17年間の努力で 周囲の縁ある人が感動
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文/中国の大法弟子 李昭

 【明慧日本2017年8月28日】私の家は東北地方の辺鄙な田舎町にあります。村と周辺の村へ通じる道路は起伏して、坂道が多く、一部の道路はとても急勾配で、交通の非常に不便な所です。特に雪の日になると、道路が凍結して、タイヤが滑り、坂を上る時はとても大変で、交通事故が後を絶ちません。運転手はここを通る時、いつもビクビクして、慎重の上にも慎重に運転します。大雪が降った日は、バスは余儀なく運休し、周辺の住民に多くの不便をもたらしていました。しかし、この状況に対し、政府はまったく何もしてくれませんでした。

 このような状況を見て、村の法輪功修煉者は集まり、「私達は真・善・忍を修めており、師父に良い人になるように、また、いつでもどこでも他人のために考えるようにと教わっています。地元の今の交通状況に対して、私達はなんとかしなければならない」と、交流しました。

 当時、ちょうど法輪功が最もひどく迫害されていた時期にあたり、地元の同修はよく警察官に不当に連行され、自らの安全も脅かされていました。しかし、交流の中で、皆は「村人の出入りを容易にし、そして、村人が大法の素晴らしさと慈悲を感じることができるよう、私達は恐怖心を放下し、正々堂々とこのことをしっかり行わなければならない」と話し合いました。

 思いついたらすぐに行動に移しました。雪の日になると、私達大法弟子は約束の時間に外に出て除雪を開始しました。雪掻きをする人、雪をスコップやシャベルなどで取り除く人もいます。ある場所は除雪される前に、往来する車に踏み固められ、すでに部厚く凍結してしまっており、氷を少しずつ削って除去しました。除雪作業はいつも半日以上かかりますが、しかし、私達は誰も疲れを感じることもなく、終始楽しく作業しました。

 東北の冬はとても寒く、特に雪の降った後は、いつも凍りつくような厳しい北風が吹き、しかし、私達は誰もやめようとしませんでした。2000年から現在まで、お正月でも、祝祭日でも、雪が降ると私達は必ず除雪作業をし、17年間、中断することなく堅持してきました。

 最初の数年間、私達はただ近くの道だけを除雪していましたが、その後、二つの村の六つの坂道まで範囲を広げました。仕事の量が増え、作業時間が長くなり、一部の道路がどうしても間に合わない場合、私達は自腹で数百元を出して、炭殻を買ってきて、6カ所に分けて、滑り止めとして道に散布しました。雪の多い年になると、炭殻の購入量も増やさなければなりませんでした。

 最初の頃、村人は皆不思議そうに、「あなた達は道路の修理班ですか? 1日いくらをもらっていますか?」と聞かれ、「私達は法輪大法の修煉者です。皆さんが歩きやすいように奉仕しています。ボランティアです」と説明しました。その後、人々は「法輪功の修煉者達はわれわれ村人のためにボランティアをしている」と次第に分かってきました。

 除雪の現場では、たくさんの人を感動させるシーンがありました。クラクションを鳴らし、手を振ったりして謝意を表す運転手もいれば、頷いたり、手を振ったりして敬意を表す通行人、また不思議そうな眼差しで眺める乗客、笑顔で親指を立てる人もいました。そして、私達に飲み物や果物、パンなどを買ってくれる運転手がいて、私達は要らないと断ると、彼らは買って来たものをそこに置いて、発車する人もいました。さらに、「私のバスに乗ることがあれば、皆さんは全員無料です」と言う運転手もいて、また「誰かが法輪功の悪口を言ったら、私は絶対に許しません」と乗客に対して言う運転手もいました。

 通行人は皆、「あなた達は本当に素晴らしいですね。自腹で皆のために奉仕して、1、2回だけでなく、すでに十数年もこのようにやってきました。他の誰でもここまでやり遂げることは出来ません」、「法輪功を非難する人達は今どこに隠れているのでしょうか? 彼らはどうして除雪をしてくれないのでしょうか?」と言いました。ある古参の中国共産党員は感動して、「もし、中国人が皆あなた達と同じようになれば、警察も要らなくなりますね」と言いました。またある村の幹部はもっと率直に、「村の誰もが法輪功は素晴らしいと言っていますよ」と言いました。

 時々、村人も自発的にボランティアとして除雪に参加しています。中の1人は「村人は本当にあなた達に感謝しなければなりません」と言いました。

 お正月になると、往来する車の流れはほとんど絶え間なく、運転手はお正月でも皆のために除雪をしている大法弟子の姿を見て感謝し、絶えずクラクションを鳴らしながら、通過して行きます。皆さんの大法弟子に対する理解と支持を見て、私達も「このことをさらに奮起して続けていこう、もっともっとしっかりやっていこう」と思いました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/19/351322.html)
 
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