【明慧日本2016年12月27日】中国で行われている生きている法輪功学習者からの臓器の強制摘出をテーマにしたドキュメンタリー映画「流血の刃(The Bleeding Edge)」が、今月14日、ワシントンD.C.のランドマークシアターで公開された。
この映画には二つのテーマがあり、一つは中国での法輪功への迫害の中での強制的な臓器摘出、もう一つは中国政府によるインターネットの検閲である。
「流血の刃」がワシントンD.C.のランドマークシアターで初公開された
2000年代始め、情報技術の急速な普及が、中国共産党政権にとって脅威となった。共産党は西洋のテクノロジー企業にインターネットアクセスの検閲と制限をするために、もう一つは、中国国民の活動の監視を目的とした「金盾プロジェクト」を開発するために大金を支払った。
「金盾プロジェクト」に携わっていた1人の白人技術者が、突然、急性心不全を患い、未知のドナーから、心臓移植を受ける事になった。しかし、彼は手術後の恐ろしい事実を知り、命の危険を冒して、信仰のために投獄された若い女性を救う旅に出る。
制作した李雲翔監督は、この映画の90パーセントが事実に基づいていると語った。若い女性法輪功学習者である主人公は、多くの犠牲者の真実の物語からなるものです。
共産主義受難者記念基金会(VCMF)の理事マリオン・スミス氏は、出演者の演技を称賛した。彼は米国の人々は、強制的な臓器摘出やその他の人権侵害に注意を払うべきだと述べた。
スミス氏は米中関係はこれらの真理に基づくべきであり、人権は新しいアメリカ政権が取り組まなければいけない不可欠な要素だと付け加えた。
観客には議会職員、記者、学者が含まれていた。
ワシントンのシンクタンクに所属する学者・クイン・ニー氏は「いくつかの国家と政府は、立ち上がりたくありません」と指摘し「初公演がメディアの注目を集めて嬉しく思います。多くの人が、中国における暴力と迫害に対して心配を寄せていると信じています」と語った。
「流血の刃(The Bleeding Edge)」は、英国議会とバンクーバーアジア映画祭でも上映され、今年6月に第51回ガブリエル賞(Gabriel Award)を獲得した。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/12/17/160359.html)