「建三江事件」裁判期間中 警官らが大規模に監視
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 【明慧日本2015年1月27日】黒竜江省建三江地区の前進農場では先月17日、至るところにパトカーと警官がいた。法廷から2.5キロの間に、2千人近くが配置された。この日は、「建三江事件」の当事者に対する裁判の日だった。

 昨年3月20日、4人の人権弁護士が、建三江法制教育基地(洗脳班)に不当拘禁されている法輪功学習者の解放を求めたため、連行され残虐な拷問を受けた。同時に、石孟文さん・孟繁茘さん・王燕欣さん・李桂芳さんなどの法輪功学習者7人が連行された。国内の弁護士および各界の人々が救援団を立ち上げ、建三江当局へ抗議に行き、断食で抗議した人もいた。これが、国際社会で注目を集めた「建三江事件」である。

 一、傍聴者を監視、連行

 (13人の警官が私を「守る」

 私は韓淑紅と言います。親戚の石孟文さんに関する裁判なので、傍聴に行くことを決めました。12月17日の途中で2度警官に検査されました。警官は身分証番号と携帯電話番号を記録し、傍聴を許可しませんでした。警官のリーダーは「今晩から3人の警官がお前を守る」と言いましたが、警官は私の周りを24時間離れず、私がどこに行っても付いて来ました。

 (2)警官13人が石孟文さん自宅を取り囲む

 16日午前7時過ぎ、石さんの母親・姉・兄嫁・姪は裁判所に傍聴に行く予定だったが、13人の警官に囲まれ、出られなかった。80歳の母親は泣きながら「あなた達は一体何をしたいのですか、息子と一目会うこともできないのですか?」(石さんが連行されてから、ずっと面会を許されていない)と訴えた。

 (33人の人権活動家が連行

 16日午後8時頃、連行されたことがある3人の人権活動家は、いくつかの検問所を通って法廷まで傍聴に来た。しかし、3人は大興農場の警官8人と10数人の幹部によって大興農場公安支局まで連行され、徹夜で尋問され記録をされた。他の人権活動家の自宅周辺では不審人物が車内で監視していた。

 二、青竜山洗脳班で迫害を受けた法輪功学習者の監視を強化

 (15人が入り口で「トランプをする」

 石孟昌さん:石孟文さんの兄で、青竜山刑務所で苦しめられた。孟文さんは兄を救出するため弁護士に依頼したとして、連行され裁判にかけられた。

 韓淑娟さん:石孟昌さんの妻、夫と同時期に青竜山刑務所で迫害され、多くの病気を患った。

 2014年12月16日午後1時頃、孟昌さんは母の家に帰ったところ、入り口で5人がトランプをしていた。その時、孟昌さんは「あなた達はここで、私達を監視しているのでしょう?」と聞くと、彼らは上から派遣されたという。この時、韓淑娟さんと母親は、5人の中で3月に(建三江事件が発生した時)監視役の1人がいることに気付いた。20日午前11時頃、入り口の5人が立ち退いた。23、24日の2日間、扉をノックした人が孟昌さんが帰ったかどうかを尋ねた。

 (2)親戚、隣近所も監視される

 于松江さん:青竜山刑務所で拷問され、滅多打ちされた。そして2度、洗脳された。

 12月16日の朝、前進農場公安支局の警官らは于さんの家に来た。2人の警官は前門を監視し、2人は裏門から中庭に入った。12月16日夜、町内は黒と白の車を派遣して于さん家の裏門を塞いだ。目撃者の話によると、16日だけで、警官は于さんの家に4回嫌がらせに来た。于さんの母親は70代で、父親は息子が何度も迫害される中で公安局に恐喝され、無念のまま亡くなった。

 (3)脅迫された上司が家族に監視させるよう脅迫

 潘淑栄さん:青竜山刑務所で拷問され、卑猥な行為を受けた。

 12月17日、潘淑栄さんの娘は普段より早起きして、「お母さん、今日はどこに行くの?」と聞いた瞬間、電話がかかってきた。電話で、潘淑栄さんを外に出かけさせないように監視し、さもなければ職場に影響を及ぼすぞと脅迫された。娘が自分の母は良い人であることを知っており、しかし母の事で勤務先の人達がリストラされては困るので、泣き出した。

