十年の冤獄 北京美術教師、江沢民を告訴
【明慧日本2015年7月18日】
北京の中学教師・秦蔚さんは、法輪功の修煉を続けたため、10年の不法拘留の迫害を受けてきた。秦さんは6月15日に、江沢民に対する告訴状を北京の最高裁判所と最高検察院へ郵送した。午前に郵送した告訴状は、午後には既に届いたという知らせがあった。
秦蔚さん |
秦さんは1996年5月から法輪功の修煉を始めた。修煉を始める前までは、アルコール依存で週に数回酔い、性格もきついところがあった。しかし、『轉法輪』を読んでからは人としての道理がわかるようになり、酒とたばこをやめ、徳をおさめ善を行うようになった。そのうえ人を思いやるようになり、人を尊重し、嫌なことをされてもやり返さない穏やかな性格になった。
修煉前、秦さんは芸術家として大成することを夢見て、ほとんどの精力を自分の作品創作に向け、仕事である教鞭をきちんとやろうとしなかった。修煉後、「真・善・忍」の法理に啓発されて考えを改め、心を正して教鞭の仕事を第一にし、一生懸命取り組むようになった。絵画を教える中で、生徒たちに道徳を教え高めさせた。そしてその教え方は生徒たちに実に好評だった。
このような良い教育者が、自分の信仰を諦めないというだけの理由で、ひどい迫害を受けた。1999年7月から現在に至るまでの間、江沢民集団に5年6カ月の懲役刑を下された。また労働教養所に合計4年、二度も送られた。拘留は4回で計4カ月、洗脳班には5カ月監禁された。迫害を受けた期間の合計は10年3カ月である。その間、電撃ショック、独房に監禁、長期の奴役(奴隷のようにこきつかわれる)、体罰など、あらゆる言葉にできない残酷な虐待を受け続けた。