留置場で警官が『轉法輪』を密かに読み 受刑者のリーダーは煉功する
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年3月1日】

 留置場の警官が『轉法輪』を密かに読み 受刑者のリーダーは煉功する

 2001年3月、私と妻は列車に乗って北京に法輪功の無実を訴えに行こうとしました。しかし、出発する前日の夕食の時、私は連行されました。その日の夜、私は留置場に収容され、不当に15日間拘留されました。

 私と同じ居室には、4、5人の大法弟子がいて、私達は一緒に法を暗唱し、煉功しました。留置場の警官は受刑者のリーダーに私達を監視させ、煉功させないようにと指示したため、私達は彼に真相を伝えました。彼は真相が分かってから、法輪功を学び、真・善・忍に基づいて自分を律したいと表明し、さらに、私達と一緒に座禅もしました。

 警官は私が煉功することを禁止しました。「私はもう70歳です。さまざまな病気が煉功によって治り、しかも、こんなに健康になりました。しかし、あなたはまだ50歳にもなっていないのに、体がこんな状態になって・・・」と私が言うと、彼は黙ってしまいました。その後、彼はもう私のことを邪魔しなくなりました。

 15日間の拘留期間が終わった時、私は署名を拒否しました。それにより、私はそのまま市の労働教養所の洗脳班に送られました。洗脳班で私は真相を伝え、強制労働を拒否しました。副大隊長は私に「あんたはもう70歳だ。『煉功しない』と書いて、署名さえすれば、家に帰らせるよ」と言いました。私は彼に真相を伝えました。彼は、「私は何でも知っている。あんた達は将来覚者になるために、今、ここに次元を高めに来たのだろう」と言いました。

 彼が引き出しからタバコを取り出す時、私は引き出しに『轉法輪』が入っているのを見ました。私は「あなたも『轉法輪』を学んでいるのに、どうして私達に学ばせないのですか? あなたはどうしてこっそり読むのですか?」と聞きました。彼は「私が公然と学ぶと、あんた達と同じように連行されるではないか」と言い、私達2人は思わず笑ってしまいました。彼は「あんたはこのままでいいよ。他の警官らにあんたのことを構わないように言うから」と言いました。

 その後、副大隊長はリーダーたちに、「彼はもう年だから、体も良くないし、もう彼のことを構うな」と言ったそうです。そして、私は働かなくても、座禅や法の暗唱をしても、彼らは私のことにあまり関与しなくなりました。時間があれば、私は同修たちと一緒に座禅をしました(当時、まだ三退発正念はありませんでした)。

 私達はまた、受刑者にも、法輪功は人々に真・善・忍に基づいて良い人になるようにと教えており、誠心誠意に法を学べば、師父が体を浄化してくださり、体が無病状態になって軽くなることなど、真相を伝えました。同室の受刑者は私達大法弟子ととても仲良くなり、ある人は法輪功を煉功したいと言い、ある人は夜、私達と一緒に座禅をし、また、私達と『論語』と『洪吟』を学び、暗唱する人もいました。

 警察学校を卒業したばかりの警官は、真相を聞いてから、とても困惑して「おじいさん、『真・善・忍』を修めることの、どこが間違っているのですか? 私にはどうしても分からないのですが」と私に尋ねました。私は江沢民が私憤と嫉妬から、大法と大法弟子を迫害し始めたことを話し、そして、彼にぜひ『轉法輪』をよく読んでほしいと勧めました。私はさらに、「よく考えてみれば、自分のこれからの人生をどうしたらいいのか分かるはずです」と言いました。彼は『轉法輪』を読み終わってから、私達のことを邪魔しなくなっただけでなく、時々私達と切磋琢磨して法理を学びました。

 私が洗脳班を出る時、副大隊長と留置場の警官は皆見送りに来て、くれぐれも安全に気をつけるようにと言ってくれました。小隊の受刑者達も私に別れの挨拶をしてくれました。彼らが法輪功の素晴らしさを理解し、自分に良い未来を選択したことを私はとても嬉しく思いました!

 4人の若者が3日間煉功して 麻薬中毒から抜け出す

 2001年8月、私は麻薬中毒治療所に連行され、4人の麻薬中毒の若者と同じ部屋に収容されました。彼らは私のことを「おじいさん」と呼んでいました。私は彼らに法輪大法の素晴らしさを話し、「誠心誠意、法輪功を修煉すれば、すぐに麻薬を断つことができ、しかも、注射も薬も要らず、つらい思いをしなくて済むよ」と言いました。それを聞いた彼らは私と一緒に座禅を始めました。

