黒竜江省:法輪功修煉者56人が不当連行・監禁
■ 印刷版
 

 【明慧日本2012年4月3日】黒竜江省ハルビン市610弁公室最近、計56人の法輪功修煉者を不当に連行し、労働教養所と刑務所に監禁して迫害した。

 現在、前進労働教養所、綏化労働教養所、第二留置場などは610弁公室の指示の下で、法輪功修煉者に対して非常に残酷な迫害を加えている。また、2月に不当に逮捕した数人の法輪功修煉者に対して、公安、検察院、裁判所は610弁公室と結託し、不当に刑を言い渡し、さらに酷く迫害した。

 一、法輪功修煉者3人が不当に連行される

 2012年2月20日の午後3時前後、ハルビン市呼蘭区康金鎮の法輪功修煉者・薄蘭さんは身分不明の5人に不当に連行された。現在は行方不明。

 同市の法輪功修煉者・孫紅さん(中国民用航空局の元従業員)は2月9日夜7時過ぎ、用事で宣慶派出所を訪れたところ、不当に連行された。孫さんは現在ハルビン市第二留置場に監禁されている。

 2012年2月27日、五常市山河鎮の法輪功修煉者・姜福林さん(65)は興旺村で法輪功の真相を伝えた際、山河公安支局の警官に不当連行された。その後、捜査令状の提示もなく家宅捜索を受けた。現在、姜さんは五常市留置場に監禁されている。

 二、法輪功修煉者56人が労働教養所、刑務所で迫害される

 ハルビン市と双城市では50数人の法輪功修煉者が、2011年11月13日に中共当局に不当に連行された。その中、現在36人が労働教養を科され、7人が不当に提訴され、裁判に直面。

 不当に労働教養されている法輪功修煉者、趙艶菊さん、高淑君さん、王秀青さん、ほか多数がそれぞれ1年6カ月から2年までの労働教養を科された。彼らが受けた迫害の詳細は以下。

 方桂蘭さんは不当に労働教養を科された後、前進労働教養所に監禁された。方さんはいわゆる「悔い改め書」などを書かなかったことを理由に、受刑者4人にトイレに連れられて行き、服をすべて脱がされ、身体に冷水をかけられた。ハルビンの12月はとても寒いが、窓を開けた状態で、冷水をかけられた。

 万雲龍さんは2年の労働教養を科され、綏化労動教養所に監禁された。2012年2月22日、弁護士はハルビン政府行政再議事務室を訪れ、万さんの労働教養について再議を要求したが、「法輪功の案件は立案しない。省政府か国務院に行けば再議申請ができる」と回答された。

 また武義さん、宮文義さん、董さん(男性)も綏化労動教養所に送られて迫害された。当時、宮さんは断食で迫害に抗議し、体が非常に衰弱していたため、綏化労動教養所は受け入れ拒否とし、ハルビン市留置場へ返された。

 双城市双城鎮の法輪功修煉者・王興余さんは2011年12月、自宅で双城市双城鎮派出所の警官に不当に連行され、約1カ月間、派出所に拘禁され、懲役2年を言い渡された。現在、綏化刑務所に拘禁されている。王さんの妻である法輪功修煉者・閻淑芬さんは2002年に不当に懲役14年を言い渡された。刑期満了で間もなく釈放される予定。王さんの娘は当時、懲役12年を言い渡され、2010年11月に釈放された。家族全員が会えるという時、王さんは再び連行され、懲役2年を言い渡された。

 ハルビン市の法輪功修煉者・徐海波さんは2011年12月30日の朝5時過ぎ、自宅から不当に連行された。警官は大量のテレホンカード(テレホンカードを配送する仕事のため)に没収した。また、会社に納めるためのテレホンカードの料金、10000元以上も没収された。2012年1月19日、徐さんは綏化労動教養所へ連行され、1年6カ月監禁された。

 三、公安、検察院、裁判所が結託して法輪功修煉者を迫害

 ハルビン市と双城市の50数人の法輪功修煉者が、2011年11月13日に当局に不当に連行された。そのうち7人が当局の提訴に直面。

 顔廷珍さん、姜暁燕さん、田暁萍さん、駱艶傑さん、葛欣さんは不当に提訴され、現在もハルビン市第二留置場に監禁されている。顔さんは現在38歳だが、迫害されたため心臓病の病状がとても深刻になり、家族は何度もハルビン第二留置場と双城公安局に行って面会を要求したが応じない。

