【明慧日本2012年4月14日】「王・薄事件」から、法輪功修煉者の臓器を摘出するという重大事件の手がかりが浮上したことで、今、世間の人にも少し分かるようになってきました。薄煕来と王立軍は共に臓器摘出の最大の容疑者です。
中共(中国共産党)内部の派閥闘争を巡って、とても敏感な核心問題は、即ちいかに法輪功迫害問題に対応するかにあります。さらに法輪功修煉者からの臓器摘出問題は、迫害の首謀者である江が最も恐れている事です。
状況に詳しい米国官僚によると、王立軍が提供した資料の中で最も価値があるのは、薄煕来、周永康の法輪功修煉者からの臓器摘出に関する証拠だそうです。
薄煕来が大連市の市長と党書記を担当していた時、ある外資系企業の設立を許可しました。それは「ハーゲンス生物プラスティネーション大連有限公司」です。その会社の社長・ハーゲンスは全世界の各地で、いわゆる「人体の不思議展」を開催しました。展示作品の中に、1人の若い妊婦の女性とお腹の中の8カ月の胎児の人体標本があります。見た事のある全ての人は驚きを隠せません。どこの家族が、自分の妻とまだこの世に誕生していない自分の子供を自らの意志で寄贈することがあり得るでしょうか? 報道によると、展示を見た来場者の中には、あまりの驚きで失神した人が少なくないと言われています。また展示された人体標本は、すべて中国人の死体ということで、多くの華人は、この展示を見て「屈辱を感じる」と、抗議したそうです。
中国の法律では死体の売買を禁じていますが、しかし、「ホルマリン漬けにされた100体以上の人体標本」が、数回も税関と検疫部門を通過し、簡単に輸出できました。薄煕来の庇護の下で、このような死体加工工場はずっと商売を繁栄させてきました。ですから、薄は生体からの臓器摘出に参与しただけではなく、大量に死体を売買したと思われます。最近、ある市民は『大紀元時報』に投書し、米国政府と国際社会に対して、「大連の死体加工工場の死体出所を調べてほしい」と強く要求しました。
王立軍が主任を勤めた錦州市公安局の「現場心理研究センター」は、かつて「中国光華科学研究基金会」の光華革新賞を獲得した事があります。受賞の成果は、彼が研究を行なった注射用死亡液の調合指図書にあり、新鮮な臓器を得るために、死刑犯を苦痛がなく素早く死なせる方法です。王は自ら「2年間の間に数千回も人体臓器摘出を行なった」と暴露しました。ある統計によると、死後に臓器を寄贈する中国人はほぼ「ゼロ」で、しかも全国の死刑囚の数は1年間に何千人しかいません。小さな錦州市で、誰が数千個の臓器を提供したのでしょうか?
2009年、「法輪功迫害追跡調査国際組織」は、法輪功修煉者の臓器摘出現場を目撃した1人の証人の証言を発表しました。その人は当時、王立軍の指揮下の警官でした。2002年4月9日、瀋陽軍区総病院15階の手術室で、彼は「2人の軍医が30代の法輪功を学んでいる中学校の女性教師の臓器を、麻痺薬も使用せずに生きたまま摘出し、無残にも殺害したのを見た」と証言しました。
彼は当時のことを振り返り「メスを当てるやいなや、血が吹き出した…。その時、私たちは各自、拳銃を持ち歩哨として側に立っていた。その時すでに胸が開かれたが、その女性は大きく悲鳴をあげながら、『法輪大法好(法輪大法は素晴らしい)』と叫んだ。すると、医師は手術を中断して私を見つめた。また、私たちの上司を見つめた。上司が首を縦に振ると、彼は引き続き血管を切り出した。先に心臓を摘出し、次に腎臓を持ち出した。心臓の血管を切り出すと、彼女はしばらくけいれんを起こした。その時の声を聞かせようと思っても、真似することさえできない。引き裂かれるようだった。それから…ああ…。彼女はずっと両目を大きく見開いて口を大きく開けていた…。私はもう言いたくない!」と言いました。
薄煕来は中国商務部長を務めていた時期、中国商務部のウェブサイトでは、「錦州市公安局現場心理研究センター」について紹介したことがあります。
「その名誉を腐らせ、その経済を打ち壊し、その肉体を消滅させる」という、江沢民のいわゆる「三光」政策により、残忍非道な迫害は極めて悪質で、最高峰に達しました。国際人権弁護士のデービッド・マタス氏などの調査によると、少なくとも4万個の法輪功修煉者の臓器が、江氏集団により換金されたことが分かりました。彼は「これは、この地球上にかつて存在したことのないほどの邪悪」と言いました。
現在、薄煕来と王立軍の2人は免職され、迫害に関わったこの2人の凶悪犯の調査・処分、特に法輪功修煉者の臓器摘出罪の追跡調査が、当然、行なわれることになっています。
法輪功が迫害されてから13年も経ち、江氏集団がこのように良心を完全に失った事に対して、「『王・薄事件』はちょうど、元凶である江沢民を取り除く良い機会を提供した」とある知識者は明言しました。江、罗、劉、周、薄の犯罪集団を懲罰することは天意に適い、国民の人心を得ることになります!
- この1年、北京が震撼している(一)
- ドイツ:バイロイト音楽祭の開催期間中に中共の臓器狩りを暴く(写真)
- ベルリン国際臓器移植会議で臓器狩り事件を暴く(写真)
- ベルリンでシンポジウム 中共による臓器狩りを摘発(写真)
- 中共による生きた法輪功修煉者への臓器狩りの黒幕が急速に暴かれる(写真)
- ドイツ:ドナウ河畔の古都で法輪功の迫害停止を呼びかける(写真)
- カナダ人権弁護士「政変期の中国に人権改善を促し 法輪功迫害を制止しよう」(二)
- カナダ人権弁護士「政変期の中国に人権改善を促し 法輪功迫害を制止しよう」(一)(写真)
- カナダ国会:「法輪功の友」フォーラムで法輪功の真相を詳しく伝える
- 生体臓器摘出の容疑者・王立軍の悪辣な行い