【明慧日本2016年10月28日】法輪功学習者の賀立中さん(68)と趙静さん(68)は、4月15日、賀さんの自宅で連行された。5月24日、遼寧省撫順市順城区検察院は2人に対して不当な逮捕許可を下達した。現在、賀さんと趙さんは南溝留置場に半年間拘禁され、賀さんの体の状況は衰弱している。
今年4月15日、撫順市望花区派出所の副所長が警官20人を連れて、突然賀さんの家に進入し、賀さんと趙さんの家の家財を押収した後、2人を派出所まで連行し、その夜撫順市南溝留置場に移送した。
賀さんは1996年に法輪功を学び始めた。法輪功に出会った瞬間、これは自分が求め続けていた功法であると感じ、その後、賀さんの心臓病は自然に治った。
今回の連行で、賀さんの心臓病が再発し、点滴に頼って維持している。趙さんと賀さんの家族は2人のために弁護士を依頼した。賀さんの弁護士は2回目に賀さんと面会した時、衰弱した賀さんは人に支えられていた。弁護士は南溝留置場に再度、健康診断を要求したところ、留置場の警官は「まずお金をくれ」と言い、また「装っているのだ」と言った。
9年の冤罪を着せられた
一、留置場で断食して抗議 判決を下された
2004年6月、賀さんは撫順第2留置場に拘禁された。賀さんは、自分が法輪功を学び、「真・善・忍」に従って良い人になることは罪ではないと思い、断食で迫害に抗議した。賀さんは低血圧、心臓病、人事不省になった時、留置場は断固として解放せず、賀さんをコンクリートの地面に放置していた。
同年8月、順城区裁判所は第2留置場の待合室で裁判を行い、賀さんに対して9年の判決を下した。賀さんは上訴したが、効果がなく、精神上の打撃が大きいため、体は極度に衰弱した。刑務所は賀さんの体調を見て、入所を断った。
その後、賀さんはずっと留置場に拘禁されていた。
二、遼寧省女子刑務所で6年苦しめられた
2007年1月9日、賀さんは遼寧省女子刑務所に拘禁された。
女子刑務所の警官の安瑞と朱岩は受刑者を指図して、法輪功学習者に対して「転向」を強要した。受刑者らは賀さんを眠らせないように、毎日19時間小さい腰掛けに座ることを強制した。さらに毎日暴力を加え、毎回賀さんが動けなくなるまで暴力を振るい続けていた。賀さんは体中傷だらけで、新しい傷は古い傷に重なり、顔にも傷つけられ、打たれて歯はすべて緩んで、19本が抜けた。冬になると、冬着を許されず、凍えた体はガタガタと震えて、せっかく食堂から届いた温かいご飯は外で凍らせ、冷たくなってから食べることが許される。食べなければ、灌食を強制する。いかに苦しめられても、賀さんは「転向」しなかった。
ある日、脅迫された賀さんは「私は死んでも『転向』しない!」と表明した。受刑者らは賀さんの服を脱がして、背中に法輪功創始者を罵る言葉を書いた。靴などにも法輪功を中傷する言葉を沢山書いた。1年後、警官の朱岩は異動した。
2012年11月22日、6年近く拘禁された賀さんは帰宅した。
再度連行され 身内は焦る
家族と9年間離れ離れにされた賀さんは、出所した3年後に再び連行された。
賀さんは自分の休み時間をつぶして、人々に法輪大法の真相を伝えていた。現在、賀さんと趙さんは撫順留置場に拘禁されている。家族は2人を救出するために、何度も関係部門を駆け回り、1日も早く帰宅できることを望んでいる。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)