しっかりと修め、終結を望まないように
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文/中国の大法弟子

   【明慧日本2017年12月31日】中国共産党の第19回全国代表大会の前後、私は新指導者が大法に対して一つの表明を出して、大法と大法弟子を迫害した悪い権力者を全部逮捕することをずっと望んでいました。そして毎日のようにネットを開いては、関連する情報があるか否かを見ました。この念頭がさほど大きくはなく、正しくないと分かっていましたが、いつも見え隠れしていました。

    先日、同修と交流しているとき、ある同修が「現在、多くの同修たちが修煉の打ち切りの事や、新指導者が大法の名誉回復を表明するのではないかとか、また名誉回復できなければ、せめて穏やかな修煉環境があればいいとか望んでいます。さらにある同修は習近平の写真を自分の携帯にダウンロードし、詩を作成して称揚し、ウィーチャットに送りました」と言いました。この数日、私は明慧と正見ネットの文章を見て、他の地区にもこのような現象があったのが分かりました。これはとても厳重で、修者にとっては原則的な大きな事だと思います。 

    実際、修煉はいつ打ち切るのかは、昔から今日までみな師父のご按排によるものです。私はどうして修煉の終結をいつも気にかけているでしょうか? 内に向けて探すと、原因は私心で、大きな私心でした。この数年、プレシャーがあまりにも大きく、少なくない苦を受けて、前へ進めなくなりました。終結したら、たとえ真相が大きく現れないとしても迫害の環境が無くなり、少し緩められるものと考えました。念頭は全部自分をめぐったものでした。

    師父は「このことはすでに最後まで来ており、私は焦っていてしょうがないのに、皆さんは気にしていません。しかし、最後になると、泣いても間に合わないのです。」[1]とおっしゃいました。

    一昨日、ある同修の家を訪ねました。同修は「自分の修めはどのような状態であるかを自分自身がはっきり分かっています。終結したら、私はまだこんな多くの執着を修めておらず、いったいどこへ行くのでしょうか」と話し、その場にいた他の同修も「終結を望んでも無意味です。私の願望は師父が少し遅く終結なさることです。自分をしっかり修めることができ、人心を多く修め、人を多く救い済度します」と言いました。同修と比べると、私との差がどれほど大きなものであるのかと感じました。

    これで、私は2017年明慧ネットの中国法会を思い出し、往年より素晴らしく、とても震撼させられました。法会の投稿募集のとき、私は応募した後、自分の修めがまだ良い方で、発表されると思っていました。しかし、ネット上での法会を開き、毎日見ても自分の文章がありませんでした。私は他の人たちに及ばないと強く感じました。このとき、私は自分がどれぐらい大きな自我を抱えているか、その自我を実証する心がどれぐらい強いかが初めて分かりました。これは大法弟子の基準に達していると言えるのでしょうか? 私は正念を発し、その「我」を取り除き、ネット上の法会が終了に近い頃になると、心にあったその大きな自我が多く取り除かれ、残ったものがすでに薄っぺらいものになりました。これは私が大きく得たものでした。

    時間が経つのはあまりにも速すぎで、少し緩めると、今日も煉功できなかったり、法を勉強できなかったり、発正念の時間が過ぎたりしました。毎日忙しく、振り返って見ると三つのことをあまりやっていませんでした。毎日、少なくない人心の現れを見、取り除くように頑張っていますが、いつもまだ完全に取り除かれていないようで、心が重くなりました。例えば、恐怖心、色欲の心、金銭欲などの修めが、まだしっかりできていません。修煉が終結したら、自分はどうなるのでしょうか?

   またたく間に2018年になります。時間が経つのがあまりにも速すぎで、1日、1週間、1カ月の中で、しっかりやらない内に、瞬く間に過ぎ去りました。法の中から分かることは、正法は終結と言うとただちに終結し、次の段階が来ると言うとただちに来るのです。師父は「この瞬間は千金、万金に値します。この道をしっかり歩むことは最も素晴らしいことです」[2]とおっしゃいました。私は自分に次のように戒めました。しっかり修め、終結を望まず、法を正す過程についていき、正法の最後の時期に人心をより多く取り除き、衆生をより多く救い済度し、無念を残さないようにします!

    最後に、師父の法の一節を心に刻み、同修とお互いに切磋琢磨し、励まし合うことにします。「法の勉強においてついて来られなくなった大法弟子だけが、この間に精進することができず、意気消沈してしまい、ひいては時間の大切さを忘れ、時間を無駄にせず大法弟子として行うべきことを行っていません」[3]

 注:
 [1] 李洪志師父の経文: 『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』
 [2] 李洪志師父の著作: 『各地での説法七』 「シカゴ市法会での説法」
 [3] 李洪志師父の著作: 『各地での説法四』 「アトランタ法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/12/13/357833.html)
 
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