2012年1月14日の午前1時30分、無実が晴れないままこの世を去った。

 法輪功修煉者が周囲の民衆に伝えているのは、人に善に向かうように教え、心身とも恩恵を受ける法輪功の真相であって、同時に法輪功を中傷する中共の虚言を明らかにすることである。彼らは最も基本的な言論の自由の権利を行使しているだけであり、他の民衆の事実を知る権利を守っている。しかし、彼らはかえって中共に刑務所に入れられて迫害されている。中共は善良な人を迫害し、罪を犯している。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/1/21/251887.html)     更新日:2012年1月27日
 
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