河北省の多数の弁護士 当局の違憲行為を非難
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 【明慧日本2014年9月25日】河北省の法輪功学習者・馬維山さん(74)、康景泰さん、王占青さん、文傑さんは4月22日、三河市公安局により不当に逮捕された。そして、被害者らは三河市留置場で拘禁された後、廊坊洗脳班へ移され、迫害され続けた。

 馬さんは5月4日から、80日間ほど拘禁され、拷問を受けたことで、ひどいヘルニアを発症した。出所後もなお、嫌がらせや監視などの迫害が続いた。

 元医師の康さんは不当に逮捕され、拘禁されると、高血圧を発症して体が衰弱した。最初から康さんの入所を拒否した施設側は、公安局の長官に圧力をかけられる中、康さんの入所を認めた。こうして、康さんは病弱で命の危機に晒されながらも、獄中生活を強いられて死の寸前となった。7月19日に出所した後も、迫害から逃れず、嫌がらせや威嚇を受け、心身ともに苦しめられた。

 8月頃、三河市公安局は上記被害者4人への訴訟を三河市検察庁に出したが、同庁は証拠不足として、起訴を受理しなかった。

 正義ある北京の弁護士・王宇さん、王全璋さん、陳智勇さん、胡貴雲さん、李春富さん、余文生さんは、訴訟を撤回するよう三河公安局に求めた。さらに9月9日、「案件撤去弁護意向書」(下図)を作成し、司法部門に提出した。

 今回の迫害について、弁護士たちはこう述べた。「これは憲法に関わる厳しい案件です。中国の憲法第36条で保障されたm公民の信仰の自由を侵害する大きな事件と考えられます。本来、信仰の自由は憲法に守られていますが、被害者は当局の違憲行為のもと、不公平にも迫害を受けました。あらゆる機関、組織、国家、団体、社会、個人は、特定の信仰を強制したり、信仰の自由をはく奪したりしてはなりません。中国において、法輪功は宗教、または邪教だと記載された法律は一つもありません。それに鑑み、法輪功は「世界人権宣言」と中国の憲法に違反しておらず、尊重され守られるべきです。

 文傑さんと王さんは、未だに三河市留置場で拘禁されているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/9/12/297646.html)
 
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