宇宙の正の要素に責任を負うことは、大法弟子の神聖な使命である
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文/中国の大法弟子 出凡  

 【明慧日本2020年11月18日】2020年は大変な年となりました。一方では中共ウイルスが世界中に蔓延し、他方では様々な予想外の出来事が次々と起こりました。私自身の理解では、混沌とした中にあっても平穏な心を保ち、世界の多くの出来事に動じないでいられるかどうかは、自分次第だと思っています。アメリカで何が起きているのかとても気になりますが、世界の変化に心が揺らぐことのないように気をつけています。

 10月1日、トランプ大統領が米国で中共ウイルスに感染した時、たまたま私は2人の同修と外で食事をしていました。彼らは自分が疑問に思っていることを話してくれたので、私は自分の理解を話しました。

 (一)旧勢力が大法弟子をテストしている。「あなた達の師父は中共ウイルスが中共を狙っていると言っていましたが、反共産主義者であるトランプが中共ウイルスに感染してしまった今、それでもあなたたちの師父の言うことを信じるのですか?」

 (二)大法弟子が真相を伝えることを妨害している。大法弟子の多くは、中共ウイルスは中共に向けられてきました。トランプが中共ウイルスに感染したとなると、大法弟子がこれまでのように中共に向けられていると伝えれば、多くの人々が疑問を持ち受け入れられなくなるでしょう。その結果、大法に救われるチャンスを失うことになるのです。

 私の話を聞いて、2人の同修は特に反対もしませんでした。

 11月3日、アメリカの選挙日です。アメリカに潜む共産主義者たちが力を合わせて卑劣な方法で不正をして選挙を操作し、トランプに不利な状況が生じたとき、親戚(同修)から「多くの人が受け入れられず、結果に疑問を持っています」との電話がありました。私は「悪は正義に勝てないのですから、人心が動じてはいけません。最終的に、必ず良い結果が出ます。そして、人々が世界で何か偉大なことを成し遂げようとするならば、間違いなく非常に大きな抵抗に遭遇するでしょう」と伝えました。その後、基本的に私はこの件には無関心で、あまり気にしていませんでした。

 2020年11月7日に明慧編集部から発表された「原則と基点をはっきりと分かっていなければならない」を読んで、自分の理解が非常に狭く、勘違いしていると感じたのです。

 世の中の事に心を動かさないことを出発点にして、世の中の悪が狂っていくのを黙って見ているのは、間違っていたことに今更ながら気付きました。10月1日、トランプが中共ウイルスに感染したのは、旧勢力が病気を利用して「神によって選ばれた」トランプを排除し、法を正すことを妨害するという旧勢力の計画を実現するための一部です。

 師父は『轉法輪』の第七講「殺生の問題」で、「もし天象変化の下でその通りに動く人がいなければ、常人社会にある種の状態がもたらされることがないのですから、天象の変化とはいえなくなります」[1]と説かれました。師父が教えて下さった法から、アメリカの選挙の背景にある神と魔の要素を非常に明確にすることができます。

 言い換えれば、今日のアメリカの選挙は、世界の天象変化、つまり天象変化によってもたらされた状態の表れに過ぎないのです。表面上は2人の大統領候補者が大統領選に向けて選挙活動をしていて、2人の政党が大統領選を争っていますが、本質はもはや人間界の表面上で起こっていることではなく、その背後にある神と悪魔の決闘の表れです。それは、師父が法を正すことを人間空間に突破させて世間に顕現しようとされているときの、旧勢力の妨害と破壊です。

 神の側は、大法の師父と師父に率いられた大法弟子たちであり、師父を支える各界の神々でもあります。

 悪魔の側は、嫉妬から、自己保身のために、宇宙と全人類の安全を顧みずに旧勢力と彼らが操る様々な空間の腐敗した生命、主に共産主義者の悪霊たちです。

 人間の側は、トランプは神に選ばれた人として、この人間世界では大法弟子を助け、世界を伝統に戻していく人です。トランプの選挙の相手は、大法や大法弟子を迫害して、神の信仰を破壊し、法律と行政のレベルで人間の道徳を完全に破壊し、共産主義を助長する旧勢力が選んだ人です。

 さて、アメリカの選挙は非常に複雑な状態になっていますが、この混沌とした状態も、神の按排の整然とした配置の一部なのかもしれません。この歴史上の最も肝心な時に、いかに大法弟子の意識を高め、この「善と悪、神と悪魔の戦い」の中で、大法弟子が行うべきことをどうやってしっかり行うかを、私たちは考えるべきです。

 人間レベルでは、法輪大法の弟子として、人心が動じたり、政治に参加したりすることなく、静かに物事が発展するのを待つのでしょうか? それとも、神の念を使って何かを行うのでしょうか? 修煉者は常人の政治に参加しません。大法の実践において、常人の政治の名声や財産を追求するのではないのですが、しかし、常人の社会における善悪の区別ができないわけではないのです。

 修煉において、「神と悪魔の戦い」なので、常人と必ずしも同じ方法ではありませんが、黙って見ているわけにはいきません。

 師父は「皆さんにこのようなことを話したことがあります。佛とはなんでしょうか。如来は真理を踏まえて意のままに来ており、それは世間の人が名付けた呼称です。しかし正真正銘の佛は宇宙の保護者であり、宇宙の全ての正の要素に責任を負うのです」 [2]と説かれました。

 どうやって行うのでしょうか? 私たち修煉者は、新しい宇宙の守護者として、宇宙のすべての正の要素を守るために、この重要な瞬間に法を正す師を手伝わなければなりません。宇宙のすべての正の要素の責任を負うという神聖な使命をもって、師父から与えられた神通力を発揮し、すでに修め遂げてきた神の能力を発揮して、この「善と悪の戦い、神と悪魔の戦い」に積極的に参加しましょう。毎時間に正念を発することで、悪魔による選挙結果への妨害を直接取り除くことができます。

 上記は個人的な体験であって、必ずしも大法の要求に基づいているわけではなく、あくまで参考です。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [2] 李洪志師父の著作:『導航』「米国西部法会での説法」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/9/414837.html)
 
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