【明慧日本2014年7月11日】黒竜江省の建三江(けんさんこう)地区の法輪功修煉者・石孟文さん(46)は今年3月21日、拘禁中の兄夫婦の解放を求めて青龍山洗脳班へ行ったが、洗脳班の前で警官により不当に連行された。現在も石さんは拘禁されており、不正裁判に直面している。
石孟文さん |
昨年9月23日、石孟昌さん、韓淑娟さん夫婦は地元の警官に連行され、青龍山洗脳班に拘禁された。その後、弟・孟文さんと家族、友人は何度も関連部門へ行き、兄夫婦の解放を求めた。今年3月21日、警官は洗脳班の前で兄夫婦の解放を求める孟文さんを含む修煉者7人と弁護士4人を連行した。そのことで国内外の世論から警官の行為を非難する声が上がったため、弁護士と3人の法輪功修煉者が解放されたが、法輪功修煉者・孟文さん、王燕欣さん、孟繁茘さん、李桂芳さんの4人は引き続き拘禁され、不正裁判に直面している。
孟文さんは1996年に法輪功を学び始め、長年患っていた各種の病気が完治した。1999年7.20、中国共産党は突然、法輪功に対する迫害を開始した。孟文さんは年末、法輪功の無実を訴えるために上京したが、警官に連行されて地元に送還され、労働教養2年を宣告されて綏化(すいか)市労働教養所に拘禁された。2008年3月20日、孟文さんは再度連行され、裁判所に懲役5年6カ月の実刑判決を宣告されてジャムス刑務所に拘禁された。昨年の正月、やっと解放された孟文さんは今年3月、再び連行された。
兄・孟昌さん夫婦は法輪功を学んでいるとの理由で、孟昌さんは2度、労働教養処分を下され、合計5年間、教養所に拘禁された。妻・韓淑娟さんも労働教養所に3年間拘禁された。
教養所で孟昌さんは鉄の椅子に座らされて殴打されたり、上半身裸で零下20数度の屋外に立たされたりし、灌食されるなどの拷問を受けた。
拷問の再現:鉄の椅子に座らされる |
昨年9月23日朝9時頃、七星公安支局の10数人の警官が突然、孟昌さんの家に押し入って、孟昌さん夫婦を不当に連行し、青龍山洗脳班に拘禁した。
弟・孟文さんと両親(80代)、親族は何度も公安支局、洗脳班へ行き、孟昌さん夫婦の解放を求めた。孟文さんは依頼した弁護士と一緒に関連部門へ行き、警官の違法行為を訴えたが、政法委員会(610弁公室を直轄する組織)副書記に「石孟昌は法輪功の資料を作成している。実刑判決を下してやる」と脅された。
孟昌さん夫婦は洗脳班に6カ月と5日間拘禁され、今年3月28日午後に「条件」付きで解放され、実家に戻れたが、毎日監視されているという。
4月28日、青龍山洗脳班は解散したが、洗脳班前で連行された孟文さんを含む4人の修煉者が、いまだに拘禁されている。