オタワで絵画展 芸術家が作品の物語を語る
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 【明慧日本2020年7月8日】カナダの首都・オタワで2020年6月20日土曜日、「生まれつきの芸術家」が集まり「国家芸術大道」という活動を行ない、北アメリカの芸術家、音楽家、手芸工芸者、演出家などが屋外に、自分達の作品を展示した。

'图1:2020年月20日(周六),渥太华画家Kathleen Gillis在户外展示画作。'

オタワの画家キャスリーン・ギリスさんは作品を展示

 オタワの画家キャスリーン・ギリスさんは活動に参加し、自宅の前に4つの作品を展示した。「劉成軍’(固い意志)」、「倒影(Reflections)」、「目撃者・参与者(Observer-Participant)」と「中国大使館を浄化(Cleaning the Chinese Embassy)」であった。ギリスさんは「現在、中共ウイルスが爆発的に流行している期間中なので、人々は芸術館とか映画館に行けないため、土曜日に、自宅の前、およびコミュニティに、自分の作品を展示しています。そうしてはじめて、近所の人や友達が観賞に来られるのです。本当に良いアイデアなので、私は参加しました」

 ギリスさんは記者に作品を紹介し、説明した。1番目の「劉成軍’(固い意志)」という作品はギリスさんが2003年に創作し、中国共産党(以下、中共)によって違法に拘禁された法輪功学習者・劉成軍さんのことを語っている。「劉さんはテレビ番組で法輪功の真相をアナウンスしただけで、中共に連行され、酷刑を受け、最後には迫害により命を失ったのです。この事実を見逃してはいけません、必ず描くのです」

 この作品に関して、ギリスさんの理解は、苦難は一時的なものであり、我々は高尚な信念と固い希望を持たなければならない。この絵は希望を表し、絵の中の一つの手が、修煉者を導きその試練を乗り越えられるのだと言う。

 2つ目の「倒影(Reflections)」は、他の空間で発生したことを語っている。ギリスさんは「この作品は哀悼を表すだけではなく、世の人に、大法弟子が迫害により死亡することが確実に発生していると示しているのです。この世では、輪廻と報いを受ける理があるので、このことがずっと続いたら、必ず罰を受けるのです。作品の下に、一つの切られた悪の龍は中共を指しているのです」

 ギリスさんを含めて、世界各地の法輪功学習者達は1年間ずっと、中国大使館前で抗議に参加し、中共による法輪功への迫害を非難している。「目撃者・参与者(Observer-Participant)」という作品に表しているのは、オタワの中国大使館前に法輪功学習者たちが中共による迫害に抗議する姿である。ギリスさんは毎週水曜日に、中国大使館の前で抗議している。ギリスさんは作品の中に、大法が全世界に広がっている様子が現れ、さらに他の空間に東方の神と、西洋の神が存在していると言った。 

'图2:Kathleen Gillis的画作:《净化中领馆》。'

キャスリーン・ギリスさんの作品・「中国大使館を浄化(Cleaning the Chinese Embassy)」

 もう一つの作品・「中国大使館を浄化(Cleaning the Chinese Embassy)」に関して、ギリスさんは、この作品に関しては、まだ75%しか完成していない、やらなければならないことが、たくさん残っていると言う。作品の下に、全世界の法輪大法の弟子が坐禅しながら、この世界を清めている。作品の上を見れば、2つの窓があり、1つの窓は中国大使館に向き、もう1つは空に向いている。1人の大法弟子が、世の人に青空を見てもらうように、梯子に登って、窓を拭いている。

'图3:Gillis女士的画展虽然只有几个小时,还是吸引了许多外出散步的家庭驻足赏画。'

ギリスさんの作品展示会は、数時間だったが、多くの人を惹きつけた

 展示会はわずか数時間しか行なわなかったが、多くの市民を惹きつけていた。観賞に来た市民は作品に大きな尊重を示し、いろいろ問題を問いかけた。人々は、作品から平和的な雰囲気が感じ取れると言い、細かいところや、現れた現実主義を称賛した。

 ギリスさんは記者に、幼い頃から芸術家になるのが夢だった。大学を卒業してから、教育に関する仕事に従事し、個人の画展を開いている。「教育と芸術に従事しているこの30年、法輪功の学習者となることは本当に幸せです。自分の生命にとって、とても重要なマイルストーンと言えます。私はこの特殊な時期におり、世の人に真相を伝える責任があります」

 修煉によって起きた変化に関して、「芸術を通して情報を表すという目的は修煉する前と、修煉後では変わっていないが、しかし、修煉後、芸術上の表し方、及びその内包が、より統一になり、深くなったのです。法輪大法を修煉してから、創作の構想がよりはっきりとし、創作の素材や、意義に関して認識できるようになった」

 法輪大法の学習者として、ギリスさんは「自分の責任は、この時期の学習者の風貌、中共による法輪功学習者への迫害、及び法輪功学習者の迫害停止の呼びかけ活動などを正しく表現することです。この特殊な歴史上の時期に身を置いていることは、本当にラッキーで、幸せなのです。芸術家として、このすべては記録すべきでしょう。伝統的な絵を描く技法と油絵という芸術形式を専門に研修することを含めているのです」

 ギリスさんは「より多くのカナダ人は法輪功の真相を分かるようになりました。以前、画展を開く際に、法輪功に関して、聴いたことがないという人がいましたが、今日は1人としていませんでした」と話した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/24/408142.html)
 
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