黒竜江省の中学校教師 職場から不当連行
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 【明慧日本2014年7月14日】黒竜江省ジャムス市の麗莉中学校(元松江中学校)の教師・楊新秋さんは先月19日午後、勤務中に佳東支局の警官により不当に連行された。その後、警官は楊さんの自宅へ行き、家宅捜索を行った。現在、楊さんは同市留置場に拘禁されている。

 楊さんの友人は、なぜ楊さんは連行されたのか、いろいろと調べた。ある警官の話によると、楊さんは半年も前から監視されていて、この件に国家安全局も介入していたという。今回は楊さん本人を逮捕するだけでなく、楊さんの妻や子供にも手を出すつもりだったという。この情報を知った楊さんの妻子は家を出るしか方法がなかった。

 楊さんは中学校の優秀な化学教師である。2001年、楊さんは法輪功が最も残酷な迫害を受けていた時期に法輪功と出会い、真相を知って法輪功を学び始めた。その後、法輪功の教えに基づいて自分に要求した楊さんは、仕事を熱心にやり遂げ、親孝行をし、「本当に良い人だ」と親戚、友人、同僚、生徒から信頼された。

 先月19日午後4時、突然4人の警官が麗莉中学校に押し入った。学校の関係者が「何のご用ですか」と聞くと、警官は「この学校に法輪功修煉者が隠れている」と言った。その時、ちょうど楊さんが教室から出てきたため、警官に連行された。それから、警官は楊さんの担当する実験室へ行き、4台の携帯電話を没収し、楊さんのオフィスも捜索して法輪功の関連書籍・資料などを没収した。

 校長は楊さんを心配し、同僚1人を楊さんと同行させた。警官は楊さんの同僚に「俺達は楊を長い間監視した。楊は組織のリーダーだ」と言った。

 警官は楊さんの自宅を家宅捜索し、プリンタ3台、パソコン、携帯電話7台、現金数百元、私物などを没収した。警官は家にいた楊さんの妻に「お前も連れて行く」と言い出した。楊さんの妻は「行きません。子供の面倒を見る人がいないからです」と言ったが、警官は「人に預ければ良い」と言い、妻は「私たちは引っ越ししてきたばかりで知り合いもいないし、80歳を過ぎた両親もいるし、心配をさせたくありません」と訴え、連行を免れた。

 楊さんの家族は楊さんのことを心配し、毎日、暗い顔をして楊さんの解放を待ち望んでいるという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/27/293988.html)
 
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