対聯を貼り付けた法輪功学習者 不正裁判うける
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 【明慧日本2015年2月28日】広東省の普寧裁判所は先月3日午後3時過ぎ、法輪功学習者・江漢泉さんに対して不正裁判を行い、「法律実施を破壊した」との罪で判決を言い渡そうとした。一方、江さんの弁護士は法廷で確かな証拠を提出し、江さんの無罪を弁護した。

 昨年12月1日午後4時過ぎ、普寧公安局の城東派出所の私服警官らが一斉に江さんの自宅に侵入し、家族が外に出られないよう鍵をかけ、江さんを不当に連行した。理由は江さんの自宅に「真・善・忍」と書いた対聯(ついれん、対句を書いたかけもの)が貼り付けられているからだという。現在、江さんは迫害により重度の高血圧の症状が現れているという。

 法廷で、江さんの弁護士は、法輪功の学習者として江さんは自ら信奉する書籍を所有する権利があり、それは国民の合法的な権利でもあると主張した。

 また、江さんが書いた対聯は誰にも害を与えていないこと、「真・善・忍」に従い、よい人になることを目指すのは罪がないことや、法輪功は中国本土で迫害を受けているが、台湾、香港、アメリカなどにおいて人気があることについて述べた。

 最後に、弁護士は法輪功が合法であるうえ、江さんを無罪で解放するべきだと主張した。裁判官と検察は判決を出せず、休廷を宣告した。

 江さんは普通の農民である。法輪功を学んでいるとの理由で15年間さまざまな迫害を受けてきた。江さんの妻、娘2人、息子1人も労働教養処分に処せられ、洗脳されたことがある。さらに、家族は長期にわたって監視されているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/2/6/304104.html)
 
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