裁判所が弁護士委任を妨害 大学生の息子が弁護
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 【明慧日本2015年1月8日】山東省徳州市の法輪功学習者・李志強さんは、徳州歯車工業の職工であったが、法輪功を学んでいるとの理由で長い間迫害を受け、退職を強要された。その後、電子製品の小売りを始めた。李さんは法輪功の教えである「真・善・忍」に従って商いをしていたため、商売が繁盛していたが他人に嫉妬され、李さんは法輪功を学んでいることを通報された。昨年1月9日、同市徳城区国保大隊の警官は李さんを強引に連行した。

 親族は李さんのために弁護士を依頼したが、地元の弁護士は610弁公室や公検法の脅威にさらされ、案件を取り上げることができなかった。案件を取り上げようとした他地区の弁護士も徳州の司法機構の妨害を受けていた。間もなく不正裁判に直面しなければならない父親が何度も徳州地元国保警察に嫌がらせをされたり、恥辱を受けたりしている母親を見て、李さんの21歳の大学生の息子李宗澤さんはとても焦り、父親のために弁護をすると決心した。そのため警察は宗澤さんを強引に連行し、ひどく殴り威嚇した。宗澤さんは拷問椅子に鍵をかけられ、警官に交替で3時間以上拷問された。

 宗澤さんは屈せず、自宅に戻り一生懸命に資料を調べ、準備した。2104年9月19日、山東省の徳城区裁判所は李志強さんに対して開廷した。弁護席にいる宗澤さんは、頭に黒い布袋を被せられ、手錠と足枷を嵌られている父親が警察に法廷で残忍に抑えられている姿を見てもひるまなかった。宗澤さんは父親のために理にかなった弁護を行った。「父親は社会に危害を与えることをしていません。公共秩序を妨げてもいません。更に他人の利益も侵害していません。犯罪はしていません」

 最後に、宗澤さんは父親を無罪釈放すべきだと主張した。その場にいた人たちは宗澤さんの道理の通った弁護に驚いた。宗澤さんの弁護の最中、裁判長は何度か話を遮ったが、宗澤さんは弁護を最後まで行った。最終的に裁判長は仕方なく休廷を宣告した。李志強さんは今なお勾留所に拘禁されているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/12/20/301742.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/12/26/147462.html)
 
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