文╱フランスの大法弟子
【明慧日本2017年10月12日】師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!
私は1999年3月生まれで今年18歳です。
とても長い時間を経てから、私はようやく修煉の道を歩み始めました。以前から法輪大法を知っていました。母はフランスのオワーズ川の畔にあるメリキャッスル公園である大法弟子から法輪功を習いました。この公園は緑が多く、環境がとても素晴らしく、功法を習うには最適な場所でした。母は女性の友人を通して大法を知り、すぐに『轉法輪』を取り寄せて読みました。この本は母の視野を大いに広め、母の心の中の多くの疑問を答えて下さり、母は優しくなりました。ある日、母は一緒に公園に行って煉功をしないかと勧めてくれました。気功にまったく知識のない私は、最初、その気はなかったのですが、しかし、その日、友人が一緒に行ってくれるというので、私も行こうと決めました。それは2014年のことでした。
公園で煉功をして特別な感覚は覚えませんでした。ただ、功法を教えてくれた学習者はとても優しい人だと感じました。それから、私はまる1年かけて、ようやく『轉法輪』を読み終えました。この本を読むまで、私は何も信じませんでしたが、神の存在をどこかで望んでいました。私は伝統的な宗教に興味を示さなかったのですが、『轉法輪』を読み終えて、本に書かれた事を信じたように思いました。もちろん、完全に信じたとは言えないのですが、なぜか自分はそれを信じたい、時間をかけてゆっくりとその内容を受け入れたい、理解したいと思いました。中に説かれたものを一気に何もかも受け入れることが出来なくても、私は新しい見方で物事を考えることが出来たことを、とても嬉しく思いました。
1年が経ち、あっという間に2016年になりました。ある日、私はどこからか「法を正す」と言う言葉を耳にしました。この事をあまり知らないため、明慧ネットにアクセスしてその内容を調べました。
いくつかの文章を読んで、私はとても驚きました。その時、はじめて衆生が私達に期待していることを知り、私達は真相を伝え、三つのことをし、衆生を救わなければならないと分かりました。とても驚きました。これはいったいどういうことでしょうか? 自分は突然世界のたくさんのことを知り、甚だしきに至っては天機まで知ってしまったように思いました。これらの事を信じて良いかどうかを考えました。その後、じっくり考えた結果、私は自分に「考えてごらん。もし、これらの事が真実であれば、あなたは何もしなければ、将来、きっと後悔するでしょう。そうではないでしょうか」と言いました。
師父は「どの生命もどの人もただものではなく、背後に宇宙の膨大な生命群を代表しています。一人が済度されれば、その背後のすべての生命が済度されることを意味します。なぜなら、今生の人、今日の人の絶対多数は天上の王が世に下り、人間に転生したのです」[1]と説かれました。
修煉して2年後、私はようやく三つのことを行い、様々な執着心を取り除こうと決心しました。
最も私に適した真相を伝える方法は、ポストに法輪功の真相が書かれたビラを投函することでした。「私の周りに住んでいる人はきっと私と縁のある人で、前世、彼らは皆私の友人だったかもしれない」と思いました。
週末や学校の休みになると、私は早く起きて、ビラをポストに投函しました。最初のころ、他の人に見られたくないため、私はいつも朝5時前に、まだ暗いうちに起床しました。両親は私のやり方に賛成してくれました。道には街灯が明るく照らしてくれました。10年も空手を習った私は、夜中に1人で出かけてもまったく怖く感じず、しかも、私は夜の静かな環境が好きで、空いっぱいの星が私を見守っているように思いました。このことをする時、私はとても嬉しく、とてもいい気分でした。しかし、これだけではまだ駄目で、人に見られたくない心を取り除かなければならないと思いました。
それから、昼間もビラを配布しました。最初のころはとても難しくて、特に人から声をかけてほしくない、質問されたくないと思いました。なぜならば、私はまだ質問に答える準備が出来ておらず、中国で起きたことについてまだ完全に理解しておらず、ビラの内容をまだはっきり説明することが出来なかったからです。しかし、自分には人を助けたい気持ちがあると分かり、このビラもこのような役割を果たしてくれると信じていました。ただ、口を開いて話すのは、本当に難しすぎました。少なくとも当時の私にとってはそうでした。実はその後、ビラを配布した時、誰も私を邪魔しませんでした。ここで一言言わせてもらいたいのは、微笑むことです。微笑みはとても役に立ちました。とりわけ心から微笑んだ時、とても効果的でした。
今日まで、私はすでに三つの都市のほとんどのポストにビラを投函しました。
私は短い言葉で自分が通っている高校の2年の学友と先生に真相を伝えました。彼らにビラを手渡すことは出来るのですが、しかし、ほとんどの場合、私は真相ビラを彼らのノートに挟みました。高校3年の時、私はビラを図書館のとても目立つところに置きました。学校の高校生にこのビラを見てほしいと思いました。ただ、「自分はまだすべての学生にビラを手渡すことが出来ない」と思いました。
高3の時、私の授業の選択は高校の中で最も理想的で、もっとも効率的でした。それは私が授業以外の時間にビラを配布することが出来るよう、師父が按排してくださったと思いました。
2017年にフランスで行われた明慧サマーキャンプにも参加しました。そこでたくさんのとてもいい同修に会いました。彼らと出会って、自分はもう孤独ではないと感じました。その時、私はまだフランスには同修が多いかどうか知りませんでした。サマーキャンプの期間中、同修と一緒にはじめて市場で人に真相を伝えました。私は通行人にうまく話が出来て、彼らの質問に答えました。
きょうは、ここまでお話をさせていただきます。最後に、とても面白い事をご紹介したいと思います。『論語』を暗唱が出来た時、私は外ですこし散歩しました。その時、微かに赤くなった夜空に、親指を立てているような形の雲が見えました。私を励ましているようでした。本当に不思議でした。
師父に感謝します。同修に感謝します。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「大法弟子とは何か」
(2017年に欧洲法会での発表の原稿)