湖南郴州市の李木ドさん 懲役3年の不当判決
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 【明慧日本2019年8月7日】湖南省郴州(チンシュウ)市の法輪功学習者・李木ドさんは2019年7月に懲役3年の不当な実刑判決を言い渡され、7月18日、郴州留置場から湖南網嶺刑務所に移送された。李さんに対する懲役刑は、この前に取り下げられた案件であるはずなのだが、釈放されたものの間もなくして、再度不当に連行されて裁判にかけられたものである。

 李さんは郴州市蘇仙区工商銀行の元職員で、法輪功の真相を説明していた時に、真相を知らない人に通報され、2018年5月28日に不当に連行され、拘束された。その後、李さんは解放された。解放された時に、李さんは留置場から釈放の証明書をもらった。証明書には「本案件が取り下げられた原因で釈放する」と明記されていた。

 法輪功学習者が真相を説明することは、決して違法なことではない。この事はさておき、この案件から見ても、すでに取り下げられた案件なので、法律上では李さんはすでに無罪が決定しており、再度、連行されたり、拘束されたりできないはずである。それにも関わらず、2019年3月6日、李さんは郴州から長沙への電車の切符を買っただけで、現地の国家安全保衛部門の警官らにより連行された。当日、「法律実施への破壊」という罪名で逮捕状が出された。家族が調べたところ、今回李さんが連行された原因は、前回取り下げされた案件の続きだという。つまり、前回李さんは解放されたが、国家安全保衛部門の警官が李さんを刑務所に送り込むことをどうしても諦められず、ずっとこのチャンスを待っていたということだ。

 5月12日、李さんは留置場で倒れて意識不明になり、病院に運ばれて救急処置を受けた。李さんの妻の周慧珍さんは病院へ駆けつけ、李さんを見舞った。妻がベッドの前に立つと、横になっていた李さんはかろうじて目を半分だけ開けた。変わり果てた夫を見た妻は二言三言しか言い出せずにいると、警備員がやって来て、追い立てるように病室から引きずり出された。情報筋によると、李さんは留置場で常に血を吐き、便血が出ていたという。そこで、妻の周さんは当局に何度も李さんの解放を求めたが、「罪を認めないから解放できない」という理由で、当局に拒否された。その直後、蘇仙区裁判所は法律を無視して、李さんに懲役3年の実刑判決を宣告し、罰金5千元を科した。

 7月18日、李さんは湖南網嶺刑務所に移送され、13監獄区に収監された。刑務所側はずっと家族との面会を禁止している。この湖南網嶺刑務所は、法輪功学習者を残酷に迫害することで有名な悪名高き黒巣の一つである。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/8/4/391015.html)
 
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