【明慧日本2015年7月29日】今月7日オーストリアの記者ソニア・コールバッハさんはカナダの人権弁護士のデービッド・マタス氏を取材し、中国共産党は依然として、法輪功学習者の生体臓器を摘出し続けていることを報道した。
記事によると法輪功とは、生命双修の功法であり、90年代に中国で1億人近くの人が修煉をしていた。しかし、中国共産党は法輪功修煉者の1億人という人数を恐れ、弾圧し初め、学習者を監禁するなどの迫害をしてきたという。
2006年、カナダの人権弁護士のデービッド・マタス氏と国会議員デービッド・キルガ―氏は、法輪功学習者が受けた生体臓器の摘出数に注目し、調査し始め、事実であることが判明した。マタス氏はこう言った。「私の知っている限りでは、生体臓器摘出は未だに続いている。中国人のこの女性は『自分がかつて働いていた病院で、4000人にのぼる法輪功学習者の臓器を生きたまま摘出し、同じ病院で仕事をしていた主人も、2000人あまりの法輪功学習者の角膜を摘出した』と証言した。さらにその一週間後、もう一人の医者が彼女の話は、事実であったことを明らかにした」
さらに、マタス氏はこう続けた。「中国共産党の幹部たちは、監禁している法輪功学習者に対して麻酔をせずに、筋肉を緩めるためにシンナー（希釈剤）を注射し、数人で法輪功学習者を手術台に押し付けて、臓器を摘出した。摘出された後の遺体は、闇に葬られ、大量に火葬されたという。今日、中国共産党の刑務所から出てきた人が、『相変わらず血液検査を行っており、時により状況はさらに悪化している』と言った。また中国のいくつかの省では、刑務所に監禁されている法輪功学習者に対して、血液検査をするだけでなく、法輪功学習者の家にまで血液検査をしに行った」
マタス氏は中国共産党が臓器摘出の実態を調査したことで、2010年ノーベル平和賞を受賞予定者に指名された。彼はオーストラリアで開催される被害者学術シンポジウムで人々に中国共産党の生体臓器摘出の実態に関心を持つよう呼びかけた。
