8年間自費で道路補修した学習者を再び連行
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 【明慧日本2017年11月12日】遼寧省葫芦島市・龍港区稲池村の鉄道の南側にある300メートルの道路は、ある1人の70代の人が自費で道路を補修したものである。道路を補修した人物は、法輪功学習者・高文志さんである。しかし、今年6月23日夜、自宅で警官に身柄を拘束され、誣告罪の疑いがあるという理由で現在まで留置場で拘禁されている。


インタビュー

 6月2日から7月24日の間、龍港区の白静さん、高文志さんなど13人の学習者が、相次いで不当に連行された。そのうち、4人は家に帰され(3人は執行猶予)、他の9人の案件は区裁判所に提出された。情報筋によると、連行の理由はこれらの学習者が江沢民を告訴したということである。中国憲法第41条には「国民は国家機関もしくはその関係者の違法、職務怠慢の行為を告訴する権利がある」とされており、国民の基本権利の一つと定めている。

 2015年5月以来、中国の法輪功学習者は江沢民告訴のブームを巻き起こした。現在、数万人の法輪功学習者とその家族は法輪功迫害の首魁である江沢民を告訴し、刑事告訴状を中国最高検察庁に郵送し、裁判に立たせることを求めている。江沢民を告訴することは正義の償いをさせ、すべての中国人の権利を守ることでもある。

 高さんは今年71歳で、市亜鉛工場の学校の元優秀な教師であった。かつてB型肝炎、鼻炎、中耳炎、腰痛などの病気を患い、1995年法輪功を学び始めた。「真・善・忍」に従い、心を修め、すべての病気が完治した。

 しかし、法輪功を学んでいるという理由で、高さんは1999年9月、3年の労働教養処分に処せられ、2002年労働教養所で懲役3年の不当な判決を宣告され、2005年に家に帰された。

 その後、高さんは郊外に引っ越し、野良仕事をしていた。30世帯が共用するこの道は長年の間改修されず、でこぼこで雨の日はぬかるみ、雪の日は滑りやすく、歩きにくかった。そこで高さんはわずかな生活費からアスファルトや石炭のかすなどを買い求め、人力三輪車に乗せて帰り、その道をきれいに直した。村民たちは高さんに会うたびに「法輪大法は素晴らしい!」と言い、「法輪大法は素晴らしい」は高さんとの挨拶になった。

 ある交通局の局長は高さんが実費で道を直しているのを見かけ、プレゼントをしてテレビ局に取材させようとした。高さんは「ありがとうございます。でもプレゼントはいりません。テレビの取材も受けません。私が受けると言っても、局長は放送する勇気がないかもしれません。なぜなら、私は法輪功学習者です。番組でこれは法輪功学習者が直した道ですと言う勇気がありますか?」。それを聞いた局長はとても驚き、あとで「法輪功のことを言わないでいいですか?」と聞いた。高さんは「それは無理です。私は常人の名誉など欲しくありません。それに私は常人であれば、このようなことなどしません」。「私はもう70歳です。2種の癌を患ったことがあり、医者に余命1年と宣告されました。それで私は法輪功を学び始めました。わずか2週間ですべての病気が治りました。今の私は若い頃よりも仕事ができるようになりました。これは法輪功の師父が私に良い人になるように教えていただき、『真・善・忍』に従い、自らを律するからできました」と答えた。

 8年間、高さんは合わせて4本の道を自費で補修した。それは総長3千メートルにおよび、3万元(およそ50万)を費やしたという。

 しかし、高さんは2015年に最高裁判所、最高検察庁に江沢民を告訴したという理由で、今年6月23日夜、自宅で身柄を拘束された。またその際、法輪功創始者の写真、法輪功の関連書籍、ノートパソコン、道路修理用の三輪車などの私物も押収され、市留置場に拘禁された。

 高さんが連行されたことを知った150人以上の村民は、サインや拇印を押し、高さんが良い人であることを証明し、早く無罪で解放するように求めている。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 

 

 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/4/356315.html)
 
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