不明薬物の投入による迫害
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 【明慧日本2015年12月30日】都江堰市の法輪功学習者は昨年10月に不当に逮捕され、不明な薬物を投与された。肖章和さんは不明な薬物を投与されてから7カ月後、妻の誕生日の日にこの世を去った。劉向群さんは精神障害になり、昨年3月に家を出ていったが、現在も行方不明である。

 現地の警官は肖さんが亡くなった後、彼の家族を厳しく監視した。

1、肖章和さんは警察に身柄を拘束されていた際、薬を投与され、この世を去った

 60歳の肖章和さんは1998年に法輪功を修煉しはじめた。政府に厳しく監視されるなか、肖さんは依然として法輪功の真相を伝えていた。2013年10月21日、たくさんの警官が肖さんの自宅に押し入り、彼を天馬洗脳班に連行した。肖さんは自分の信仰を放棄するという文章を書くことを拒否した。

 翌日、警官は肖さんを鎮政府の天馬鎮総合管理オフィスに連行した。彼の話によると、警官は彼に昼食を提供してくれた。午後になると、1人の女性スタッフが入室し、彼にお茶を用意してくれた。話をする間、彼女は絶えずお茶をもっと飲むように勧めた。

 午後5時になると、肖さんは突然喋られなくなり、意識を集中させることができなくなった。肖さんが衰弱した状態で、警官は彼に法輪功の修煉を放棄する文章を書くよう要求した。彼は彼らの言いなりになってしまった。3日目、警官は引き続き彼にお茶を出し、肖さんは同じことを体験した。彼は警官の命令通り、もっと多く署名した。

 すべての署名が終わってから、警官は彼を帰宅させた。理性が戻った時、肖さんは政府オフィスに行き、自分の以前に書いたものはすべて無効だと宣言した。彼はまた警官に自分に何の薬を飲ませたか聞いたが、警官は薬の投与を否認した。

 1週間後、肖さんは咽頭痛がし、嗄声が出た。全身に大きな紅斑もでてきた。市病院は診断できず、家族は四川省で最もよい華西医院に行った。最初、病院は肖さんが中毒させられたと診断した。しかし、肖さんが法輪功学習者だと病院に告げた後、診断結果は胆結石に変わった。病院は治療するには、手術が必要であり、治療し難いと宣言した。彼らは、肖さんが手術途中、あるいは手術後に死亡する可能性があると言い出した。

 大きな紅斑は肖さんの身体に広がり、昨年5月22日、肖さんはこの世を去った。

2、劉向群さんは不明薬物を注射されてから精神障害になる

 劉向群さんは50代だった。劉さんは1999年前に法輪功を修煉しはじめた。彼女は周りの人々に法輪功の真相を伝えたことを理由に3回強制連行された。

 劉さんが最後に連行されたのは2013年10月末だった。彼女は崇義鎮派出所に連行された。彼女の話によると、彼女が階段に立っていたところ、任志勇に後頭部を殴打され、階段で転び、意識をなくした。劉さんが目覚めた時、任は足で力強く彼女を踏んでいた。劉さんは立ち上がることができなかった。劉さんは血が両耳から出てきていると感じた。後になって、彼女は耳たぶが破れていることに気づいた。任は足で劉さんの顔を踏んだまま、不明薬物を彼女の腕に注射した。

 劉さんが「なぜ私に注射しているのか? 私には病気がないのに」と質問した。任は「あなたの身体をチェックするためだ」と答えた。

 劉さんは注射された後、帰宅することが許された。2~3カ月後、幻覚が出始めた。彼女は夜中によく起きるようになり、訳の分からない話をし、自宅で混乱を引き起こした。われに戻ると、彼女は注射されたことを家族に伝えた。

 そして、昨年3月12日、劉さんは自宅から出て行ったが、それ以来行方不明になった。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/10/11/298830.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/10/17/146426.html)
 
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