 ハルビン市香坊区の法輪功修煉者・張宝泉さんは1月19日に不当に連行された。張さんは断食で迫害に抗議した。現在香坊留置場に監禁されている。

 阿市街区検察院、阿城公安局は趙玉安さん、張宝勝さん、王金玉さん、程宝英さんなど4人の法輪功修煉者に対して不当に提訴しようとしている。

 四、ハルビン労動教養所、刑務所、留置場が法輪功修煉者に対する迫害に加担

 綏化労動教養所には現在、31人の法輪功修煉者が監禁されている。そのうち10人が双城市の修煉者。

 2011年12月29日、省610弁公室が法輪功修煉者の「転向」状況を調査する日を前にして、労動教養所は法輪功修煉者に自分の信念を放棄するよう強要した。法輪功修煉者・金傑さんが転向を拒否したため、怒り出した警官は金さんを2段ベッドに吊るし上げ、殴打し、スタンガンで電気ショックを加えた。

 今年の1月4、5日、ジャムス刑務所の警官は迫害致死した秦月明さんの、妻・王秀清さんと娘の秦海竜さんをハルビン前進労動教養所で隣り合った部屋に監禁した。省610弁公室は邪悟者を2人派遣して、彼女らを転向させようとした。

 1月19日、法輪功修煉者・劉景州さんは労動教養所へ不当に連行された。劉さんは「三書」を書かず、警官に協力しなかったことを理由に残酷に迫害された。警官は劉さんを吊るし上げ、スタンガンで電気ショックを加え、ビニール袋を頭に被せてから中に煙を入れ、爪楊枝で劉さんを挿した。当時、劉さんは唇がひどく腫れ、今も左手が思うように動かない。

 2月8日、法輪功修煉者・盧清波さんは警官にスタンガンで電気ショックを加えられ、口を叩かれ、蹴られたりした。

 ハルビン南崗支局は、弁護士が法輪功修煉者・向暁燕さんと面会することを阻止した。

 五、ハルビン市第二留置場が法輪功修煉者を迫害した事実

 同留置場の警官は女性の法輪功修煉者が下着を着替えることを許さず、生理になっても生理用ナプキンを与えず、硬いウオトウ(トウモロコシ、コーリャンなどの粉で作るふかしパンのようなもの)とカビが生えたご飯を食べさせ、鉄板の上に寝させた。3人で一枚の破れた布団(長さ1.5メートル足らず)を掛けさせ、家族からの日常用品と食品を受け取ることや、面会も禁じた。

 法輪功修煉者・姜暁燕さんはハルビン市第二留置場で連続6日間取り調べられ、拷問されたことがある。警官は姜さんの両手を椅子の後ろに回して手錠を嵌めた。また、ビニール紐を姜さんの両手に嵌めた手錠にまわし、その紐で姜さんを吊るし上げた。姜さんは腰から下の感覚を失い、手も感覚がなくなった。姜さんが息をしていないのを見て、警官はライターで紐を焼き切り、意識を失った姜さんのツボを通じさせようとした。血液が元の流れに戻るときの感覚は非常に苦しい。

 2011年から2012年初めまで、ハルビン市前進労動教養所の警官は、上層部に指示され、絶えず法輪功修煉者に対してさらに残酷に迫害を加えた。多くの法輪功修煉者は不当に監禁されてから、家族との面会を許されず、面会するには、法輪功の創始者と法輪功を罵るよう要求された。

 六、ハルビンの法輪功修煉者が他地区で迫害された状況

 華守波さん(45歳男性)は、ハルビン市呼蘭区の法輪功修煉者。2010年9月16日、広州で警官に不当に連行され、1年6カ月の労働教養を言い渡され、東坑労動教養所に監禁された。今年3月16日に刑期満了となるが、連行されてから現在に到ってもなお、家族との面会を許されていない。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/3/17/254309.html)     更新日:2012年4月5日
 
関連文章