ウルムチ市の元教師 迫害され死亡
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 【明慧日本2015年3月3日】新疆ウイグル自治区ウルムチ市の元小学校教師である法輪功学習者・白雲さん(女性)は先月6日、不正裁判を受けた。そして10日、迫害によって死亡した。享年62歳。

 白さんは、2000年に法輪功の無実を訴えるために上京したとの理由で、地元公安局に半年近く拘禁された。帰宅後も派出所、社区(中国共産党の末端組織=街道弁事処、住民組織=居民委員会から成る)、学校、教育局から嫌がらせを受け続けたという。

 2005年4~5月、白さんは蘭州に帰省する途中、クムル市の公安局により不当に連行され、市留置場に半月間、拘禁された。

 2007年11月、白さんは沙区公安支局・国保大隊(法輪功迫害の実行機関)により連行され、懲役5年の不当判決を宣告された。新疆女子刑務所に拘禁された白さんは、2012年に解放された。

 2013年、白さんはサイバグ区まで連行され、洗脳班に40日間あまり拘禁された。 

 昨年4月28日、白さんと姉・白怡さん、趙麗愛さんは水磨溝区・国保大隊により不当に連行され、ウルムチ市公安局第三留置場に拘禁された。5月30日、3人の逮捕令状が発付された。

 同年11月13日、3人は水磨溝区裁判所で不正裁判を受けた。

 先月6日、水磨溝区裁判所は再び裁判を行った。白さんは法廷で、意識がもうろうとしていて衰弱していたため、姉・白怡さんは裁判所側に妹の解放を要求したが、拒否された。

 わずか4日後の10日、白さんは刑務所の病院で迫害されたため死亡した。現在、遺体は病院の冷凍室に保管されている。

 過去半年の間に、ウルムチの法輪功学習者2人が迫害により死亡したという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/2/27/305652.html)
 
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