 若者が座禅を始めて3日目、注射も薬も使用することなく、中毒症状が出なくなりました。彼らはとても喜び、私に施設の食事ではなく、彼らが買ってきた料理を食べさせようとしました(お金があれば、料理の注文ができる)。しかも、何でも私の分まで買ってくれました。私がそれを断ると、彼らは「それはだめです。おじいさんにまずい料理を食べさせて、孫たちだけがご馳走を食べる訳にはいきません」と言いました。

 その後、留置場の女性の医師は、彼らが注射もしないし、薬も飲まないのを発見して、どういうことかと聞きました。彼らは「おじいさんに聞いてください。おじいさんが来てから、私達はもう注射も薬も要らなくなりました」と言いました。私は医師に法輪大法を紹介しました。医師は4人の若者に、「法輪功は本当に凄いですね。それなら、あなた達はおじいさんについて修煉しなさい。そうすれば、私はあなた達に注射をしなくて済みますから」と言いました。

 私が施設を出る時、彼らは「大法に救われたので、絶対に大法を手放しません」と言いました。

 留置場の責任者「法輪功は本当に素晴らしい!」

 2001年9月末、私は留置場に連行され、迫害されました。その日の夜、留置場に入ったとたん、5、6人の若い受刑者が集まって来て、私を取り囲みました。その時、受刑者のリーダーが、「誰も動くな、皆座って。彼がどのようにして法輪功を修煉したかを聞こう」と言いました。私は彼らにたくさんの真相を伝え、また静功の座禅をして見せました。リーダーは受刑者に、「ほら見てごらん。彼はもう70歳だよ。このように足を組むことができて、こんなに元気にしているのは、この功法が凄いということだ。皆彼について学ぼう。彼に手を出したら許さんぞ」と言いました。

 翌日、派出所の警官が尋問に来て、私に「昨夜、気分はどうだった?」と聞きました。私は「何の気分ですか? どういうことですか?」と聞き返しました。彼らは「昨夜、受刑者達があんたを殴っただろう?」と言いました。「私は殴られていませんよ。彼らは私に座禅を組ませ、煉功をさせてくれました。また私も、彼らに座禅を教えましたよ(当時まだ発正念と三退はなかった)」と言いました。派出所の警官は皆とても驚きました。

 居室には全部で20数人いました。体調の良くない人、また罪を犯して後悔している人もいました。私は彼らに、誠心誠意「法輪大法は素晴らしい」「真・善・忍は素晴らしい」と念じ、また、真・善・忍に基いて自分を律すれば、心身共に健康になり、良い人になると話しました。彼らの中には、座禅を学びたいという人もいれば、『論語』を教えてほしいという人もいました。彼らは私を中央にして囲み、座禅を組みました。

 座禅を始めて間もなく、14歳ぐらいの少年犯が、座禅をしている私を殴りました。私は彼に、「私はあなたのおじいさんよりも年上ですよ。私は犯罪者ではありません。あなたは若いのに罪を犯して、ここに来たのです。あなたが私を殴るのは、あなたのおじいさんを殴るのと同じです。これは正しいことですか? あなたのおじいさんは、自分の孫がこのような人だと分かれば、どんなに心が痛むことでしょうか」と言いました。私は彼に大法の法理と自分を律する道理を話しました。他の人も皆静かに聞き、また彼を叱る人もいました。彼も後悔して、「これからは法輪功を学んで、良い人になります」と言いました。

 留置場の居室を担当する警官は私と話をしました。私は彼に、「法輪大法はレベルの高い功法で、私達は佛を修め、修煉し、信奉し、また、これは政治と関係なく、ただ人に『真・善・忍』に基づいて良い人になるようにと教えています」と話しました。最初、彼は反論しようとしましたが、私はたくさんの真実のストーリーを話し、彼は納得しました。そして、彼に『轉法輪』を何回も読むようにと勧めました。数日後、彼は『轉法輪』を読み終わったと言いました。彼は受刑者のリーダーに、「このおじいさんの面倒をしっかり見てほしい、彼はもう年だし、良い人だから」と言ったそうです。彼は、私が無事にここから出るよう、リーダーに管理者としての役割を果たすように言いました。

 その後、私は受刑者のリーダーに動功も煉功したいと要求しました。「私は動功も煉功しなければ、体の調子が良くなく、煉功しなければ、体を変えることができません」と言いました。リーダーは毎日、午前と午後、私に中庭で煉功させ、また、他の警官に見られないように、入り口に見張りをつけてくれました。

 ある受刑者は留置場を出てから、大法弟子を探して、『轉法輪』を取り寄せ、法を学び、煉功を始めました。また、私の息子を探し出して、私に50元を振り込んでくれました。

 49日目、私は留置場から出ました。私は三書も書かず、署名もしませんでした。帰る前、留置場の責任者は私に「まだ煉功するのですか?」と聞きました。私は「煉功します!」と答えました。彼は「すごいですね。法輪功は本当にすごいですね!」と言いました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/2/7/304023.html)
 
関連文章