【明慧日本2015年3月16日】新疆ウイグル自治区ウルムチ市の法輪功学習者・白雲さんは昨年4月、警官によって連行され拘禁された。先月6日、白さんは不正裁判を受けたが、その数日後に突然、死亡した。そして、死因がわからないまま、3月3日に遺体を火葬された。
白雲さん |
白さんの家族は白さんの死因、亡くなった日や時間も知らされなかった。裁判所は家族に「白雲の刑事責任を追究しない。白雲の教師の身分を回復させ、補償金も埋葬料も出してやる」と、話したという。
白さんはウルムチ市第34小学校の教師だった。白さんはかつて、仕事の過労で子宮筋腫を患い、2回も大手術をしたが、完全には治らなかった。しかし、法輪功を学んで白さんは健康を取り戻し、性格もよくなり、「優秀教師」に選ばれた。
しかし、1999年7.20に法輪功への弾圧が始まった。白さんは2000年、北京へ行き、法輪功の無実を訴えたが、地元に戻ってからてから公安局に6カ月ほど拘禁された。白さんはその後も派出所、コミュニティ、勤め先、教育局に絶えずに嫌がらせをされた。
2005年4月、蘭州市の故郷に帰省し、ウルムチに戻る途中で哈密市公安局の警官に連行され、哈密市留置場に2週間拘禁された。
2007年11月、白さんは沙区公安分局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に連行されて、懲役5年の実刑判決を言い渡され新疆女子刑務所に拘禁された。2012年11月に帰宅した白さんは2013年、南山サイバグ区洗脳班に入れられ、40数日間にわたって洗脳された。
2014年4月28日、白さんと姉・白怡さん、法輪功学習者・趙麗愛さんの3人は水磨溝区国保大隊の警官に連行され、ウルムチ市公安局の第三留置場(水磨溝留置場)に拘禁され、5月30日に逮捕状を出された。
同年11月13日、白さん姉妹と趙さんは水磨溝区裁判所で不当に開廷された。法廷で弁護士は3人の無罪を主張し、「検察が意見書の変更の授権を取得していないこと、検察の印鑑を押していないこと」を指摘した。
今年2月6日、水磨溝区裁判所は再び白さんに対して開廷した。白さんの弁護士は事前に開廷日を知らされなかったため、開廷に間に合わなかった。法廷にいる白さんはぼんやりしていて、とても疲れているような顔をしていた。
しかし、その数日後の10日(あるいは11日)、白さんは刑務所の病院で死亡した。白さんは法輪功を学んでからとても健康だったため、突然死の原因は不明である。
先日、白さんの姉は懲役3年6カ月、趙さんは5年の実刑判決を言い渡されたという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)