心を一つにして、神韻宣伝を楽しく行う
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文/台湾の大法弟子

 【明慧日本2016年1月26日】

 慈悲なる師父、こんにちは。

 同修の皆さん、こんにちは。

  私は台湾の大法弟子で、2015年台湾南部の高雄市で神韻を宣伝する時の体得を皆さんと分かち合いたいと思います。

一、 清浄な心でイベントを催す

 私が所在する高雄市は、2014年神韻公演のチケット販売は順調でなく、開演1週間前まで中・低価格のチケットがまだ多く残っていました。地方の同修たちが高雄市まで来て一生懸命助けてくれたおかげで、最後はかろうじてほぼ満席にすることが出来ました。

 師父は『二〇一三年大ニューヨーク地区法会での説法』に「師父が先頭に立って神韻を手がけたのは、実は皆さんに手本を示しています。私は神韻を世界一のショーにまで成長させ、少なくとも文芸や芸術の分野で神韻は主役になりました。それでは、ほかのプロジェクトはどうでしょうか? 皆さんは自分のわずかな成績にうぬぼれており、あなたは主役になったのでしょうか」とおっしゃいました。

 高雄市では過去、主流社会のなんらかの団体や組織に神韻のプレゼンをさせてほしいと申し出る時、いつも脇役を演じているような気がしました。2014年神韻公演が終わった後、多くの主流社会の観衆からも「もう少し神韻のことを詳しく知りたい」との声が上がりました。それで、われわれは「神韻VIP茶会」を催したらどうだろうかと考えました。つまり、適切な場所に主流社会の方々を招き、2時間半の流れをすべて大法弟子が主導し、私たちが行うプレゼンと再生した画像によって、参加者に神韻の内包をより理解してもらおうというものでした。

 招待対象やお茶の会の様式などをめぐって、最初、皆の意見はさまざまに大きく分かれていましたが、何回もの交流を通してだんだんと意見が一致するようになりました。最後に様々な困難を克服して、「神韻VIP茶会」を2014年7月10日に催すことが決まり、皆はそれぞれ担当の仕事を展開し始めました。私の仕事は司会を担当し茶会の流れの細部を企画することでした。

 しかし、「神韻VIP茶会」の1週間前に、私に修煉して以来かつて経験したことのない巨大な試練がやってきました。夫が突然なくなったのです。しばらくの心の乱れを経て、自分は大法弟子であると私はすぐに意識して、突然の異変に対応するための知恵をくださるようにと師父にお願いしました。私はリアルに師父がくださった巨大なエネルギーを感じました。同修は私に「今こう聞くのは申し訳ありませんが、やはり聞かなければなりません。神韻VIP茶会を延期しますか」と聞いてくれました。総協調人も「茶会の事は心配しないで。延期させることができます」と思いやりの言葉を贈ってくれました。

 師父が『二〇〇五年サンフランシスコ法会での説法』で説かれた「大法を学んだら、良いことにあっても悪いことに遭っても、皆良いことです」、および『轉法輪』に説かれた「絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです」が、私の脳裏に浮かびました。悲しみや悔やみは情に対する執着だと私は意識しました。大法があり師父がおられるので恐れることは何もないと思って、私は同修たちに「いいえ、予定通りに開きましょう」と答えました。

 舞台に上がって司会を担当することは、私にとって本当にとても大きな試練でした。正念が強くない時、情はすさまじい海の波のように私を襲ってきました。私の生活は1日の間に天地がひっくり返されたように変わり、幸福な家庭は瞬間に壊されました。同修たちと子供2人(2人とも修煉者)は適切なタイミングに私に正しい念を持つように注意してくれ、私も多く学法するように努力しました。

 茶会の前夜、どのようなシナリオなら客の使命感を引き起こせるかを一生懸命考えて、心身ともに疲れ果てた私は神韻紹介の画像を見て、ある歌の歌詞の「純粋な美しさ、純粋なエネルギー、純粋な知恵、純粋な精神性、純粋な中国伝統文化」に惹かれました。私たちは心を純粋にし、さらに純粋にさせてこそ、はじめて師父が按排された道を正しく歩むことができるのです。突然、情という物質が一層一層私の体から剥離されたと感じ、私は生まれ変わったような感覚がしました。ここ1週間ずっと抑えていた涙をその時いっぱい流しました。しかしその時の涙にはもう悲しみがなく、師父に対する感謝の涙でした。

 画像を30回も見た時、突然天目に大法弟子が転生して師父と縁を結び、歴史の最後の時に師に助けて衆生を済度する画面が見えました。一瞬、私の内心はかつてないほど清らかになり、心の底から最も純粋な微笑が咲きました。「師父! 私は百パーセント師父と大法を信じて、師父の按排された道を最後まで歩んでいきます」と誓いました。

