肺結核完治の法輪功学習者 10年間迫害される(写真)
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 【明慧日本2015年2月2日】四川省米易(べいい)県の法輪功学習者・朱召杰さん(60歳男性)は、1994年に法輪功を学び始め、患っていた重度の肺結核が完治した。

 しかし、1999年7.20、中国共産党が法輪功に対する迫害を開始して以降、朱さんは労働教養1年、懲役9年を宣告されて10年間にわたって自由を奪われ、心身共に苦しめられた。

 2000年1月10日、朱さんは労働教養1年を宣告され、同省綿陽市の新華労働教養所に拘禁された。教養所で朱さんは、強制洗脳を受け、直立不動の姿勢で長時間立たされたり、長い距離を走らせられたりし、薄着で雪の上に立たされるなどの迫害を加えられた。さらに、食事のときは30元のスープ(故意に高値をつけられた)を3つも買わされ、家族が食事代1000元を持って来てくれたが、数日間で使いきってしまった。

 その後、朱さんは教養所・第二大隊の煉瓦製造所に移送され、朝5時に起きて2時間立たされ、朝7時~夜10時まで休憩がなく、短パンだけをはいて、頭にタオルを巻いて(垂れてきた汗を拭くため)、煉瓦炉から煉瓦を運ぶ労働を強いられた。

 毎日、高温の状況下で長時間労働し、ほこりだらけの中で水も十分に飲めず、ご飯も十分に食べられず、作業後も入浴できなかった朱さんは時々、夜中2時まで罰として立たされた。朱さんは5カ月間1日も休まずに、重労働を強要された。

 2002年11月2日朝、警官は西昌市城区にある朱さんの借家に不法に侵入し、家にいた朱さんを連行して石炭宿泊所に拘禁した。

 翌朝、朱さんは警官に髪の毛を掴まれて壁にぶつけられ、手錠で体を殴られて血が流れ、流れた血で壁が染まった。その翌日、警官は傷だらけの朱さんを米易県公安局の留置場に送り込んだ。

拷問の再現:髪の毛を掴んで壁にぶつけられる

 髪の毛を掴んで壁にぶつけられた朱さんは、頭痛と目まいがして立てず、ご飯も食べられなかったが、留置場の警官に乳首を洗濯ばさみで挟まれて苦しめられた。
 
拷問の再現:殴打
 
 留置場に1年3カ月間拘禁された朱さんは、米易県裁判所に懲役9年の実刑判決を宣告された。

 2004年2月、朱さんは五馬坪刑務所に拘禁された。刑務所の入監隊に拘禁された朱さんは、でっちあげられた罪を認めなかったため、朝から晩まで走らされた。

 その3カ月後、朱さんは第4監獄区に移され、法輪功の誹謗中傷ビデオを見せられて「転向」を強要されたが、朱さんは屈しなかったため、食事を与えられなかったり、立たされたりするなどの迫害を加えられた。

 朱さんは、迫害に抗議するため断食を行ったが、熱い石板に裸足で立たされ、数人の警官が革靴で朱さんの足の上に立った。そして、朱さんはすぐに転んだが、両足にやけどを負い、立てなくなった。しかし、警官は立てない朱さんを引きずったという。

 また、朱さんは灌食された。警官は8人の受刑者に指示し、朱さんを倒して乱暴にチューブを鼻から胃に挿入させ、朱さんの口や鼻は血まみれになった。

拷問の再現:灌食

 警官は朱さんを「転向」させることができなかったため、朱さんに、電子ネットワークコイルを作らせた。6年間毎日、蛍光灯の下で作った朱さんは近視になり、道がよく見えず、いつも転んでいたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/12/23/301865.html)
 
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