 (4)書記と学校警備が蒋欣波さんの家に住み込む

 蒋欣波さん:青竜山刑務所で拷問を受け、2度洗脳された。

 12月15日夜、蒋さんの夫の勤務先・前進中学は蒋さんを監視するようにとの指示があった。「蒋欣波さんの顔を出すと連行され、しかも、学校の上司と蒋さんの夫は職場を離れなければならない」と学校側から言われた。16日夜~19日午後8時まで、学校の警備と教諭らは蒋さんの家に泊まり込んだ。学校側が出費して食材と果物を買った。

 (5)どこに行っても警官がついて来る

 張喜曾さん:夫婦は同時期に青竜山刑務所で迫害を受けた。

 2014年12月16日午後4時、七星公安支局の警官は「17、18日の2日間、前進農場に行かないように。そこで4人の法輪功学習者に対して裁判を行うためだ」と張さんに警告した。17~20日、張喜曾さんはどこに行っても、警官から監視されていた。

 (6)「お前が出て行ったら私達6人はみな失業」

 石秀英さん:青竜山刑務所で苦しめられ、胃癌を患った。

 2014年12月16日晩6時過ぎ、扉を叩く音がして、3、4人が入り口を塞いだ。石さんが扉を開けようとすると、夫が止め、前回のように石さんが連行されることを恐れている。18日、石さんが出かけようとした時、警官らに遮られた。うち1人は「お前が出て行ったら私達6人はみな失業だ」と言った。20日になって、裁判が終わった後、警官らはようやくその場を離れた。

 三、他の法輪功学習者も監視される

 2014年12月17日、七星公安支局の警官2人は、法輪功学習者・シャ懐忠さんの隣の家に居座り、シャさんが家にいるかどうかを何度も問い詰めた。シャさん宅の前の交差点には20日まで、パトカーが毎日24時間止まっていた。

 2014年12月17日、法輪功学習者・張桂清さんが住むビルの廊下に若い警官が長時間おり、対面にも2人いた。張桂清さんが外出すると、彼らは車で尾行する。上からの指示だという。

 12月17日、法輪功学習者・劉世銀さんは傍聴に出かけるため、ドアを出た瞬間に止められた。12月16日午後から20日午前まで、法輪功学習者・孟憲傑さんの自宅近くに白い車がずっと止まっていた。孟憲傑さんが外出する時、ずっと付いて来た。

 12月16日昼ごろ、法輪功学習者・劉遠珍さんの勤務先から電話があって、劉遠珍さんの子供が呼び出された。17日午後1時過ぎ、遠珍さんは外出した際、歩道で止められた。

 12月17日までに、法輪功学習者・劉秋玲さんの親戚は嫌がらせをされた後、秋玲さんの夫に「劉秋玲さんを管理するように」と話した。秋玲さんの夫は秋玲さんに「この数日間に数十人も連行されて、とても怖い」と言った。12月19日夜、秋玲さんの娘(小学生)の同級生は家に遊びに来ていた時、同級生のお母さんが電話で「早く家に帰って来て」と催促した。中国共産党が、法輪功は子供を誘拐するとの虚偽の宣伝をしたためだ。

 12月16日午後8時、法輪功学習者・呂伝剛さんの上司から電話がかかり、呂さんの居場所を聞いた。17日午後にわざわざ2度、呂さんを見に来た。18日朝には、上司が呂さんを見に来た。

 12月17日の朝、町内の役員らは法輪功学習者・李昌平さんの家まで嫌がらせに来た。19日午後まで監視した。

 同日の午後、法輪功学習者・孫長愛さんの家に2人の女性が来て、町内のメンバーだと言った。そして、19日午後まで監視した。12月16日、法輪功学習者・史淑華さんの夫が勤務先から帰って、史淑華さんに「この数日間どこも行かないで」と言った。史さんの実家の父親も電話で「外に行かないで」と話した。

 黒竜江省の政法委員(610弁公室を直轄する組織)と610弁公室はなぜこのようにするのか? 法輪功学習者は全く罪がないからだ。法輪功を不当に迫害している事実を民衆に知られないようにするため、恐怖を作り上げている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/12/30/302324.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/1/7/147882.html)
 
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