 茶会当日、同修たちが作った正念の場はとても安らかで素晴しく、茶会は大きな成功を収めました。神韻公演が2015年のいつ高雄市に上陸するかも確定していない前提で、来客は400枚のチケットを予約して、神韻「友の会」に3万ドル近く寄付してくれました。

二、心を一つにして楽しく神韻を宣伝

「神韻VIP茶会」の成功は私たちの心と力をもっと強くさせました。それからの宣伝活動の結果は常識を打ち破りました。なんと公演の期日がまだ確定しておらず、神韻宣伝小冊子がまだ印刷されていない時に、4千枚のチケットを前売り出来たのです。

 私たちは週1回のグループ学法と交流を続けて、より効果のある神韻宣伝方法を検討しました。私たちは任務を具体化し、同修たちは進んで仕事を引き受けてくれました。そして、長期にわたり表に出ていない同修のことも忘れずに声をかけました。

 飛び込み営業、神韻プレゼンの売り込み、プレゼン当日の全体の協力、すべての同修が力を尽くして役割を果たし、誰が主役か、誰が脇役か、まったくその区別はありませんでした。それも私にとって今年の最も印象深い部分です。例年、プレゼンをする時とても緊張して、プレゼンを聞いた後に客はチケットを購入するかを自分に賭けていると思ったりして、その中には自分自身を実証する執着が存在していました。今年、マイクを握ったら在席の同修と一つの全体になったと強く感じました。誰もが大法の中の一つの粒子で、どの粒子も平凡に見えて実はとても重要でした。

 自我を放下すればするほど、場はより清浄になって、清浄の場の作用の下で、同修たちが放った大法の慈悲は名、利、情などの表面物質を突き抜け客の心に届き、彼らの遠い記憶を呼び起こし、神韻は乱世の中の希望だと分かってもらえたのです。そのように、私たちの念が正しく心を一つにした時、プレゼンの後きっとチケットを売り出すことができます。神韻芸術団のあるダンサーが言った「私は舞踊をリードしている時、周囲のダンサーが皆私を支えています。彼らの応援のおかげで私はより良く踊ることができます。だから舞踊の成功は全体の力のおかげです」の通りでした。

 2015年神韻公演の宣伝は2014年の夏から始まり、秋、冬を通って公演する春まで、私たちは一刻も緩んでいません。皆は大きな家族のように緊密に連絡を取り合って情報交換をしています。時には外回りをする時、偶然に道の向こう側で奔走している同修の姿を見かけることがあります。そうすると、互いに手を振って、互いに励まします。1日に複数の場所でプレゼンが行われる時に、私たちは互いの情況を連絡し合って、チケットを売ったと聞いたら皆が内心から喜びます。2015年の神韻宣伝は、楽しく行うことができたと皆は深く感じました。

三、大法弟子は一つの全体

 2015年の神韻宣伝に関して高雄のスタートは割と早く、VIP茶会の経験もあるので、他の地方に行って茶会の普及の手伝いもしました。そして、2015年台湾での公演の最初の場所は高雄であるため、公演が終わった後、私たちはすぐ他の都市に行って手伝いました。手伝うチャンスを提供してくれた地方に感謝しながら、我々は楽しく手伝いました。北部の同修は、あなたたちは日差しと希望を持ってきてくれたと言いました。

 他の都市に行った時、私たちはすぐに現地の同修と一体になって、相手からも仕事の経験と修煉の体得を教わりました。みんなが「比して学び 比して修す」ことで、地域の枠を打ち破って、ともに向上したと感じています。

四、大法弟子は大きな家族

 2014年の夏は私にとって人生の大きい節目でした。そこまで、師父が私に最も良いものをくださったことに感謝していました。私は米国で博士号を修得して台湾に帰った後に大学に勤めて、可愛い息子と娘、優しい夫、家族全員が一緒に修煉しており、人生の最大の幸福を手に入れたとずっと思っています。

 今の私は幸福に対して新しい理解ができました。表面上、夫を亡くしたという大きな不幸に遭ったのですが、大法があり師父がおられるため、人生の最大の異変に直面する時に私は心を動ぜず、依然として穏やかな心境を保つことができました。それこそ真の幸福だと私は思います。人生は短く、世間のすべては瞬く間に消えるかもしれません。私は新たに衆生を救い済度する緊迫感を感じました。

 不足があるところは、皆様の慈悲なるご叱正を頂きたいと思います。

 師父に感謝します。

 同修たちに感謝します。

(2015年ニューヨーク法会の発表原稿)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/5/26/310044.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/5/27/150787.html)
 
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