昨年4月25日、遼寧省本渓(ほんけい)市の政法委員会(610弁公室を直轄する組織)、610弁公室、市の公安局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、明山分局国保大隊の関係者は李さんなど17人の法輪功学習者を不当に連行した。そのうち、12人はいまだに拘禁されている。また、連行の過程で警官らは制服を着ていなかったうえ、警察証、捜査令状、逮捕令状、通知など何ら法的手続きもなく実行した。
亡くなった時の李純正さん |
【明慧日本2014年9月12日】遼寧省の法輪功学習者・李純正さん(47歳男性)は先月31日の深夜1時40分、迫害されたため死亡した。
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李さんは1年4カ月間にわたって拘禁された。先月25日、身体の具合が悪くなり、嘔吐、下痢、高熱などの症状が現れた。しかし、警官は名称すら分からない薬を飲ませただけで済ませた。その結果、最適な治療期間を逃した。金山病院は家族と弁護士に知らせないまま、秘密裏に李さんに穿刺手術をした。しかし、金山病院はその手術に必要な認定資格がないという。
先月30日、裁判官から家族に、一時出所の手続きをするよう通知が来た。留置場の責任者は家族に5枚の白紙にサインさせてから危篤の李さんに会わせた。当時の李さんは全身が腫れ、足首に深い穴が空き、鼻および口からうっ血していた。また右ひじには青いこぶ、胸に大きな紫の斑点があり、きわめて衰弱していた。
その期間、家族は何度も金山病院に李さんの医療手続きを求めたが拒否された。金山病院の病棟責任者は李さんの死に責任を負いたくないため、看護師に命じて家族に早く李さんを家に連れて帰るよう催促した。その期間、李さんは何度も血を吐き、呼吸困難な状態で苦しんでいた。翌日の8月31日、李さんは死亡した。留置場側は責任を逃れるため、家族に3日以内に火葬するよう要求した。
同時に連行・拘禁されたほかの学習者もみな極度に痩せ、多くが重体に陥っているという。
世界各国の人々に、本渓留置場に拘禁されている学習者への救援を呼びかける。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)