ある弁護士の輝かしい一日
■ 印刷版
 

文/春梅

 【明慧日本2015年10月27日】私の息子は会社のゼネラルマネージャーです。2009年、息子は汚職の容疑者として検察院に連行されました。波紋は会社で急激に拡大し「なんだ、法輪功修煉者の息子さえ汚職をしたんだ」と大騒ぎになりました。私は調査をしてそれは裏で誰かが大法に恥をかかせ、検察官が手柄を立てるために息子を冤罪にしたのだと分かりました。私は弁護士を雇おうと決心しました。

 私が法輪功修煉者であり、更に弁護する相手が検察院のため、多くの弁護士は案件を受理する勇気がありませんでしたが、幸いなことに友人の紹介で、検察官を相手にする勇気のある弁護士を見つけました。その弁護士は私の息子の冤罪の事情を了解した後、我が家の不幸な境遇に同情して、私の弁護依頼を受けてくれました。私は自分の法輪功修煉者の身分を隠さず、すぐに弁護士に告げました。弁護士は「法輪功修煉者のどこが悪いのですか? 信仰は自由ですので、ご子息の案件と関係ありません」と返事をしてくれました。私は弁護士の正義を信じて、息子の無罪を証明する書類を用意しました。弁護士は書類を検察院に提出して案件の却下と息子の釈放を求めました。

 ある日、弁護士は真剣に私に法輪功の真相を尋ねました。私は法輪功が世に伝えだされからの、4.25中南海事件、7.20弾圧事件、天安門偽焼身自殺事件を含め、中国共産党による生体臓器狩り、「中国共産党亡」という文字のある自然石の発見は「三退」まで概括的に述べました。弁護士は「なるほど! 犯罪者は法輪功ではなく、江沢民なんですね!」と感想を言い、すぐに中国共産党組織から脱退する「三退」に同意し、私から大法のお守りを受け取りました。弁護士は「法輪大法はすばらしい! 真善忍はすばらしい!」を毎日念じており、特に検察官や裁判官と面会する前に必ず念じるそうです。

 半年経って、ついに検察院は息子の案件を裁判すると決定しました。裁判の直前、検察官は「なぜ彼を弁護するのですか? 彼の母が法輪功修煉者であることをあなたは知らないのですか?」と弁護士に質問しました。弁護士は「彼を弁護するのは当然ではないですか。母は法輪功修煉者ですが、それが案件と何か関係があるのでしょうか」と弁護しました。法廷で、弁護士は息子の無罪を全力で弁護しました。さらに、弁護士は検察官を指さしながら「あなたたちはなぜ事実を捏造し、無罪の証拠を隠しているのですか」と質問しました。弁護士が正義に則って毅然と対処する気概は法廷を震わせました。後になって、ある検察官は人に「長年にわたって案件に対処してきたが、有罪を認めず、恐喝を恐れない被告人と、許しを乞わず、賄賂を使わない家族と、法輪功修煉者の家族を弁護し、更に検察官に逆らう弁護士を見たことがない!」と言いました。

 公判の翌日、弁護士は私に「不思議な奇跡です! 昨日法廷で弁護していた際、私の事務所は一日に20件以上の依頼案件を受けました。しかも、ある人から100万元あまり(2000万円以上相当)の未払い金も届きました。奇跡ですね。信じられますか。昨日は私の最も輝かしい一日でした!」と告げました。

 私は「先生は法廷で私の息子を弁護しただけでなく、さらに重要なのは邪悪を暴露し正義を高揚し、法輪大法の名声を守りました。神様は先生に良い応報を与えて輝かせたのです!」と説明しました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/10/21/317897.html)
 
関連文章